ダート三歳女王決定戦 ~第51回関東オークス~

若松です。5月12日ののじぎく賞に続いて、グランダムジャパン2015三歳シーズンの最終戦第51回関東オークス(川崎・D2100m)の模様をお届けします。
0_出走馬

すでに優勝争いは1位の兵庫トーコーヴィーナスと2位の岩手ホレミンサイヤに絞られていましたが、その2頭がそろって参戦。
またJRAから前走NHKマイルカップ2着のアルビアーノ、兵庫CS3着ポムフィリア、前走端午ステークス優勝のホワイトフーガ、ダート2勝のスキースクールの4頭が出走。
他地区高知からル・プランタン賞2着のプリンセスボーラー、南関東からスターオブハピネス、ジェットシティ(船橋)、絶好調小久保厩舎(浦和)からヴィグシュテラウス、トーセンマリオンの2頭。
川崎からユメハオオキク、大井からサブノハッピーの計13頭が出走しました。

■スターオブハピネス、スキースクール、ジェットシティ、ヴィグシュテラウス
1_スターオブハピネス 2_スキースクール 3_ジェットシティ 4_ヴィグシュテラウス

■アルビアーノ、トーコーヴィーナス、ホレミンサイヤ、ポムフィリア
5_アルビアーノ 6_トーコーヴィーナス 7_ホレミンサイヤ 8_ポムフィリア

■トーセンマリオン、ユメハオオキク、サブノハッピー、ホワイトフーガ
9_トーセンマリオン 10_ユメハオオキク 11_サブノハッピー 12_ホワイトフーガ

■プリンセスボーラー
13_プリンセスボーラー

スタート後、いつも通りハナに立とうとするトーコーヴィーナスを勢いよく飛び出したホレミンサイヤが追い抜き先頭を主張。
内からヴィグシュテラウスがすっと2番手に。1番人気のアルビアーノはトーコーヴィーナスの後ろで。少し離れた6番手に
ホワイトフーガでペースが落ち着き正面スタンド前へ。
ペースよく内にホレミンサイヤ。最内にヴィグシュテラウス、その横にトーコーヴィーナス、アルビアーノ。それを見る形で大外にホワイトフーガで1ゴール前。
■1周目ゴール前
1周目ゴール前

ゴール前過ぎるとペースアップ。ホワイトフーガが大外から先頭に並びかける形一気に先頭へ。2番手はトーコーヴィーナス、アルビアーノという形。
向こう正面ではドンドンペースアップするホワイトフーガ。4コーナー回ってからは2番手に大差をつけてそのままゴール。
■最後の直線
最後の直線
■ゴール板前
ゴール前1
■ゴール
ゴール前2

2着は、中団から徐々に伸びたポムフィリア。3着は同じく中団後方から追い込んだポムフィリアでした。1番人気のアルビアーノは、5着でした。
■口取り
口取り1 口取り2

優勝したホワイトフーガ(大野拓弥騎手)は、ダートで3戦2勝後、フラワーカップはで16着の最下位で、伏竜ステークス7着後端午ステークスで勝利。関東オークスは大差での重賞初制覇で、
8馬身差勝利のユキチャンが記録した最大着差を更新した。今後もダート路線を進む予定とのこと。
■表彰式
表彰式
■大野拓弥騎手
大野拓弥騎手
■カツマルくん、川崎競馬場イメージキャラクター谷桃子さんと記念写真
20150610-1.jpg
■ファンと握手する大野拓弥騎手
大野拓弥騎手2

またこのレースで、トーコーヴィーナスが7着、ホレミンサイヤが13着でトーコーヴィーナスのグランダムジャパン2015三歳シーズン総合優勝が決定。
昨年のトーコーニーケに続いてトーコー軍団・吉行調教師が連覇を達成しました。
■トーコーヴィーナス(のじぎく賞優勝時)
ゴール


