中学生になったりさ。
早速担任が家庭訪問したいというので、「どう?」と聞いたら、「OK」。
だけど、その晩ずっとお腹が痛いと苦しんで、しまいには吐き出して、本当に苦しんで苦しんで、先生との約束が負担になっていることがわかりました。
延期してもらおうとしたのですが、りさは「待って」。
そして、当日ぎりぎりに「会うわ」といったのですが、先生が来るころに「やっぱりお腹痛い」と部屋に閉じこもってしまいました。
私だけ話をして、書類の受け渡しをして帰ってもらいましたけど。
そんなに頑張らなくていいのに。
ちょっと話は変わりますが、うちではその時の学年の教科書はりさの部屋?(私の部屋でもあるので)の棚に並べておくことになっています。
中学生になるとき、りさがこういったのです。
「小学校6年の教科書はおいておいて」
「漢字くらい書けないとあかんから、小2くらいのドリル出してほしい。あんまり難しいのは心折れるから置かないで」
りさにとっては、小学校の勉強ができてない状態で中学校に進学することはとても怖いことだったようです。
小学校をクリアしないと中学校に行くのはダメだと思っている節もあります。
中学の教科書を見るのも怖かったようですが、家庭や理科の教科書を見せたらちょっとほっとしたようでした。
今度の先生は熱心で、「中学校の3年間を学校に来れなくても生きる力をつけるための時間にしてほしい」とクラスとのかかわりも断たないように、毎日りさの分の欠席者連絡表も班でつけているようです。
そういうことって、りさにとっても、私にとっても重いんですけどね。
だけど、もしりさが会ってもいいかなと思えるのなら、先生だけではなくいろいろな大人と会ってほしいと思います。
信じるに足る人間もいるのだということを、彼女には知ってほしいと思うのです。
とりあえず、今は本当につらい気持ちでいると思います。
寝言も増え、熱を出したり、腹痛に苦しむ日も多いです。
傍にいて、このつらい時期を越えていきたいと思います。