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【韓国MERS感染】
朴槿恵大統領、平謝りのサムスン病院長を叱責
韓国の朴槿恵大統領は17日、同国での中東呼吸器症候群(MERS)感染で、患者全体の約半数に上る80人の院内感染者を出したサムスンソウル病院の宋在●院長を、対応が不適切だったと叱責した。韓国大統領府が発表した。
朴氏は中部五松の国立保健研究院を訪問し宋氏と会った。朴氏は、感染に関する情報は全部公開されるべきだと主張し、病院側の措置が不十分だったとの認識を表明。隔離のため感染者らの行動の確実な把握が極めて重要だと注文した。
平謝りの宋氏に朴氏は「(情報を)知らなければ対策を立てられないんですよ」と畳み掛け、いら立ちを見せた。
MERS感染をめぐっては朴政権も、多数の院内感染者が出ていると伝えられた後も病院名の公表を渋って被害を拡大させたと批判を浴びている。(共同)
●=君の下にレッカ