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【プロ野球】

DeNA、低迷打開策でモスコーソを中継ぎ起用へ

2015年6月17日 紙面から

モスコーソ

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 投手陣にキヨシのメスが入った。泥沼の10連敗で交流戦を終えたDeNAが16日、横浜スタジアムで全体練習。中畑清監督(61)は先発ローテの一角を担うモスコーソを球宴までの期間限定でブルペンに配置する緊急措置を決めた。

 「やっとオープン戦が終わったね。やっぱり開幕は緊張するなあ」。練習を見守りながら、ベンチに腰を下ろして冗談を飛ばす。しかし、頭の中では巻き返しのプランを描いていた。昨季9勝をマークしたモスコーソの配置転換だ。

 攻撃陣は筒香、梶谷、ロペスの中軸がそろい、ある程度の得点力を期待できる。大失速の要因は疲れの見える投手陣。特に、ルーキー山崎康につなぐまでの勝利の方程式が崩壊しているブルペンにある。そこを外国人右腕の配置転換で立て直すプランだ。

 19日のペナントレース再開後は週5試合のペースが続く。先発ローテは井納、山口、三浦、久保に加え、14日のデビュー戦で好投した育成出身の19歳砂田の5人で回すことができる。

 重要な任務を託されたモスコーソは「何とか流れを引き戻したい。チームの助けになるのなら、どんな役目でもやる」とキッパリ。連敗中とはいえ、まだ借金1の2位。首位巨人とは1・5差しかない。致命傷を受ける前に手を打ち、再進撃のカンフル剤にする。 (井上学)

 

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