自転車専用道で原付き事故 危険運転致傷容疑で高校生送検へ 兵庫
神戸新聞NEXT 6月18日(木)15時1分配信
今月8日に兵庫県西宮市の自転車専用道路をミニバイクで走り、女性をはねたとして自動車運転処罰法違反容疑(過失傷害)で逮捕された私立高校3年の男子生徒(17)=西宮市=を、西宮署は同法違反(危険運転致傷、無免許)に容疑を切り替えて送検することが18日、捜査関係者への取材で分かった。
交通事故の厳罰化で新設された「通行禁止道路走行」の規定を、単車による自転車専用道路走行に適用するのは兵庫県内初という。
男子生徒は8日午後4時45分ごろ、西宮市高松町の阪急西宮北口駅東の線路下をくぐる自転車専用道路でミニバイクを無免許運転。付近にいた警察官4人の制止を振り切って逃走し、自転車を押して通行していた女性(43)をはね、左足に打撲などの軽傷を負わせた疑い。
捜査関係者によると、「無免許がばれたくなくて逃げた」と容疑を認めているという。
昨年5月の同法施行で、危険運転致死傷罪の適用に通行禁止道路走行の規定が新設された。同法の過失運転致死傷罪の最高刑は懲役7年だが、危険運転致死傷罪の最高刑は懲役20年に厳罰化されている。