★ホワイトフーガ 牝馬3歳 父;クロフネ 母:マリーンウィナー
 梅田牧場生産(浦河町) 馬主:西森鶴 調教師:高木登(JRA)
 通算成績:7戦4勝
ゴール後
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プレイバック 金沢・百万石賞 vol.2(2009年 ~ 2014年)

小川です。前回に引き続き、今回は2009年~2014年の百万石賞について振り返りたいと思います。


2009年:ノーブルシーズ(中川雅之騎手) 松野勝己厩舎

  2009 百万石賞  2009年6月21日 第52回百万石賞 結果

 昨年の3歳3冠馬で年度代表馬に輝いたノーブルシーズが1番人気。レースは、主導権を握るとそのまま2300mを逃げ切り、終わってみれば9馬身差の圧勝。2008年には3歳馬ながら、北国王冠、中日杯を制した同馬は、百万石賞も制し、白山大賞典以外の3大競走をすべて制した。2着には、古豪ビッグドンが入線した。


2010年:ジャングルスマイル(吉原寛人騎手) 金田一昌厩舎

 2010 百万石賞  2010年6月20日 第53回百万石賞 結果

 2009年の秋に金沢に転入し、10連勝で重賞初挑戦のジャングルスマイルが圧倒的な1番人気。一線級とも初顔合わせだったが、好位からレースを進め、向正面で一気にスパートして4コーナーで先頭に立つと、直線は後続を突き放すいっぽうで7馬身差の圧勝。転入から無傷の11連勝で重賞初制覇となった。吉原寛人騎手は、百万石賞は初制覇となった。ジャングルスマイルはこの年、11戦8勝の成績を収め、年度代表馬に輝いた。2着には、昨年同様、ビッグドンが入線した。

  2010年の百万石賞の記事


2011年:ジャングルスマイル(吉原寛人騎手) 金田一昌厩舎

  2011 百万石賞  2011年6月19日 第54回百万石賞 結果

 昨年の百万石賞を制し、年度代表馬に輝いたジャングルスマイルが断然の1番人気に応え、人馬ともに連覇達成。2着に2.9秒の大差をつけ、力の違いを見せ付けた。この年も、金沢では圧倒的な強さを見せ付けた同馬は、2年連続で年度代表馬に輝いた。また、昨年まで2年連続2着だったビッグドンは10着という結果で、このレースを最後に引退となった。


2012年:ジャングルスマイル(平瀬城久騎手) 金田一昌厩舎

  2012 百万石賞  2012年6月17日 第55回百万石賞 結果

 史上初の百万石賞3連覇に挑むジャングルスマイルは2番人気。昨年夏以降、急激に力をつけ、ジャングルスマイルを脅かす存在に成長したナムラダイキチが1番人気。3番人気には、南関東から復帰したタートルベイ。3強対決ムードで行われたレースは、直線で逃げるジャングルスマイルと追いかけるナムラダイキチの一騎打ちとなるが、ジャングルスマイルが渾身の逃げで影を踏ませず、2分26秒9のレコードタイムで史上初となる百万石賞3連覇を達成。前走のオグリキャップ記念[笠松]でナムラダイキチの2着に敗れた雪辱を果たした。金田一昌調教師は、同レース3連覇。


2013年:ナムラダイキチ(畑中信司騎手) 藤木一男厩舎

  2013 百万石賞  2013年6月16日 第56回百万石賞 結果

 昨年秋以降、力関係が逆転したナムラダイキチとジャングルスマイル。支持率でも、ナムラダイキチが単勝元返しの1番人気、史上初の4連覇を狙うジャングルスマイルが2番人気と、世代交代が感じられた。レースは昨年同様、ジャングルスマイルとナムラダイキチの一騎打ちとなるが、3コーナーでナムラダイキチが先頭に立つと、直線でジャングルスマイルとの差を広げ、ジャングルスマイルの4連覇を打ち砕く圧勝。ジャングルスマイルに2.5秒の差をつけての勝利で、世代交代を印象付けた。


