ワシントン=杉山正
2015年6月18日16時35分
カーター米国防長官は17日、米下院軍事委員会の公聴会で、イラクで過激派組織「イスラム国」(IS)と戦う新兵が不足し、訓練計画が遅れていることを明らかにした。
米側は今秋までに2万4千人の兵士を訓練する計画だったが、これまでに約9千人しか集まっていないという。カーター氏は、「訓練はかなり遅滞している。十分な数の新兵の供給を受けていない」とし、イラク政府に取り組みの強化を求めた。
オバマ政権は今月10日に訓練強化などを目的に、ISが掌握するイラク中部の要衝ラマディ近くのタカドム基地への米兵450人の追加派遣を発表したばかり。カーター氏は「新しい局面が開けることを期待する」と話した。
一方、米軍はシリアで戦う反体制派にも周辺国での訓練や武器供与を実施している。カーター氏はこの計画について「イラクでの計画よりも困難がある」とした。訓練を受ける側の身元の確認や、米側と目的を同じくしているかを見極めることが非常に難しいことが判明したという。具体的な数字は示さなかったが、受け入れた兵士は計画を下回っているという。(ワシントン=杉山正)
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