(クラクション)いや〜緑がきれいな田園風景ドライブ最高!ねえ気持ちいいですね〜。
う〜ん。
あっカビラさん。
ちょっとストップ。
おおどうしたの?最近この標識よく見かけませんか?ああ道の駅ね。
地場の野菜の直売所があったりお土産ショップお食事もできるという一般道にあるドライバーそして同乗者の皆さんのための休憩所。
はい。
タイミングいい。
休みましょう。
是非。
ねえ。
行きましょう。
カビラさん今この道の駅ものすごい事になっているってご存じですか?どういう事?そもそも道の駅とは24時間使える駐車場やトイレがあるかなどの要件を満たし市町村が国に申請して登録されるものなんですが今かなり増えているんですよ。
こちら。
おお!93年に登録制度が始まって以来その数は増え続け今では全国に1,059か所もあるんですよ。
何でこんなに増えたの?併設される施設が地域振興に根ざしていると認められれば国から交付金や補助金が出るんですね。
でも何でもありって訳じゃないんでしょ?あくまでも申請が認められればオーケーなんですね。
いろんな要件がある。
とはいえ地方創生を掲げる国としても地域経済活性化の拠点としてこの道の駅を位置づけている訳なんです。
今や年間2億人が立ち寄り売り上げは2,000億円以上といわれる道の駅。
地域を盛り上げる最前線取材してきました。
じゃあ行かなきゃ。
ここは群馬県川場村。
休日になると現れる車の行列。
その向かう先にあるのは…家族で1日楽しめる道の駅!地元の食材を使った焼きたてピザに…。
ここでしか味わう事のできないオリジナルウインナー!更に地元の取れたて野菜や地ビールが並ぶショップに…子どもが自由に遊べる広場まで!もちろん入場は無料です。
人口3,500人のこの村。
道の駅が人気となり去年は150万人の観光客がやって来たそうです。
あっあれですかね。
道の駅。
一方片山アナウンサーが訪ねたのは千葉県南房総市の…ここは年間58万人が訪れ5億円以上を売り上げる房総半島の人気観光スポット。
看板商品は今が旬の…温暖な気候を生かし江戸時代から作られてきた特産品です。
お土産コーナーにはびわの実を使った加工品がズラリ。
こっちもこっちもそっちもぜ〜んぶびわですよ!中でも一番人気は…?お待たせしました。
すり潰したびわを加えた濃厚なソフトクリーム。
年間8万個を売り上げる大ヒット商品です。
お味はどうですか?そしてこちらのびわカレーも大人気!うんうん。
フルーティーなカレーですよとっても。
などなど独自に開発したびわの加工品はなんと…しかしここで片山アナ。
秘密?はい。
はい。
どうぞ。
この道の駅を立ち上げた初代駅長の加藤さんに聞いてみると…?こちらですね。
法律で定められた旅行業者の登録をする事で道の駅が主体となって観光ツアーを企画できるんです。
地元のつながりを生かした体験型のツアーを東京の旅行会社に提案。
びわのオフシーズンでも観光客を送り込んでもらおうというねらいです。
例えば…千葉の伝統工芸品うちわ作りなら一年中体験する事ができます。
こうして南房総にやって来る観光バスは…この日神奈川県からやって来たご一行が満喫したのは今が旬の…道の駅が手がける一番人気のツアー。
この5月だけで5,000人もの観光客を呼び込みました。
地元の特産品を徹底的に生かして地域を盛り上げつつその特産品のオフシーズンには体験を商品化して呼び込む。
グッドアイデアじゃないですか。
そうなんですよね。
私も実際行ってみて今びわの季節だったんですけど違う季節もまた行ってみたいなと思いましたし。
なるほど。
でもまだまだ全国にはユニークな道の駅あるんですよ。
いくつかご紹介します。
是非是非。
こちら。
まずは北海道余市町にある道の駅です。
スペース・アップルよいち。
スペース?こちらの道の駅地元出身の宇宙飛行士毛利衛さんにちなんでテーマは「宇宙」です。
なるほどね。
こちら宇宙望遠鏡の模型やプラネタリウムなどを楽しむ事ができるんです。
