架空の社債の売買を持ちかける詐欺事件で、史上最多の40人が、一斉に警視庁に逮捕された。
詐欺などの疑いで逮捕された、韓国籍の金沢宣秀こと、金宣秀(キム・ソンス)容疑者(38)や、大野春水(しゅんすい)容疑者(27)ら40人は、奈良県の女性に、架空の太陽光発電の会社のパンフレットを送りつけ、社債の購入を持ちかけ、現金500万円をだまし取った疑いなどが持たれている。
アジト近くで働く人は「顔を見れば、柄が本当に非常に悪い。そんなの『邪魔だよ、この車』とか言われて、すみませんって言って」と話した。
このグループは、同様の手口で、少なくとも60人から、総額20億円以上をだまし取っていて、警視庁は、ほかにもこのグループのメンバーがいるとみて、実態解明を進めている。
総勢40人を一斉摘発するのは、全国で初めて。