自宅の庭で牡丹・芍薬の花が終わった後に、ここ数年あまり気に止めなかった花が数株咲く。
外来種と思うが一度調べてみようとネットで検索をして探し出した。
花の名は 「アルストロメリア」 で南米原産の外来種のようである。
多くの種類があるようで艶やかな色で、小柄な花であるが良く目立つ。
これまでは草と思って切り落としていたような気もする。
家内が植えたものだと思うが、当初は花は咲かずに枯れていた。
気候に合わなかったのかも知れない。
長いこと忘れていたが、その後造園で移動した際に球根が紛れていたのかツツジの中から茎が伸びて咲いている。
堀おこそうかと思うが、ツツジの木の中から芽を出すので、ずっとそのままにしている。
家内が世話をしていたらうまく咲したかも知れない。
ふと、そんなことを思いながら写真を撮った。
ホタルブクロも同様で、長いこと雑草と思い刈り込んでいた。
今年も数株であるが花を咲かせている。
NPO法人「山野草の里づくりの会」 に2007年(平成19年11月)に会員として参加し7年半になる。
この会も発足して10年以上は立つようであるが、当初参加した時は荒れており、あまり山野草の花も見当たらなかった。
その後、会員の皆さんの努力もあって、狭い範囲ではあるが徐々に山野草も増え、今年は今までに見られなかったところにササユリの花が咲き始めた。
また、山百合も多く芽を出し今年も沢山の花を咲かせてくれることと楽しみにしている。
咲き出すのは6月末頃で草の生い茂る傾斜地に多く見られる。
山野草園の除草も大変で、数名の退職した高齢者の方々の週に2日の活動で維持しているが、歳と共に厳しさを増しており何時まで続けられるか心配である。
絶滅危惧種の植物も見られており、是非この活動を維持できるように頑張っていきたいと思っている。
私も70歳を越し、年々体力の衰えを感じており週に1日の作業がやっとの感じである。
ただ、人が手を加えればそれなりに山野草も答えてくれるようで、時期になれば花を咲かせてくれて嬉しいものである。
それを楽しみに活動に参加している。
ササユリ ホタルブクロ ナルコユリ
ササユリは今が最盛期で薄いピンク色が美しい
アザミ キンラン
アザミにアゲハ蝶が止まって蜜を吸っていた。 ただ、可愛そうにも羽が破れて後ろ羽根は殆ど無く、それでも頑張って飛んでいた。
キンランは絶滅種のようであるが、皆さんの努力で少しずつではあるが増えつつある。
写真は5月の初めに撮影したものである。
6月7日 橿原市昆虫館 でむし祭りのイベントが有り、私も NPO法人「山野草の里づくりの会」 から始めて参加した。
この昆虫館の「むし祭り」は毎年行われており、当館では大きなイベントになっている。
1日ではあるが、1000人以上の来館者が訪れるようである。
私たちは、会のビオトープに生息している水性昆虫を展示し、それを描いてもらい昆虫に興味をもってもらうことであり、子供達は手で触ったりして大いに喜んでもらったようである。
ゲンゴロウ、イモリ、ドジョウ、サワガニ等で子供達にとっても身近に見られることが良かったと思う。
また、草(シュロ)の葉や麦藁で作る工作を行ってもらい、子供たちと共にお父さんやお母さんにも興味を感じてもらったようである。
特にシュロの葉で作るバッタには興味を感じて、多くの人が作られた。
当初は小学生では難しいのではないかと心配したが、ある程度教えれば結構上手に作っていた。
日頃は作られたもので遊ぶことが多い子供達であるが、自分で作るということでは良い経験になったと思う。
指導する立場で忙しい1日であったが、楽しく過ごすことが出来た。
今回は主に工作のシュロバッタを担当した。 写真は練習のために自宅で作ったものである。
