山形県教育庁は１５日、指導中の女子生徒に無理やり抱きつくなどしたとして、県立高校の５０代の男性教諭を停職１年の懲戒処分にしたと発表した。教諭は１５日付で依願退職した。

　県教育庁によると、男性教諭は２月下旬から４月下旬にかけ、個別の進路指導中に女子生徒の耳や肩などを触ったり、背後から抱きついたりした。４月下旬には女子生徒に複数回、私的な内容のメールを送った。

　男性教諭は被害を受けた女子生徒に好意を持っていたという。４月下旬、女子生徒から学校に相談があり、発覚した。

　県教育庁は「セクハラ行為を防ぐために、これまで取り組んできたが残念だ。再発防止に努めていきたい」とコメントした。（共同）