…でお土産には。
おっ。
えっまさかこれは?宇宙食も買えますよ。
いいですねかなり。
「道内一の品揃え!」って書いてありますよ。
さあ続いてはこちらです。
愛媛県の新居浜市にある道の駅マイントピア別子。
マイントピア?銅の採掘で栄えていた地域。
駅舎は当時使われていた建物なんです。
そうなんだ。
隣にあるテーマパークではかつての操業の様子がこのように人形模型で再現されています。
鉱山観光が楽しめる訳なんです。
変わってはこちら。
三重県の松阪市にあります道の駅飯高駅。
見た目は普通の道の駅のようなんですが。
中に入ると…。
何〜!?11種類の湯船。
しかも天然温泉。
いいですねえ。
癒やされる空間になっている訳なんです。
まあ道の駅はもう本当にいろんな方を呼び込むハブみたいな所になってるんですね。
そうなんですよね。
すごい。
観光客の方がどんどん集まっている道の駅なんですが中には観光客だけではなく地元の人をターゲットに人気になっている道の駅があるんです。
日本海に面した…そのすぐ隣にあるのが…朝9時の開店前にもかかわらずたくさんのお客さん。
皆さんのお目当ては…?よ〜い…。
(スタートの合図の音)漁港に揚がったばかりの新鮮な魚のつかみ取り!こちらの方はなんとカレイを箱買いです!しかし「サキどり」が訪ねたのは平日の朝。
週末でもないのに皆さん一体どちらから?実はここ地元住民に大人気の道の駅なんです。
やって来る客は…仕掛け人はこちらの駅長さん。
名刺を頂くと…中澤さかな?さかな駅長が道の駅を立ち上げたのは14年前。
安定経営を目指し心がけたのは地元の人たちに愛される駅作りでした。
そこで注目したのがお隣にある萩漁港。
毎日さまざまな種類の魚が水揚げされます。
その数なんと年間…しかし種類はたくさん取れるのに水揚げ量は少ない少量多品種なのもここの特徴。
そうした地魚は安定供給を目指すスーパーにはあまり出回らないため地元でもなじみがありませんでした。
スーパーの逆をいけ!さかな駅長はスーパーには並ばない地元の魚を積極的に販売。
大型店との住み分けを図り今では売り場の8割を地元の魚が占めています。
とはいえ見た事もない魚を買うのはちょっと…という人には店員が味やお勧めの調理法を丁寧にアドバイスしてくれます。
オコゼにしようかな。
客が興味を示すやいなや…。
これ刺すぞ。
刺したら救急車で行かなきゃいけん。
これがオコゼですよ。
お造り。
こりゃあいいです。
もちろんすぐに食べられるようきちんとさばいてくれます。
このほかにも萩の魚を知ってもらおうと無料の試食会などさまざまなイベントを企画しています。
地元密着の道の駅。
今では…いや〜豊かなこのお魚の資源を徹底的に使っていてなおかつ地元密着でいろんなアドバイスもする。
これはいいんじゃないですか。
つい買いたくなっちゃいますね。
さあここからはゲストをお招きしております。
篠原靖さんです。
はいよろしくお願い致します。
篠原さんは道の駅と地方活性化の関係を研究していらっしゃいます。
はい。
まあ本当にいろんなユニークな道の駅が今登場してます。
そうですよね。
当初国の方も作り出したきっかけっていうのは日本のマイカー旅行をですね促進するためにやはり定期的に2時間で一回ずつ休めるような道の駅を増やそう。
ここからスタートしていましたがまさにこれが進化してもう観光の目的地としてですね今もうあの〜確立できてるっていう事だと思うんですよ。
…で国は地方再生のこれ拠点として捉えてる向きもあるようなんですけれどもただ1,059もあるんですよね。
そうなんですよね。
成功するしないポイントあると思うんですけれども…。
まあいくつかですね成功には共通点があると思うんです。
まあ3つ言いますとですねすなわち…そしてあの〜3つ目は今のお魚の部位をちゃんと紹介して頂いたように…これが一番大事なんではないかと思います。