2014年:ナムラダイキチ(畑中信司騎手) 藤木一男厩舎

  2014 百万石賞  2014年6月15日 第56回百万石賞 結果

 2013年の百万石賞後に故障してしまい、その年を棒に振ったナムラダイキチが翌年の5月に復帰。復帰戦を白星で飾り、連覇をかけて出走した百万石賞。好位追走から余裕の手応えで先頭に立つと、2着のセイカアレグロに5馬身差の危なげない勝利で連覇達成。しかし残念ながら、状態が思わしくなく、このレースを最後にまたも休養に入ってしまった。


 以上、2回に分けて2002年から2014年までを振り返ってみました。今年は、3連覇を狙うナムラダイキチに、古豪ジャングルスマイル、上がり馬ナンディン、4歳馬のアキレウス、今年のオグリキャップ記念2着馬のビービーガザリアスなどが出走予定。初夏の古馬№1決定戦にふさわしいメンバーが揃いそうです。果たして、今年の百万石賞はどのようなレースになるでしょうか?今から当日が楽しみです。

プレイバック 金沢・百万石賞 vol.1(2003年 ~ 2008年)

小川です。毎年6月に金沢競馬場で行われる伝統の一戦、「百万石賞」。金沢競馬場の2300mを舞台に、初夏の古馬最強馬決定戦も今年で58回目を迎えます。過去の優勝馬のほとんどが金沢競馬の年度代表馬に輝くなど、金沢競馬を代表する馬たちが優勝馬にその名を連ねています。今回は、過去12年の百万石賞を何回かに分けて振り返りたいと思います。

 なお、2003年~2005年はフィルムで撮影したものをスキャナーで取り込んだため、画像が鮮明ではありませんが、ご容赦ください。


2003年:トゥインチアズ(蔵重浩一郎騎手) 松野勝己厩舎

  2003年 百万石賞_1_1  2003年6月15日 第46回百万石賞 結果

 2003年シーズン開幕から3連勝で臨んだトゥインチアズが、圧倒的人気に応え優勝した2003年。金沢では圧倒的な強さを誇った同馬だが、意外にも地元の年度代表馬に輝くことは1度もなかった。


2004年:ホシオー(渡辺壮騎手) 松原正文厩舎

  2004年 百万石賞_1  2004年6月27日 第47回百万石賞 結果

 2003年秋に金沢に転入したホシオー。転入後、無敗の8連勝で百万石賞に臨み、前年の優勝馬トゥインチアズと初対戦。圧倒的強さで2着に7馬身差をつけたホシオーは、この年の年度代表馬にも輝いた。いっぽうのトゥインチアズは5着に敗れ、このレースを最後に引退となった。


2005年 テンリットル(加藤和義騎手) 本厚司厩舎

  2005年 百万石賞_1  2004年6月12日 第48回百万石賞 結果

 1番人気は連覇を狙うホシオー。2番人気には、高崎競馬廃止に伴い、金沢に転入したベストサウンド。戦前は、2連勝でこのレースに挑むベストサウンドと連覇を狙うホシオーの一騎打ちと思われたが、優勝したのは高崎から転入したテンリットル。金沢に移籍後、4戦目での初勝利がビッグタイトルとなった同馬は、得意の長距離戦で劇的な復活Vを飾った。テンリットルは2600mの北国王冠も圧勝し、この年の年度代表馬に輝いた。また、アラブのグリーンジャンボが3着に入線したレースでもあった。


2006年:ビッグドン(加藤和義騎手) 服部健一厩舎

  2006 百万石賞  2006年6月18日 第49回百万石賞 結果

 2006年の春に金沢競馬に転入したビッグドンが1番人気。2番人気には、昨年の覇者で連覇を狙うテンリットル。レースはビッグドンが優勝し、金沢移籍2戦目でビッグタイトル獲得となった。加藤和義騎手は、2005年に続き連覇。昨年の覇者テンリットルは2着で、服部健一厩舎はワンツーフィニッシュ。3着には昨年同様、アラブのグリーンジャンボが入った。ビッグドンはその後、白山大賞典2着、北国王冠を制し、年度代表馬に選出された。

