Amazon LinuxにMySQLをセットアップする方法
- By SmokyDog
- In Linux/UNIX MySQL OS RDB データベース
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- On 6 1月 | '2014
久々にAmazon EC2のAmazon LinuxにMySQLをセットアップしようとしたところ、手順を忘れかけていたのでメモを残しておく。
MySQLのセットアップ手順
Amazon LinuxへMySQLをセットアップするには、以下の手順に沿って行う。
- yumコマンドでMySQL Client(+MySQL Shared)をインストールする
- yumコマンドでMySQL Serverをインストールする
- chkconfigコマンドで起動設定を行う
- MySQLを起動する
- MySQLにログインし、rootのパスワードを変更する
MySQL Client(+MySQL Shared)をインストールする
以下のコマンドを実行し、MySQL ClientとMySQL Sharedをインストールする。
sudo yum install mysql
これにより、MySQL-client-communityとMySQL-shared-communityがインストールされる。MySQL Clientには/usr/bin/mysql
などのMySQLクライアント用のコマンドが含まれる。MySQL Sharedには/usr/lib64/libmysqlclient.so
や/usr/lib64/libmysqlclient_r.so
といった共有ライブラリが含まれる。
※共有ライブラリをインストールすることで、過去のMySQLクライアントライブラリへ動的リンクするものがあったとしても、依存関係を壊すことなく、アップグレードすることができる。
MySQL Serverをインストールする
以下のコマンドを実行し、MySQL Serverをインストールする。
sudo yum install mysql-server
これにより、MySQL-server-communityがインストールされる。MySQL Serverにはmysqlのsysinitスクリプト、my.cnf設定ファイルなど、MySQLサーバに必要なプログラムが含まれる。mysqldもこれに含まれる。
chkconfigコマンドで起動設定を行う
以下のコマンドを実行し、MySQLの起動設定を行う。
sudo chkconfig mysqld on
chkconfigコマンドで起動設定が成功しているかを確認することができる。
chkconfig
以下のように表示されれば設定が成功している。
mysqld 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
MySQLを起動する
以下のコマンドを実行し、MySQLを起動する。
sudo /etc/init.d/mysqld start
MySQLにログインし、rootのパスワードを変更する
以下のコマンドを実行し、MySQLにroot権限でログインする。
sudo mysql -u root
デフォルトで作成されているデータベースを確認する。
show databases;
MySQL自体のユーザー情報が管理されている「mysql」データベースを使用する。
use mysql;
「mysql」データベースにデフォルトで作成されているテーブルを確認する。
show tables;
「user」テーブルにて、ユーザのユーザ名とパスワードが管理されているので、rootの情報が管理されているレコードを対象にして、パスワードに変更を加える。以下のyourpasswordの部分にrootのパスワードを入力する。
update user set password=password ('yourpassword') where user='root';
flushコマンドで内部キャッシュを削除する。
flush privileges;
一旦、ログアウトする。
quit;
再度、rootでログインし、パスワードの設定が上手くいっているかを確認する。
mysql -u root -p
これでMySQLのセットアップは一通り完了した。
以上
参考
Amazon EC2 にてAmazon Linux AMIにMySQLを入れる – Ken’s Blog
MySQL の公式 RPM を使おう | Carpe Diem