天気:5月は暑かった 平均気温、55地点で史上最高

毎日新聞 2015年06月01日 21時04分

 気象庁は1日、5月の天候をまとめ、発表した。1946年から統計に用いている全国154観測地点のうち、月平均気温は北日本(北海道、東北)や東日本(関東甲信、東海、北陸)を中心に55地点で地点観測史上最高となった。本州付近が高気圧に覆われ晴れた日が多く、日照時間も延び、暖かい空気も加わって気温の上昇が続いた。

 月平均最高気温となった55地点のうち、東京都心は平年比で2.9度高い21.1度となったほか、福島市は同3・2度高い19.8度、札幌市は同1.8度高い14.2度などとなった。東日本全体は平年より2.1度、北日本も同2.0度高く、いずれも統計開始以来最高だった。

 日照時間も北日本の太平洋側と東日本の日本海側で平年より3〜4割多く、統計開始以来最高。降水量は東日本の太平洋側で平年の約半分となり、地点別では福島県白河市で平年の約3割となる38.0ミリになるなど3地点で5月の観測史上最少だった。【狩野智彦】

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