Timers – DueやDispatch開発者がつくった多機能タイマーアプリは音声読み上げ機能がユニーク
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ポモドーロ・テクニック用からカップ麺用途までiPhoneでタイマーアプリをいくつも試してきました。結局Dueというアプリに落ち着いてしまっています。そのDueやDispatchなどの便利なアプリを開発してきたシンガポールの開発者達の手による新しいタイマーアプリ…その名も”Timers”をリリースしたようなので、早速DLをして使ってみました。
iTunesやプロモーションだとApple watchのためのアプリ、ジムで使うためのアプリという印象がかなり強く出されています。でも、個人的には音声読み上げ機能があってイヤホンのリモートから操作できる点が強く印象的で、普段の仕事でも活躍しそうです。
Timersの主な機能
Timersのタイマー画面 シンプルでよく出来た画面構成
数多くあるタイマーアプリの中でTimersが特徴的なのは、大きく分けて下記の3点でしょうか
- 複雑なタイマー:いくつのもタスクが組み合わさる複雑なタイマーを複数設定できます。
- 音声読み上げ機能:タスク名やカウントダウン、残りの秒数などをちゃんと日本語の音声で読み上げる機能が用意されています。
- Apple Watch対応:Apple Watchで利用可能です。エクササイズ用途などではWatchで動作するのはやはり良いですね。
かなーり複雑なタイマー構成も設定できます
複雑なタイマー設定のTimers サンプルプリセット
単純な3分後にお知らせしてくれるというようなタイマーだけでなく、もっと複雑な構成を作ることができます。例えば、ポモドーロ・テクニックのタイマーとして使用するなら、25分仕事、5分休憩で4回目は休憩が30分…というような設定のタイマーを作ることができます。タスクごとに曲を変えるなどできます。
こういう複雑な設定をできるタイマーアプリ…というだけでも、かなり珍しいですよね。ただし、この設定を他のiOS機器と同期したり、作ったレシピを他に渡すといったことはできません。(それができればさらに面白いかなと思うのですが…)
高度なタイマー設定を行えるTimersの編集画面
アプリ全体の設定画面項目も結構細かい
意外に使える日本語対応済みの音声読み上げ機能
登録していた作業の名前はもちろん、スタート時のカウントダウン、後何秒…という終わりのカウントなどを日本語音声で読み上げてくれます。正直、この機能は日本語面で期待していなかったので動作することにビックリしました。もちろん、イントネーションなど微妙な部分は多々有ります。
タイマーをスタートさせると読み上げがはじまる。
音声読み上げ機能に加え、イヤホンのオーディオスタート・ストップ機能をタイマーで利用できますから、iPhoneの画面をまったく見ないでタイマーを利用することができます。目も手も離せないような作業のときにはかなり便利でしょう(アプリではそんな例として珈琲の作り方レシピがサンプルとして登録されていました)
Apple Watch対応しているから、手許でタイマー操作できます
私はまだ導入していないので扱いは低いですが、Apple Watch対応というのがTimersの一番のウリの1つ。タイマーの詳しい設定・プリセットづくりの作業はiPhoneで行い、Apple Watch上ではそうしたプリセットを選んでスタート/ストップ!という感じで利用するようです。
やはり読み上げ音声タイマーはちょっと異色で便利!
iPadでももちろん動作する。プリセット一覧がかなり見やすくなった。
今回紹介したようにTimersは導入時の想像よりも遙かに様々な利用方法がありそうなアプリです。アイデア次第でいろいろと使えそうに感じましたよ。個人的には4回目の休みを若干長めにとる変則的なポモドーロテクニックの運用、偶に行う瞑想のときのタイマーとして使っていこうと思っています。
現状でもかなり良い感じですが、今後細かい部分のブラッシュアップが進めば、優秀なアプリに仕上がっていきそうな感じですね。