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MERS拡大、感染力や致死率は 中東発、死者458人

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MERSウイルスの考えられる感染経路MERSウイルスの考えられる感染経路

日本でも中東呼吸器症候群(MERS〈マーズ〉)への警戒が強まっている。2012年に中東で初めて見つかり、今年5月以降、韓国で感染拡大が続いている。原因となるウイルスの性質や韓国で感染者が増え続ける事情を探った。

 MERSのウイルスは、2003年に世界で流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)と同じコロナウイルスの仲間の新種で、12年にサウジアラビアで患者が確認された。世界保健機関(WHO)によると、16日現在、中東や韓国を中心に世界25カ国で1293人の感染が確認され、458人が死亡した。

 家畜のヒトコブラクダから患者と同じウイルスが見つかっており、鼻水やつばなどを通じて人間に感染するとみられている。野生のコウモリからも同じウイルスが見つかったとの報告もある。WHOは「はっきりしたことはわかっていないが、過去のある時期にコウモリからラクダに感染したと考えられている」としている。

 人では感染から2~14日で発熱やせき、息切れなどの症状が出て、重い肺炎を起こす人もいる。


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