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韓国のMERS 新たに3人死亡 死者23人に
6月18日 10時57分

韓国のMERS 新たに3人死亡 死者23人に
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重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」の感染が広がる韓国で、新たに3人の死亡が確認され、これで死亡した人は合わせて23人、感染者は165人となりました。
韓国の保健福祉省は18日、「MERSコロナウイルス」に感染して治療を受けていた60代の男性2人と80代の女性1人の合わせて3人が死亡したと発表しました。
また、新たに3人の感染が確認され、これで感染が確認されたのは165人となり、このうち死亡した人は23人となりました。
新たに感染が見つかった3人のうち2人はいずれも医療スタッフで、病院の中で感染し、1人については「感染経路を調査中だ」としています。
また、17日、感染経路を調査中だとしていた33歳の医療スタッフは、ソウルの病院の放射線技師で感染者のレントゲン検査の際に接触し、感染したということです。
一方、治療を受けていた5人が退院し、感染者のうちこれまでに退院したのは24人になりました。
韓国政府は、「今月末には新たな感染者が出ないようにするのが目標だ」としていて、感染者と接触した人など合わせて6700人を自宅や医療機関での隔離の対象とする措置をとって、感染拡大を食い止めるため全力を挙げています。

成田空港で水際対策を強化

成田空港では、水際での対策を徹底するため、韓国などからの便の到着に合わせて、検疫官が感染が疑われる人と一緒にいた場合には申告するよう注意を呼びかけています。
検疫所はこれまで、韓国や中東から到着した人たちに対し、ウイルスへの感染が疑われる人と一緒にいた場合には申告するよう、チラシやポスターを通じて呼びかけていました。
しかし、日本時間の17日、WHOが各国に対策を求める声明を出したことを受けて、水際での対策を徹底するため、検疫官が到着した人たちに直接、注意を呼びかけて、申告を促す取り組みを始めました。検疫所は、現地での滞在から2週間以内に発熱やせきなどの症状が現れた場合には、医療機関を受診する前に、最寄りの保健所に電話で連絡するよう呼びかけています。
成田空港検疫所の高梨善雄空港検疫管理官は「依然として韓国や中東で患者が発生しているので、水際での対策をしっかりと行いたい」と話していました。

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