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タリバンがISに活動慎むよう警告
6月17日 7時06分

アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは、アフガニスタンで影響力を強めつつある過激派組織IS=イスラミックステートの指導者への書簡を公表し、駐留するアメリカ軍などと戦う勢力の分裂を招くべきではないなどとして活動を慎むよう警告しました。
アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンは16日、過激派組織ISの指導者、バグダディ容疑者に宛てた書簡を最高指導者オマル師の側近の名前で公表しました。
この中でタリバンは、アフガニスタンでISに同調する勢力が出ていることを念頭に、「われわれがあなたたちの問題に干渉しないのと同様、われわれの問題には干渉してほしくない」としたうえで、駐留するアメリカ軍などと戦う勢力の分裂を招くべきではないと主張しました。
さらに、「干渉を続けるのなら、何らかの対応を取らざるをえない」として、アフガニスタンでの活動を慎むよう警告しました。
ISはことし1月、アフガニスタンとパキスタンを含む地域をISの州にすると一方的に宣言して勧誘活動を強めているとみられ、タリバンとの衝突も伝えられています。
タリバンが公式にISに言及するのは初めてで、書簡は、タリバンがISに対し、警戒感を強めていることを示したものとみられています。

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