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【芸能・社会】

ビリーバンバン 1年ぶりステージ 兄・脳出血、弟・大腸がん克服

2015年6月17日 紙面から

久しぶりの復活ステージで、息のあったハーモニーを聞かせたビリー・バンバンの菅原進と孝(右)=河口湖SHOW園の特設ステージで

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 脳出血や大腸がんと闘いながら活動を続ける兄弟デュオ、ビリー・バンバンが16日、山梨県富士河口湖町の多目的ホール、SHOW園で開かれたBS朝日の公開収録コンサート「集え!富士山麓 歌え!青春フォーク」(7月13日午後6時30分)に出演。2人がそろった約1年ぶりの復活ステージでファンを沸かせた。

 日本のフォークブームを支えたシンガーが集結し、懐かしのヒットソングを当時のエピソードトークを交えて楽しんでもらおうと企画されたイベント。小室等(71)、清水国明(64)が進行役を務める中、ビリー・バンバンや森山良子(67)、ムッシュかまやつ(76)らが出演。抽選に当たったファン200人が駆けつけた。

 ビリー・バンバンはかまやつに続いてステージに登場。昨年7月に脳出血で倒れ、今年5月末のラジオ番組から仕事復帰した兄菅原孝(70)、そして約1年前に大腸がんの手術を受けた弟の進(67)がステージに姿を見せると、ファンからは拍手と大歓声が上がった。

 2人がそろってステージに立ったのは、昨年6月7日の長野・上田市でのコンサート以来。復活のステージでは「白いブランコ」「また君に恋してる」「さよならをするために」の3曲を披露した。おなじみの温かなハーモニーを響かせてファンをひと安心させた。

 現在もリハビリ中。イスに座ったままで歌唱した孝は「思ったよりも声が出ていてホッとした。今日は泣きたいです。こらえたけど、危なかったね」と感激の思いを口にした。進も「今日は一番良かったよ。そして今までのキーでお互いのパートもそのままにやれたのが良かった。お客さまが味方してくれた」と笑顔を見せた。

 そして、最後に2人は「いま一番、兄弟って感じる。50周年まではこのままで行きたい! やるよ!」と元気に声をそろえた。9月に静岡、10月に京都など体調を見ながら徐々にステージ活動を広げる予定だ。

 

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