辺野古移設:海底ボーリング調査期間を再延長方針 防衛省
毎日新聞 2015年06月16日 21時08分
防衛省は16日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設作業を巡り、6月末が業者との契約期限となっている海底ボーリング調査の期間を延長する方針を固めた。3月に続き2度目の延長となる。防衛省は夏にも埋め立て工事に着手する予定は変えない方針だが、工期は遅れている。
沖縄防衛局は、海底の地盤を調べる海底ボーリング調査を昨年8月に開始したが、昨秋の台風の影響で中断。その後も沖縄県知事選への影響などを考慮し、再開は今年3月までずれ込んだ。
3月末に6月末まで期限を延長したが、台風などの悪天候や水深の深い場所での調査に手間取り、予定する19カ所中、これまでに調査が完了したのは11カ所にとどまっている。