先週の26日には、私が会長を務める日本教育再生機構大阪の、平成23年度の総会が開催されました。

会員の皆様方には、公私ご多用の中ご参加下さいまして、本当にありがとうございました

23年度は、歴史歪曲教科書の駆逐を目指す「教科書改善シンポジウム」や、
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安倍晋三元総理・松井一郎大阪府知事がパネラーであった「大阪府教育基本条例シンポジウム」
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といった大きなイベントの開催の他、中学生が使用する教科書の採択の年でもありましたので、当機構大阪会員による、採択が適正になされるよう府内各地での働きかけが行われた一年でありました。


これらの取り組みが大阪の教育再生にとって、確実な成果として表れてきている事を実感しております

これもひとえに、会員皆様方の教育再生を願う情熱と、高い志によるものでございます。
この場で改めて敬意を表します。


 昨年度事業の報告後は、府内の公立で唯一育鵬社公民教科書が採択されました東大阪市の野田義和市長と、東京都職員であり、教育再生に関する書籍を多数執筆されている教育評論家でもある森口朗先生を講師にお招きし、講演会を開催いたしました。

野田義和東大阪市長
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森口朗先生
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野田市長からは、育鵬社を採択した事で、特定団体からの嫌がらせが市役所に連日寄せられたという事実や、教育委員会が最終的な採択権者ではあるが、教育委員会に情報を上げる選定委員会という組織がかなり偏った考えの者で構成されているので、そこから改めなければならないと、当事者側からの貴重なお話しをして頂きました。
この選定委員会の件は私達も昨年の教訓としている所であり、次回の採択が適正に行われる為には、今から地道に活動していかなければならないと決意をしております

森口先生からは、「教育の再生を阻害する者は誰か」というテーマでお話をして頂きました。
教育とは、まずは「人間をその国の国民にする事」、次に「その国民を道徳的・学力的・体力的に鍛える事」だと仰っていました。
現在の教育が崩壊しているのは、教える側の人間が国を全否定するような考えの持ち主である事が原因だという事です
教える側というのは教員(教職員組合)だけではなく、教育学会、大学の教育学部、そして教育委員会の役人の複合体であるとのお話しでございました。
本当に子供の為に一生懸命な先生方ももちろんいらっしゃいますが…、戦後レジームの根は深いものです

 教育正常化にはまだまだ努力が必要ですが、これからも「日本の再生は、教育の再生から始まる」を信念に、機構大阪会員が一丸となり、教育再生運動に取り組んでまいります


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5月31日 
「真の教養」
 
およそ真の教養とは、人類の有する偉大な著作に親しむ事によって得るものです。そこで昔から優れた定評のある良い書物を少しずつ読むことであります。
 人間としての教養の書、人としての哲学の書、修養の書というものを、注意して毎日たとえ三枚でも五枚でも、そういう書物を必ず読むようにする。いわゆる座右の書を持つということであります。