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 17日午後2時ごろ、愛知県小牧市城山3丁目の市立大城小学校から「角の生えたヤギが校庭を走り回っている」と110番通報があった。ヤギはその後、小学校の敷地内から逃げだし、3時間20分後に市内で捕獲された。けが人はいなかった。

 小牧署などによると、ヤギは体長約1メートル。正門から侵入したとみられ、同校に来ていた工事関係者が見つけ、職員室に連絡した。当時、校庭では6年生が図工の授業で写生をしていたため、教職員が校舎内に避難させ、すべての門を閉めた。ヤギは興奮した様子で校庭を2周し、約10分後にフェンスの隙間から校外に逃走したという。

 同校の佐藤孝之教頭は「子牛ほどの大きさで、立派な角もあり、かわいいというより恐怖感を覚えた。捕まえるのは無理だと思った」。

 ヤギは午後5時20分ごろ、小学校近くの住宅の庭で警察官に捕獲された。同署は「野生のヤギではない」とみており、「拾得物」として飼い主を探している。