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10月度会員定例会を開催、高橋北海道知事にご挨拶いただく(2005.10.14)


 10月度会員定例会を14日、オークスカナルパークホテル富山で開催し会員90名が出席した。最初に(財)富山県女性財団の伊藤清江専務理事が女性財団の活動、取り組みについて説明された。また、同財団が新たに導入した賛助会員制度への協力依頼があった。

 続いて、「全国エコタウン大会inとやま」ご出席のために富山に来られていた高橋はるみ北海道知事が会場に見えられ、北前船の昆布ロードで結ばれた北海道と富山とは長い歴史的つながりがあると述べられるとともに7月に当会が北海道を訪れ、表敬訪問した際のお礼の御挨拶をいただいた。
写真:高橋はるみ 北海道知事 
●高橋はるみ 北海道知事
写真:講師 高橋 乗宣氏
●講師 高橋乗宣氏

 その後の講演会では、講師に相愛大学学長の高橋乗宣氏を招いて、「これからの日本経済」と題してご講演いただいた。高橋先生はまず、「これからの日本経済について、バラ色の話はできない」と切り出された。現在、日本は、いざなぎ景気、バブル期に続く、戦後3番目に長い景気回復期にあるが、内容は大企業、特に製造業の改善が非常に大きく、中小企業はむしろ後退していると話された。
 また、日本経済の未来を考えるには、2つの大きなリスクがある。1つは金利。もう1つは為替レートである。
 金利については2001年から始まった日銀の量的緩和策解除により国債の相場が下がり、長期金利が上昇する。為替レートについては米国の時限立法である米国海外投資法が期限切れとなり、ドル安が進むとのこと。この2つが最大のリスクとなる。
 これからの日本は成長のリーディングエリアとなる中国などアジアの風を上手く受けていくことが大事であると話を締めくくられた。

 

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