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●18歳以上に選挙権
(06/17 18:58)
選挙で投票できる年齢を「18歳以上」に引き下げる改正公職選挙法が17日成立した。早ければ来年夏の参議院選挙から適用されることになり、若者の政治参加の意識を高める取り組みが急がれる。
選挙権年齢を引き下げる改正公職選挙法は17日の参議院本会議で可決、成立した。
これで「20歳以上」だった選挙権年齢は「18歳以上」となり、県内でも18歳と19歳の未成年者2万5000人が有権者に加わる。
青森大学はことし4月、入学したばかりの1年生を対象に選挙権年齢の引き下げに関する意識調査を行った。
回答した212人のうち半数近い98人が選挙権年齢の引き下げは「必要ない」と答え、「賛成」は4割に満たない80人にとどまった。
調査にあたった青森大学の櫛引准教授は「まだ大人になっていないという意識があり、不安を感じている」と分析する。
同じ年代の若者に投票を促す活動をしている青森中央学院大学の学生団体の代表・瓜田眞樹子さん。今までの活動の経験から、子どものうちに模擬投票などを体験してもらうことが大切だと感じている。
青森中央学院大学の佐藤淳准教授は学校教育を通して、政治参加の意識を高めることが大切だと話す。
県選挙管理員会はこれまでも小中学校や高校で選挙の仕組みを学ぶ出前授業を行なってきた。
今年度からは市町村の協力も得ながら参加校を増やして、子どもの頃から選挙への関心を高める取り組みを強化する。
選挙権年齢の引き下げは1945年以来70年ぶり。
早ければ来年夏に行われる参議院選挙から適用されることから、若者の政治参加の意識を高める取り組みが急がれる。
●12件目の不審火
(06/17 18:56)
田舎館村で12件目の不審火。17日未明、ねぷた小屋の中に置かれていたタイヤやタオルなどを焼くぼやがあり、警察は去年から相次いでいる不審火との関連を調べている。
17日午前1時頃、田舎館村垂柳の垂柳公民館の敷地内にあるねぷた小屋の中でタイヤ4本やタオルなどを焼くぼやがあった。
小屋の中にあったねぷたの骨組みには被害はなかった。
警察や消防は現場に火の気がないことなどから不審火と見て17日朝から実況見分を行い、火が出た原因を調べている。
田舎館村では去年5月から先月までに野積みされた廃材や物置小屋を焼く不審火が11件発生している。
17日未明のぼやで不審火はあわせて12件となり、住民たちに不安が広がっている。
警察は未明に起きたぼやと去年から相次いでいる不審火との関連なども調べている。
●県の戦略案を評価
(06/17 18:54)
県が人口減少対策としてまとめた総合戦略の素案について有識者会議はおおむね評価し、県民にしっかり情報発信するよう求めた。
有識者会議には大学や経済団体などから8人が出席し、県の担当者が素案を説明した。
素案は県が今後5年間で取り組む人口減少対策をまとめたもので、雇用を増やすため農林水産品の輸出額をいまより45億円多い220億円に増やすことや、それに出生率を上昇させること、県内への移住者を増やすことなど9つの基本目標を掲げている。
こうした取り組みによって減り続ける県の人口が2080年以降は80万人ほどで安定するという推計も盛り込んだ。
有識者は「よくまとまっている」と概ね評価し、危機感を持って県民にしっかり情報発信するよう求めた。
県は18日市町村の担当者に素案を説明し、ことし8月までに総合戦略を策定する。
●家康公、満天姫 遷座
(06/17 18:52)
黒石神社の境内に建立された東照宮に徳川家康公と養女の満天姫のご神体が納められ、黒石藩を開いた津軽信英公と合わせて3代の御霊が祭られた。
16日夜、津軽信英公をまつる黒石神社で行われた「遷座」の儀式では絹垣と呼ばれる白い幕におおわれた徳川家康公と養女の満天姫のご神体がゆっくりと参道を進み、津軽承公宮司が境内に建立された「東照宮」にご神体を納めた。
家康公のご神体は弘前市の「弘前東照宮」に祭られていたが宗教法人が多額の負債を抱えて解散したため、弘前市内の別の場所に安置されていた。
また満天姫のご神体は3月に弘前市の長勝寺で神格化され、黒石市内に安置されていた。
家康公と満天姫のご神体が納められたことにより、満天姫の子・信英公とあわせ親子3代の御霊が祭られた。
黒石神社では17日東照宮の最初の大祭が行われ、関係者や市民が遷座を祝った。
●パトロール始める
(06/17 11:54)
収穫前のニンニクが盗まれる被害が相次いでいる田子町で防犯協会の人たちが夜間のパトロールを始めた。
盗難防止パトロールを始めたのは田子町防犯協会や三戸警察署、それに八戸農協。
16日の出動式では三戸地区防犯指導隊田子支隊の元村優憲支隊長が出動宣言をしてパトロールに向かった。
田子町では今月4日と15日、収穫前の畑からニンニクが盗まれたほか、五戸町でも被害が確認されている。
隊員たちは国道104号沿いのニンニク畑に看板やのぼり旗を設置するなどして、注意を呼びかけた。
ニンニクの盗難防止パトロールは来月上旬まで続く。
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