今年もNPO法人「音楽の森」が主催する春の自然学校に参加した。
今回は世界遺産の法相宗大本山興福寺で芸術・文化遺産・伝統の文化を学び、東金堂で本尊に歌の奉納で祈りを捧げた。
中金堂は再建中で実際現場に入り瀧川寺社建設の社長のご案内で説明を受けた。
宮大工の匠の技が現物で見ることが出来ると共に、その技に敬嘆した。
国宝館では多くの仏像を拝観したが、特に国宝「阿修羅立像」の拝観するのは二度目で何か感銘を受けるものがあった。
仏像の撮影は禁止されているので以前に何かの写真を見て鉛筆で描いたものである。
夜は薪御能の鑑賞があり、保存会の副理事石原氏の講話を受け望んだ。
通常は興福寺の石舞台で行われるが、今回は雨の予報もあり文化会館で行われた。
前もって粗筋を知った上で望めば良かったのだが、解らないままに鑑賞したために御能そのものを十分に理解することが出来なかった。
ただ、狂言では二人のやり取りは愉快で面白く感じた。
御能に関しても撮影が禁止されており、写真は無い。
二日目は宝蔵院流槍術宗家一箭氏の講話と型の実演を拝見出来た。
2.5mの槍からの気迫の威容さには圧倒させられた。
東金堂での歌の奉納は東北震災の復興を祈願し「花は咲く」を含め4曲を歌った。
今回は堂内が狭く拝観者を絶たれ行われたもので、お寺側の気配りは大変だったと思うと共に、感謝をしなければならないと思った。
ただ、これまでの歌の奉納に比べ歌声が堂内に共鳴していたのか、非常に心に強く感じ込み上がるものあった。
一昨年の東大寺での奉納の時と同じ思いをして、今回も参加して良かったと思っている。
ヨーガ教室の先生がわざわざ来て頂き撮影された写真を頂いたもので、男性コーラスは堂内のため写っていない。
最後の興福寺貫首多川俊映氏の法話の中に「元気は貰うものではなく、出すものだ」と言うお話を頂いた。
「令興福力」(りょうこうふくりき)福力をおこさしむで、興福寺の名の由来の説もあるようだ。
何時も元気をもらうと良く言いうが、自ら元気は出さなければと思う。
中金堂の建設の現場の見学の中で、東金堂と五重塔の撮影ができた。
上から見るのは完成後は一般にはないので、このような写真の撮影は出来ないと思う。
「平城京天平祭」のイベントに参加した。
2010年の平城京1300年祭以来毎年、NPO法人「山野草里づくりの会」メンバーとして参加している。
竹細工を主体にして「ものづくり広場」で子供たちには紙鉄砲・竹ポックリ等を、大人には花器・植木鉢等いろいろデザインして工作を楽しんでもらっている。
基本的には竹の材料を選び、ノコギリ等の工具と私たちの指導で作ってもらうわけである。
最近はプラスティック等の完成品を購入して使用していることで、自分でデザインして作るということがないのか、あまり積極的に作ってみようという考えは無いようである。
そこで簡単に出来る見本を作って展示し、それを見て興味を感じてもらえればと考えて何点か製作した。
子供たちには紙鉄砲と竹ポックリが結構人気があり、男女を問わず多くの子供たちが訪れた。
紙鉄砲や竹ポックリはおもちゃの無かった小学生時代には自分で作って遊んだものである。
子供たちには出来るだけ自分で作らせるようにノコギリを持たせ竹を切ってもらい肝心なところや危険な作業だけ手伝っている。
作るに際しては安全のために一人一人に付き添い手助けしながら作るようにしている。
最近はあまりノコギリ等の工具を危険だと言って使わせていないようで、多くの子供達はノコギリを使ったことはないか知らない。
良い経験になるのではないかと思った。
今回は一輪挿しや鉢、花器の台等の見本を見て積極的に作る人が何人かいた。
物のあふれる時代に、自分なりに色んな発想でデザインして自分で作って楽しんでもらえればと思っている。