2007年:ビッグドン(加藤和義騎手) 服部健一厩舎

  2007 百万石賞  2007年6月17日 第50回百万石賞 結果

 この年が節目の50回目。1番人気は連覇を狙うビッグドン。2番人気には古豪タフネスゴールド。直線は、ビッグドン、マヤノオスカー、テンリットルの三つ巴となったが、ハナ差でマヤノオスカーを退けたビッグドンが連覇達成。一昨年の覇者テンリットルは3着と、得意の長距離戦で存在感を示した。しかし、人気の一角のタフネスゴールドが故障で競走中止。残念ながら、このレースが生涯最後のレースとなった。ビッグドンはこの年、2年連続で年度代表馬に輝いた。


2008年:マツノショウマ(桑野等騎手) 小原典夫厩舎

  2008 百万石賞  2008年6月15日 第51回百万石賞 結果

 史上初の百万石賞3連覇をかけたビッグドンが1番人気。レースは、前々で積極的な競馬をしたマツノショウマが、シャインカイザーとの接戦を制し、古馬になって初の重賞タイトルを獲得した。3連覇を狙ったビッグドンは、直線で伸びを欠き6着と敗れた。テンリットルはこの年も5着に入線し、4年連続で掲示板に載った。

~ 浦和所属馬、25年ぶりのダービー制覇 ~ 大井・第61回東京ダービー(SⅠ)

小川です。ダービーWeek真っ只中の地方競馬ですが、今回は、南関東所属の3歳馬の頂点を決める、「第61回東京ダービー(SⅠ)」を取り上げます。

 1955年に、「春の鞍」という名称で創設された東京ダービー。現在の名称になったのは1966年の第12回からで、1967年から距離が2400mに変更されました。

 南関東のクラシック競走は、羽田盃 → 東京ダービー → 東京王冠賞という3冠体系で、春に羽田盃と東京ダービーが、秋に東京王冠賞というスタイルで行われてきましたが、1996年に春に3冠競走すべてを行うアメリカンスタイルに変更され、東京王冠賞と東京ダービーの順番が入れ替わりました。東京ダービーは、1999年に距離が2400mから2000mへと変更になり、さらには2002年に東京王冠賞が廃止。3冠競走の最後にジャパンダートダービーが加わり、現在に至っています。

 旧体系でのクラシック3冠馬は、ヒカルタカイ(1967年)、ゴールデンリボー(1975年)、ハツシバオー(1978年)、サンオーイ(1983年)、ハナキオー(1986年)、ロジータ(1989年)の5頭。ロジータは、牝馬唯一の南関東3冠馬で、同年に桜花賞と東京大賞典も制しています。

 現行のレース体系になってからのクラシック3冠馬は、現在のところ2001年のトーシンブリザードただ1頭。トーシンブリザードは、この年を最後に廃止された東京王冠賞も制しており、「4冠馬」となっています。

 ここで、過去5年の東京ダービー馬についても写真で振り返りたいと思います。

  2010 東京ダービー 2010年 マカニビスティー[大井]

  2011 東京ダービー 2011年 クラーベセクレタ[船橋]

  レース 5_1 2012年 プレティオラス[大井]

  2013 東京ダービー 2013年 インサイドザパーク[船橋]

  2014 東京ダービー 2014年 ハッピースプリント[大井]

 今年もフルゲートとなった東京ダービー。羽田盃馬ストゥディウムと京浜盃を圧勝したオウマタイムに加え、牝馬クラシックホースのララベルとティーズアライズも参戦。騎乗するジョッキーも、吉原寛人騎手(金沢)、田中学騎手(兵庫)、吉村智洋騎手(兵庫)のほか、当日行われたJRA条件交流競走で騎乗した内田博幸騎手、戸崎圭太騎手が古巣でダービーに騎乗。柴田大知騎手も、ウィンバローラスに騎乗するなど、中央、地方の腕利きジョッキーが集結しました。

