2015.06.12 Works
2015.6.5より銀座グラフィックギャラリー(ggg)で、
「ライゾマティクス グラフィックデザインの死角」という展示会が始まりました。
gggは学生時代から東京来ることがある度に行ったりしててとても好きなギャラリーの一つだったんですが、
まさか今回そんな場所で展示できる機会があるなんて思っていなくて、喜んでやりたいす!と木村さんに飛びつきました。
(というのが昨年の秋とかだったかな??)
ただそうは言ったものの、2月から4月くらいまで案件でNYやミラノに行っていたりでほぼ日本におらず、
帰国したらすぐに佐藤卓さんとの展示で、気配の設えっていう展示をこれまた銀座でやらせてもらい、(こちらも書きたい事色々あるのでまた後ほど書かなきゃ)結局ちゃんと話を聞いて制作に入れたのが5月上旬くらいでした。(展示まで1ヶ月ないよ!)
基本的に展示案件はとても好きなので最後までひーひー言って死にかけながら作るんですが、
今回はちょっと本気で間に合わねーかもと思いながらやってました。。まー純粋に盛りすぎた。。
展示終わったらこちらもworksにまとめたいなーと思ってますが会期が終わるまではまーとりあえずお楽しみという事で。
で、今回の展示、キャプションもなければ作品説明みたいな紙とかもなく、絶対何やってるか分かんないよねと知ってたんだけど特に何か親切に解説している部分があるわけでもなく、初日に色んな人に説明したら割と好評だったので、その辺りをblogにでも書いておこうかなと思ってました。
という訳で若干のネタバレあるかもだけれど、作品を見ながらとか見る前とか、見た後に、という人に向けて
ちょっと自分の作ったものの説明書を書いておきます。(あくまで自分の関わった範囲での自分の認識なので、先輩達との認識とはズレあるかも)読んで間違いあれば教えてください〜
まず今回の展示は、日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光さん、永井一正さん、福田繁雄さん、横尾忠則さんのこれまでの膨大な作品データを解析し、そこから何かしらのデザイン手法の糸口が見つかるんじゃないかみたいな、それをライゾマティクスなりのデザインや表現に落とし込むとこんな感じになって、そのアプローチの仕方とかってグラフィック界隈の方々にとってはデザイン手法の死角になり得るんじゃないか、みたいな木村さんからの話を聞いてそんな感じで理解してた。←完全に超個人的意訳。
で、会場構成は4部構成になっていてざっくり1Fが配色、B1Fが構成と感性、そしてそれらを全部ひっくるめた手法や結果を使ってデザインを行うと、入ってすぐ1Fの中央にあるグラフィックポスターの完成系になるよという流れのもの。最初にいきなり見た結果が過程を経て理解できていくという流れですね。
今回その中で僕は配色、構成の部分を担当しました。
上記の膨大なデータから登本さんが色んな解析方法で、見えなかった事を抽出してくれるのだけど、(相変わらずデータ厨としては最高に面白い)
それを使ったらどういった表現ができるかとか、その結果に行き着くまでの実際にすごいスピードで解析される過程の詳細を見せていく事でその完成物にまた違った愛着みたいなものが生まれるんじゃないかとか。そんな事を考えながら色々作ってました。
Lab色空間 CIE 1976 (L*, a*, b*) 色空間 (CIELAB) のうち、sRGBの色域に収まる範囲(一般的なコンピュータのディスプレイに表示できる範囲) だけを示した図。それぞれの軸は -128 から 128 の範囲である。 Lab色空間(エル・エー・ビーいろくうかん、英: Lab color space)は 補色空間の一種で、明度を意味する次元 L と補色次元の a および b を持ち、CIE XYZ 色空間の座標を非線形に圧縮したものに基づいている。こことかこことかにも。
k-平均法は、一般には以下のような流れで実装される。データの数を n 、クラスタの数を k としておく。 1. 各データ x_i(i=1...n) に対してランダムにクラスタを割り振る。 2. 割り振ったデータをもとに各クラスタの中心 V_j(j=1...k) を計算する。計算は通常割り当てられたデータの各要素の算術平均が使用されるが、必須ではない。 3. 各 x_i と各 V_j との距離を求め、x_i を最も近い中心のクラスタに割り当て直す。 4. 上記の処理で全ての x_i のクラスタの割り当てが変化しなかった場合、あるいは変化量が事前に設定した一定の閾値を下回った場合に、収束したと判断して処理を終了する。そうでない場合は新しく割り振られたクラスタから V_j を再計算して上記の処理を繰り返す。という感じで、中心点求めてはグループ分けをし直して、という1〜3を繰り返し行っていくというアルゴリズム。
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