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【韓国MERS感染】感染広げたサムスンソウル病院 財閥式経営が裏目? 当局との癒着、疑う声も

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【韓国MERS感染】
感染広げたサムスンソウル病院 財閥式経営が裏目? 当局との癒着、疑う声も

サムスンソウル病院=15日、ソウル(共同)

 同病院の宋在●(=君の下にレッカ)(ソン・ジェフン)院長は、大韓感染学会理事長を歴任し、アジア太平洋感染研究財団の理事長を務めている。国会では、「宋氏がMERS対策委員会のメンバーのため、何も言えないのか」との皮肉めいた質問も出た。また、同病院が、韓国全土の病院が加盟する大韓病院協会に提供する会費が全国2番目の額であり、医学界などで強い発言権を持っていることも甘い対応に影響した可能性が示唆されている。

 同病院は、効率性と収益を重んじる「サムスン式経営」が採用されていることでも有名だ。医師1人当たりの売上高と利益率などが細かく集計されていたという。これが事実とすれば、そこに患者の姿はない。

 こうした“財閥式病院経営スタイル”に対し、韓国メディアは「感染の収束に向け、いかに社会に貢献できるか、グループ全体で十分に検討すべきだ」(朝鮮日報社説)と苦言を呈している。

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