確かにこうして対面で「このオコゼいいよ」なんて言われたら「えっそうなの?地元ではどうやって食べるの?」なんて…。
そこで地域性を感じる事もできますよね。
ですよね。
…で場合によってはねそこでねお料理教室をやっちゃうんですよ。
なるほど。
そこで観光客もお料理教室に入って時間が…滞在時間長くなるからそこで宿泊しよう。
農家に行こう。
農家民泊しよう。
こういうような経済の発展も出るんですよ。
なるほど。
まさにハブになる訳ですね道の駅が。
だから道の駅を中心にして小さな経済がですねその地域の中で回っていく。
まあこういう今ねすごい現象になっている訳ですね。
何か逆に言うといい事尽くしにも見えますけれどもどんな課題を抱えてるんでしょうね?そうですね。
あの〜やっぱり今日本は少子高齢化が進んでいましてやっぱり地域の中だけで消費を重ねていくとおのずと限界がありますからもっともっとこの地産地消だけに終わらせずに流通の新たなルートを作る。
東京なりの大消費地に売っていくっていう…ここなんですよ。
そういう試みは行われているんですか?まさに行われている所もあるんですね。
地域によってさまざまな課題はあるんですが道の駅がその課題を解決しようと挑んでいるんです。
福島県玉川村を走る県道208号線。
田舎道を進み続けると…突如目の前に現れた道の駅。
ここまで人の気配を感じなかったのに店内に入ってみるとこのにぎわい!年間16万人以上が訪れるという道の駅たまかわ。
客のお目当ては地元農家が作る新鮮な野菜。
アイスプラントや葉大根などスーパーではあまり目にしない珍しい野菜も売られています。
たまかわの野菜を購入するのは来店する客だけではありません。
東京や大阪など大都市圏の高級レストランやホテルからも注文が殺到しています。
年間の売り上げは2億円以上。
その4割が店頭以外での販売です。
えっ2箱?2箱持ってっちゃう?出荷作業に大忙しのこの方が駅長の穂積俊一さん56歳。
地元野菜の販売所であり都会へ発送するための集荷場という2つの顔を持つ道の駅を作り上げました。
この道の駅もともとは19年前村の土地に建てられた農作物の直売所が始まりです。
しかし開業当初は閑古鳥が鳴くばかり。
それもそのはず。
立地に問題がありました。
建物があるのは国道と福島空港を結ぶ県道沿い。
もともと人通りのない場所にたまたまあった村の土地に建てられたという訳です。
待っていても客は来ない。
そこで駅長の穂積さんがとった戦略は人の集まる都会に直接売り込むというもの。
この日やって来たのは日本一の巨大市場築地。
一大消費地である東京でどんな野菜が売れているのか情報収集に精を出します。
こんにちは。
お疲れさまです。
よろしくお願いします。
失礼します。
次に向かったのは長年おつきあいのある高級中国料理店。
人気出てきたね青龍菜。
こちらが青龍菜。
日本ではまだほとんど栽培されていないという貴重な情報をゲット。
こうして持ち帰った情報を穂積さんは定期的に開く勉強会で農家に提供しています。
穂積さんの奮闘もあって村の野菜作りは大きく変わりました。
これまでは野菜を作っても売る場所がなく自分たちで食べるかご近所にお裾分けするしかなかったという草野さん夫妻。
それが今では都会の飲食店との取り引きも始まり出荷作業で大忙しになっちゃいました。
珍しい野菜を栽培する農家を育て都会への販路を開拓する。
10年以上の歳月をかけ作り上げた仕組みで売り上げも順調に伸びてきました。
しかし潮目が変わったのは東日本大震災。
原発事故の影響で取引先の数が一気に半分に減ってしまいました。
4年たった今もなお地元は風評被害に悩まされています。
国の定める放射線量の基準は問題なくクリアしているたまかわの野菜。
しかしイメージの払拭は想像以上に難しいと穂積さんは痛感しています。
たまかわの野菜を売り込むため全国各地を駆けずり回る穂積さん。
去年はおよそ200日の出張をこなしました。
