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韓国新首相に黄教安氏 元検察官、腐敗一掃を強調
韓国国会は18日、裏金疑惑で4月に辞任した李完九前首相の後任に指名されていた黄教安法相(58)の任命同意案を、賛成多数で可決した。
黄氏は元検察官で、公安担当などを経て釜山高検検事長などを歴任。2013年、朴槿恵政権発足とともに法相に就任した。朴政権は、裏金疑惑に問われた前任者に代わって法相を充てることで、腐敗を一掃する姿勢を強調する狙いがある。
李前首相の辞任後、崔●(=日の下に火)煥・経済副首相兼企画財政相が首相代行を務めており、中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大に伴い観光客が激減するなど経済にも悪影響が及ぶ中、朴大統領には早期に首相を決め、崔氏を経済政策に専念させたい意向もあった。(共同)