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大阪26位に後退、東京は7年連続4位 森記念財団、世界都市ランキング
都市問題を研究する森記念財団(東京)が9日発表した平成26年の世界主要40都市の総合力ランキングによると、大阪は前年の23位から26位へ後退した。東京は平成20年の調査開始以来7年連続で4位となった。
26位の大阪は23年に15位まで浮上したが、その後は3年連続で下落。今年は高級ホテルの客室増など観光面で評価を上げた一方、東京、大阪の両証券取引所の経営統合により、現物株取引が東証に一本化されたことなどが影響して順位を下げた。
日本総研の広瀬茂夫・関西経済研究センター所長は「東京一極集中が進んでいる証拠だろう」と指摘したうえ、「大阪は梅田や阿倍野で再開発が進み、今後評価が上がる条件はある」とみる。
1位は3年連続でロンドン。4位の東京は32(2020)年の五輪開催で「評価が高まれば(順位の)状況は変わる」(森記念財団の市川宏雄理事)という。
ランキングは、世界の主要都市を経済規模や住みやすさ、交通の利便性など6つの分野で総合評価した。