枝松佑樹
2015年6月17日16時40分
大分市の東端と愛媛県の西端を結ぶ「豊予(ほうよ)海峡ルート構想」について、大分市が600万円以上の事業費を今年度一般会計補正予算案に盛り込む方針を固めた。同市が豊予海峡ルート構想に直接関わる予算を計上するのは初めて。
構想は、佐賀関(さがのせき)半島(大分市)と佐田岬(愛媛県伊方町)の間の約14キロを橋やトンネルで結ぶもの。大分市は今後2年間、道路ができた場合の経済効果などを調べる方針だ。
このルートをめぐっては、国が1998年の全国総合開発計画で、全国6海峡に関する「海峡横断プロジェクト」の一つとして明記した。だが、2008年に国会で「無駄な公共事業」と批判され、当時の冬柴鉄三国土交通相が「着手できる状況ではない」と明言。それ以降、国は関連予算を計上していない。
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