1986年のミュージック・マガジン [ギター書籍]
1986年のミュージック・マガジンは、
ライが映画音楽に入れ込んでいる時期
にも関わらず、
ライ・クーダーの大特集を組んでいる!
表紙からライのイラスト、というより
デッサンで攻めて来た。
ライは映画音楽中心の時期だったが、
「ブルー・シティ」と「クロスロード」
の2枚のサウンド・トラックをリリース
しているわけだから、大特集されて
しかるべき、とも言えるわけだった。
懐かしくてパラパラとページをめくって
いると、気になる記事があった。
荒川俊児という方の、「すべての原発を
ただちにとめろ!」という記事だ!
まるで今現在の日本の姿をそのまま
言っているような内容の記事だ。
「チェルノブイリ」を「福島」に
入れ替えればいいだけの話だ。
これだけ危険を叫ばれ続けて、
そのまま四半世紀も突っ走ってきたのは
もはや自滅の道を好んで歩んできた様に
さえ感じてしまう。
この記事に1985年の資料が添付されて
いて、とても興味深いので1部抜粋したい、、、
原子炉停止事故(1985年)
2月18日、高浜2、調整運転中 放射能漏れ、
蒸気発生器細管9本ひび割れ 運転停止
3月27日、玄海1、運転中 電源電圧低下、
自動停止
4月17日、福島Ⅱ2、調整運転中 ガス漏れ、
運転停止
5月13日、敦賀、調整運転中 冷却水漏れ、
復水器の応力腐食割れ、運転停止
5月31日、敦賀、タービン軸受けの加熱、
作業員3名被爆、運転停止
5月31日、柏崎1、試運転中 冷却水管に
穴あき、運転停止
6月25日、女川1、調整運転中 主蒸気隔離弁全閉
緊急停止
7月25日、東海Ⅱ、運転中 1次冷却水漏れ、
運転停止
その他、福島では火災や放射能水漏れ、
原子炉水位低下など、、、
ふげんでも、タービン建屋火災、燃料損傷
などなど、、、1年間に16件の事故が、、、
なんというか、、、起こるべきして起きた、
というか、なるべきしてなった今の福島の
現状、、、という気がしてならない。
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