 今年の東京ダービー出走馬

  ①ドライヴシャフト 2_1_1 ①ドライヴシャフト 内田博幸騎手(JRA)

  ②ジャジャウマナラシ 2_1_1 ②ジャジャウマナラシ 田中学騎手(兵庫)

  ③ティーズアライズ 3_1 ③ティーズアライズ 東京プリンセス賞馬

  ④ララベル 2_1 ④ララベル 桜花賞馬

  ⑤コンドルダンス 3_1 ⑤コンドルダンス 吉村智洋騎手(兵庫)

  ⑥ミッドストラーダ 4_1 ⑥ミッドストラーダ 戸崎圭太騎手(JRA)

  ⑦オウマタイム 1_1 ⑦オウマタイム 京浜盃馬

  ⑧ストゥディウム 1_1 ⑧ストゥディウム 羽田盃馬

  ⑨フラットライナーズ 2_1 ⑨フラットライナーズ

  ⑩クラバズーカー 2_1 ⑩クラバズーカー

  ⑪ウィンバローラス 5_1 ⑪ウィンバローラス 柴田大知騎手(JRA)

  ⑫レーザー 2_1 ⑫レーザー

  ⑬ラッキープリンス 1_1 ⑬ラッキープリンス

  ⑭ヴェスヴィオ 1_1 ⑭ヴェスヴィオ 吉原寛人騎手(金沢)

  ⑮ブルーマイスキー 1_1 ⑮ブルーマイスキー

  ⑯パーティメーカー 2_1 ⑯パーティメーカー 的場文男騎手

 スタートしてハナを主張したのは、ドライヴシャフトとオウマタイムの2頭でしたが、枠順の利を生かし、ドライヴシャフトがハナで1コーナーへ入ります。オウマタイムがこれに続き、牝馬のティーズアライズが離れた3番手を追走。ウィンバローラス、桜花賞馬ララベル、ラッキープリンス、ミッドストラーダらが集団を形成し、クラバズーカー、ストゥディウムらが後方待機でレースを進めます。

  レース 1_1 ハナに立つドライヴシャフト

 向正面に入ると、抑えきれないとばかりにオウマタイムがドライヴシャフトを交わし先頭に立ち、後続との差を広げにかかります。交わされたドライヴシャフトは後続に捕まり後退。パーティメーカー、クラバズーカーは仕掛けながらポジションを上げにかかります。

 オウマタイムが先頭で3コーナーに入るも、ウィンバローラス、ティーズアライズ、ララベル、ラッキープリンスがピタリと続き、一団となって直線へ。直線に入ると横一線になり、懸命に逃げるオウマタイムにウィンバローラスが並びかけますが、その外からラッキプリンスが一気に交わします。ララベルも馬場の真ん中からじりじりと伸びてきますが前を捕らえるまでには至らず。残り100mでパーティメーカーとヴェスヴィオが迫るも、抜け出したラッキープリンスが3/4馬身凌ぎ、第61代東京ダービー馬に輝きました。

  2015 東京ダービー ゴール photo:Ryota Wakamatsu

  第61回東京ダービー(SⅠ) 結果

  東京ダービー 口取り 口取り  photo:Ryota Wakamatsu

 2着には猛追したパーティメーカーが入り、小久保智厩舎は東京ダービーでワンツー。パーティメーカーに騎乗の的場文男騎手は、惜しくも3/4馬身差でダービーのタイトルに手が届かず、悲願の東京ダービー制覇はお預けとなりました。浦和所属馬は、1990年ノ「アウトランセイコー以来、25年ぶりの東京ダービー制覇となりました。

