2015年6月17日00時58分
持病のぜんそくの処方薬を買い取り業者にまとめて無許可で転売したとして、大阪府警は16日、堺市堺区甲斐町東6丁、無職赤松健二容疑者(44)を医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕し、発表した。「余った分を引き取ってもらっただけだ」と容疑を否認しているという。
生活環境課によると、赤松容疑者は4月28日、医薬品販売業の許可を得ずに、ぜんそくの吸引薬24個を金沢市の医薬品買い取り業者に販売した疑いがある。国民健康保険を使って1個1830円の負担で入手し、4100円で転売していたという。個人が余った処方薬を売るのは禁じられていないが、府警は、販売量などから赤松容疑者が職業として転売を行っていたとみている。
府警は、赤松容疑者が2013年7月~今年5月、大阪、京都、兵庫、奈良4府県の164の医療機関で処方箋(せん)を受け、175の薬局で吸引薬約6500個を購入。約5700個を転売し、約1千万円の転売益を得たとみている。
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