沖縄タイムス
2015年6月17日03時00分
沖縄戦直後の一時期、現在の名護市瀬嵩区に存在した「瀬嵩市」の案内板が、当時民間警察が駐在した区内の民家跡に残っていることがわかり、名護博物館が19日からの戦争展で展示する。案内板は雨戸に使われた板に英語を交えて記されており、所々ひび割れているが、保存状態はいい。「こんなにきれいに残っているとは」と博物館関係者を驚かせている。
案内板は、13日に市教委が主催した「第21回高校生とともに考えるやんばるの沖縄戦」で、参加した北部8校の高校生62人に紹介された。
民間警察が駐在した民家は比嘉政子さん(85)=浦添市=の実家で、同じ場所に建て替えられた実家で政子さんが保管していた。政子さんは、母から「これは大事にしておくように」と言われてきたという。
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