  レース 5_1 ⑯パーティメーカー 5_1 惜しくも2着の的場文男騎手  

  ④ララベル 3_1 桜花賞馬ララベルは4着

  ⑪ウィンバローラス 6_1 12番人気のウィンバローラスは5着と大健闘

  ⑧ストゥディウム 2_1 羽田盃馬ストゥディウムは末脚不発の7着で2冠ならず

  ⑬ラッキープリンス 5_1 表彰式:今野忠成騎手 1_1 今野忠成騎手は、東京ダービー初制覇

 「直線では、早く先頭に立ちすぎたかな、と思いました。今日は大井の直線が長く感じましたね。」と語った今野騎手。2007年にフリオーソでジャパンダートダービーを制している今野騎手ですが、東京ダービー制覇は今回が初めてとなりました。

  表彰式:原幹恵さん_1 プレゼンターは、女優の原幹恵さん

  表彰式_1 表彰式:記念撮影 1_1 表彰式

 ラッキープリンスとパーティメーカーは、ともに次走はジャパンダートダービーの予定。次走はJRA勢との対戦になるが、小久保厩舎の快進撃に期待したい。


ラッキープリンス[牡3] 浦和・小久保智厩舎

 父:サイレントディール 母:ウォータートスカ(母の父:オペラハウス)
 生産者:畔高牧場(北海道浦河郡浦河町)
 馬主:国田 正忠 氏
 通算成績:12戦6勝(2015年6月3日現在)
 重賞勝ち鞍:2015年 浦和・ニューイヤーカップ(SⅢ) 大井・東京ダービー(SⅠ)


 

トーコー軍団二年連続3歳女王に王手 ~第53回のじぎく賞~

若松です。グランダムジャパン2015 3歳シーズンも残すところ、6月10日に川崎競馬場で行われる第51回関東オークス(JpnII・D2100m)だけとなりました。
すでに5月12日にのじぎく賞を優勝したトーコーヴィーナス(牝馬3歳・兵庫)が29ポイントを獲得し、2位のホレミンサイヤ(牝馬3歳・愛知)に14ポイント差をつけています。昨年のトーコーニーケに続き、2年連続での女王の座がかなり近づいていますが、今回はそののじぎく賞(園田・D1700m)を少しお届けできればと思います。

■2014年のじぎく賞(トーコーニーケ)
2014_05_15_のじぎく賞1

■他地区からの出走馬

フェードロワ(笠松)
フェードロワ

プリンセスボーラー(高知)
プリンセスボーラー

ハッピーリーベ(船橋)
ハッピーリーベ

ワールドウェーブ(笠松)
ワールドウェーブ

プリンセスプラン(高知)
プリンセスプラン

スタート後、大外12番枠ながらも果敢にハナを奪ったトーコーヴィーナスがレースを引っ張る形に。
続いてジョーショーエガオとハッピーリーベ、プリンセスボーラー、ドラマクイーンが続く形でゆったりとした流れに。
■1周目ゴール前
1周目ゴール前


向こう正面で徐々にスピードアップ。他馬が仕掛けるもヴィーナスは楽な手応えで4コーナーへ。
■最後の直線
最後の直線

執拗にフェードロワが食らいつくが、直線入っても手応えの差はあきらか。
ゴール手前では少し緩める場面も。2着はフェードロワ。

■ゴール前
ゴール前


トーコーヴィーナスは、重賞6勝目で地元では1月の園田クイーンセレクション以来の出走でした。今後は地元兵庫ダービーとの両睨みとのこと。

★トーコーヴィーナス 牝馬3歳 父:クロフネ 母:ホーネットピアス
 坂東牧場生産(日高町) 馬主:森田藤治 調教師:吉行龍穂(園田)
 通算成績:13戦10勝 
ゴール
プロフィール

Author:チーム南関
中川明美(競馬ブック記者)
辻井光多郎(日刊競馬記者)
小川慎介(フォトグラファー)
若松亮太(フォトグラファー)
山田環(ライター)

”チーム南関”が南関競馬の裏のウラまで?!話題を探して奔走します!

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