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工藤会）組織と金
捜査関係者によりますと、工藤会は、ピラミッド型の上下関係がある組織が重なる形で構成されています。
ＮＨＫが入手した警察の資料をもとに作成した工藤会の組織図です。
トップの野村総裁、ナンバー２の田上会長の下に構成されているのが執行部です。
執行部は、理事長を中心に幹部から選ばれた１０人程度で構成されています。
その下にいるのが直若とよばれる、およそ４０人の幹部です。
捜査関係者によりますと、執行部と直若の幹部ぞれぞれが工藤会に「上納金」名目の現金を毎月支払うことになっています。
その額は、直若が組長をつとめる組で１ヶ月に１０万円から１５万円とみられるということです。
そして、その金を管理していた山中政吉容疑者らも今回逮捕されました。
また、執行部も直若もそれぞれがみずからをトップとするピラミッド型の組織を作り配下の組員に同じく「上納金」を納めさせることで金を集めているということです。
そして、組員は、違法な薬物の取り引きや窃盗、それに「用心棒代」として飲食店や建設会社などから不当に得る「みかじめ料」などで金を集めています。
06月16日 19時00分