「死のワナの地下迷宮」表紙がモンスターから美少女に変更 作者が困惑
イギリスの小説「死のワナの地下迷宮」の作者、イアン・リビングストンさん(65)が困惑している。自分の作品の表紙が、日本版の新訳が出た際にオリジナルとは似ても似つかない可愛らしい物に変えられてしまったからだ。
1985年に最初の日本版が社会思想社から出版された際には、イギリス版と同じく、目がたくさんあるモンスターが登場する恐ろしげな表紙を使っていた。しかし、2008年に日本版の新訳が「デストラップ・ダンジョン」と改題して、ホビージャパンから出版された。この際に美少女キャラクターを前面に出した表紙に変わってしまった。
イアンさんは6月14日、日本版の旧版と新版を比較した上で、「悪名高い日本版のカバーが出るまでは、イギリス版と同じ物を大体どこも使ってくれてたのになぁ。はぁ……」と、ため息交じりにツイートしている。
The Deathtrap Dungeon cover published by Shakaishisou Sha, our first Japanese publishers, was great. @PulpLibrarian pic.twitter.com/IEYrM9zRAu
— Ian Livingstone (@ian_livingstone) 2015, 6月 15
Foreign publishers mostly used the original UK covers....until the infamous Japanese Deathtrap Dungeon cover. Huh??? pic.twitter.com/6Sa8ln6m04
— Ian Livingstone (@ian_livingstone) 2015, 6月 14
■「死のワナの地下迷宮」とは
「死のワナの地下迷宮」は、1980年代に世界中で流行した「ゲームブック」の一種。本文がいくつものブロックに分かれており、読者が選択肢を選んで進むことでストーリーが展開するのが特徴だ。
賞金稼ぎが暴君サカムビット公が考案した地下迷宮に挑む「死のワナの地下迷宮」はゲームブックの中でも特に人気があり、イギリスだけで30万部以上売り上げたとも言われている。
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