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日韓外相会談は歴史認識が焦点も進展不透明
6月18日 4時02分

日韓外相会談は歴史認識が焦点も進展不透明
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岸田外務大臣は来週21日、韓国のユン・ビョンセ(尹炳世)外相と東京都内で会談することになり、いわゆる従軍慰安婦など歴史認識の問題が焦点となる見通しですが、日本側はこれまでの立場に変わりはないとしており、両国の関係改善に向け進展がどこまで図れるかは不透明な状況です。
岸田外務大臣は、日韓両国の国交正常化から50年になるのに合わせて、韓国の外相としては4年ぶりに日本を訪問するユン・ビョンセ外相と来週21日に東京都内で会談することになりました。
会談では、パク・クネ(朴槿恵)大統領が、先に、いわゆる従軍慰安婦の問題に関する日本との交渉が最終段階にあるという認識を示したことや、これまで8回にわたって行われた両国の外務省の局長による協議内容などを踏まえ、歴史認識の問題が焦点となる見通しです。
ただ、菅官房長官が「日本の考え方は今まで何回となく申し上げてきたとおりであり、そうしたことを粘り強く説明していきたい」と述べるなど、日本側はこの問題に関するこれまでの立場に変わりはないとしており、両国の関係改善に向け進展がどこまで図られるかは不透明な状況です。
また「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録を巡り、ユン外相が先週、世界遺産委員会の議長国を務めるドイツを訪問し、反対の姿勢を示したことを受けて、岸田大臣は、学術的な観点からの勧告に政治的な判断を持ち込むべきではないとして改めて理解を求めることにしています。

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