今日もまた地元玉川そして福島のために奮闘しています。
いや〜穂積さん頑張ってらっしゃいますね。
いろんな課題ね。
風評被害とも闘ってるし…。
しかし年間200日?すごいですね。
まるで商社の方なのかなと思うような…。
やっぱりトップがトップセールスでね消費者の声を聞きに行って要は価格競争に巻き込まれないマーケットを開発されているじゃないですか。
ダイレクトだから?ダイレクトだから。
これは新しい姿かもしれないですよね。
例えば少量多品種のものを大きな流通には乗せられないけどもまあはっきり言えばあまり高い値段では売れなかったものをこうやってつなげる事によって今までの何十倍ものですね収益性を出せる。
これもやはり新たな日本の農業を考えていったり漁業を考える上で重要な一つのファクターかもしれないですよね。
でもいずれ穂積さんも当然…。
お年を取っていかれますから…そうですよね。
だからこうしたカリスマ的な方の後継者をねどうやってつなげていけるかという事ですよね。
人材の育成がですね一番これからやっぱり大きな課題にもなるでしょうね。
大きいですねそれはね。
まあ穂積さんのように販路を自ら開拓していくといった道の駅もありましたけれども生活支援の役割を果たしている道の駅もあるんですね。
生活支援?はい。
例えばこちらです。
新潟県の南魚沼市にあります道の駅。
病院が少ない医療過疎地という事で2年前に道の駅に診療所を開設したんです。
道の駅ですから生鮮食料品日用品などのお店もありますし通院と買い物が1か所で済む。
ああ便利。
いやここまでくると道の駅の役割地域経済の活性化よりもずっと進んで地域そのものを…ライフラインですよねいわば。
ですから行政がいろんな課題を持っているものを一つの道の駅が集約して今後は地域でこう…地域が元気になる核としてですねやっぱり役割があるんではないかなというふうに思いますね。
でもやり方次第アイデア次第でいかにもこう可能性大きくなってどんどんいろんな事が生まれてきそうですよね。
今ね努力をねみんなしてますからこうしたものがねたくさんありますんで是非ね本当に道の駅を一つの旅の目的地としてですね今後は旅を続けて頂けたら私もうれしく思います。
そうですね。
1,059もありますからね。
そうですね。
いや〜休憩もできたしおなかもいっぱいだし地元の名産品のお土産もね…。
よかったね道の駅。
でも道の駅って行って楽しいだけではなくてその地域も元気になる可能性感じましたね。
そうですね。
でも工夫するためには相当地元の魅力を発信するプロデュース能力必要だって事も分かりました。
さあエンディングナンバーは道の駅にちなんでThePowerStation「GETITON」。
2015/06/14(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「地方創生のカギ 道の駅へGO!」[字]
テーマパーク、温泉、診療所…「目的地」となった道の駅★観光バスが押し寄せるヒミツ★注文殺到!珍しい食材がいっぱい★販路拡大!名物駅長の戦略★オコゼの食べ方
詳細情報
番組内容
一般道沿いの休憩施設「道の駅」が大きく様変わりしている!家族で1日楽しめる“テーマパーク”型、観光ツアーを自ら企画する“観光客誘致”型、さらには地元スーパーとしれつなお客争奪戦を繰り広げる“地元消費”型などなど。全国に1059か所が建設され、今や来場者数は2億人以上という道の駅。従来の休憩施設の枠を超え、地域活性化の拠点として、地元を盛り上げる先進事例を取材。その最新事情をおとどけ!
出演者
【ゲスト】跡見学園女子大学准教授…篠原靖,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子
ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:24130(0x5E42)