高度な設定

高度な設定パネルの設定を使用して、参照データ、アップデート、信頼されている場所、保護されたコンテンツなどを Flash Player で処理する方法を管理できます。

データの参照と設定

高度な設定パネルの「データと設定の参照」セクションを使用して、コンピューター上で使用しているすべてのブラウザー内の Flash Player 設定およびローカル記憶領域をすべて削除します。

注意: すべて削除」は、そのブラウザーによって保存された Flash Player データのみを削除します。コンピューターの閲覧セッションに関するすべての情報を完全に削除するには、各種ブラウザーを個別に開いて履歴をクリアする必要があります。詳しくは、各種ブラウザーのマニュアルを参照してください。

すべて削除...

このコンピューターで使用しているすべてのブラウザーから、特定の種類の Flash Player サイトデータを削除するように選択できるパネルが表示されます。次の操作を行うことができます。
  • すべてのサイトデータおよび設定を削除

    このチェックボックスを選択すると、このパネルの下部の「データを削除」をクリックしたときに、ローカル記憶領域、カメラ、マイク、ピアアシストネットワークの設定がすべて削除されます。

    注意: このボックスを選択し、「データを削除」をクリックすると、すべての Web サイト用のデータが削除されます。一部のサイトのデータのみを保存し、他のサイトのデータを削除するには、記憶領域カメラとマイク、または再生パネルに戻り、「記憶領域」、「カメラとマイク」、または「サイトごとのピアアシストネットワーク設定」をクリックして、削除したいデータを含んでいるサイトのみを削除します。
  • すべてのオーディオとビデオのライセンスファイルを削除

    このチェックボックスを選択すると、レンタルまたは購入した映画や音楽などのコンテンツから、ライセンスファイルがすべて削除されます。ライセンスファイルを削除すると、Flash Player はこれらの保護されたオーディオやビデオコンテンツを再生できなくなります。コンテンツ自体がコンピューター上に残っていたとしても再生できません。

アップデート

アドビは、新しいバージョンの Flash Player を定期的にリリースしています。アップデートを行うことにより、Flash Player が適切に動作すること、Flash Player にセキュリティの変更や新しい製品機能が組み込まれることが保証されます。アドビでは、Flash Player の新しいバージョンがリリースされ次第、新しいバージョンに移行することをお勧めしています(特にセキュリティに対するアップデートが含まれている場合)。

高度な設定タブの「アップデート」セクションを使用して、Flash Player の新しいバージョンのリリースを自動的にチェックするか、またはインストールされているバージョンが現在の最新リリースかどうかをチェックするかを指定できます。

今すぐチェック

今すぐチェック」をクリックすると、アドビ Web サイトの http://www.adobe.com/jp/software/flash/about ページに移動し、コンピューターにインストールされている Flash Player のバージョンが表示されます。また、このページには、オペレーティングシステムとブラウザーの組み合わせごとの最新の Flash Player のバージョンも表示されます。さらに、Flash Player ダウンロードセンターへのリンクもあり、このリンクから最新バージョンの Flash Player をインストールできます。

開発ツール

開発者の方へ:多くの Flash 開発者の方は、最終的にインターネットにデプロイされる SWF や FLV のコンテンツを開発しています。このようなアプリケーションの開発時には、SWF または FLV コンテンツのテストを、Web サーバーにデプロイしてからではなく、ローカルに保存している間に行う必要があります。セキュリティ上の理由で、Flash Player は、ローカルに保存されている SWF または FLV コンテンツからのインターネットへのアクセスをブロックします。また、インターネット上の SWF または FLV コンテンツがコンピューターにアクセスできないように防御しています。

結果的に、ローカルでのテスト中に Flash Player からセキュリティ上の警告が表示され、意図したとおりにアプリケーションが機能することを妨げられることがあります。この問題は、信頼されている場所設定パネルで、自分の SWF または FLV コンテンツを「信頼されている」と指定することで解決できます。信頼されていると指定された特定のファイル、または信頼されていると指定された特定のフォルダーへのパスを指定できます。信頼されているフォルダー内のファイルだけでなく、そのサブフォルダー内のすべてのファイルも信頼されます。

信頼されている場所設定

このタブを使用して、コンピューター内の、信頼している SWF または FLV コンテンツの保存場所を指定します。信頼されているコンテンツには、インターネットおよびローカルコンピューターのファイルシステムからのアクセスを遮断するセキュリティルールは適用されません。

開発者によるテスト用に、信頼されている場所を指定するには

  1. 開発者向けツールの下の高度な設定パネルで、「信頼されている場所設定」をクリックし、「追加」をクリックします。

  2. 信頼されているコンテンツが含まれているコンピューター上の場所を入力するか、「ファイルを参照」または「フォルダーを参照」をクリックして、信頼するファイルまたはフォルダーを指定します。ファイルではなくフォルダーを指定する場合、サブフォルダーなど、フォルダーに含まれる内容も同じように信頼されます。

  3. 確認」をクリックし、ドメイン、ファイル、またはフォルダーを、信頼されている場所のリストに追加します。

保護されたコンテンツ

インターネット上の一部のコンテンツ(映画や音楽など)は、再生する前にコンテンツプロバイダーからコンテンツのライセンスを取得する必要があります。これらのコンテンツライセンスは、例えば、保護されたコンテンツをレンタルまたは購入した場合には、自動的にコンピューターにダウンロードされます。Flash Player はこれらのライセンスをコンピューターに保存します。ライセンスファイルを削除すると、Flash Player はこれらの保護されたオーディオやビデオコンテンツを再生できなくなります。コンテンツ自体がコンピューター上に残っていたとしても再生できません。この操作を、コンピューターの認証解除と呼びます。コンピューターを売却、寄付、廃棄する場合には、今後、保護されたコンテンツを権限のないユーザーが再生することのないように、コンピューターの認証を解除します。

ライセンスファイルをリセットする場合には、注意が必要です。ライセンスファイルをリセットすると、そのコンピューター上で Flash Player によって再生される保護されたコンテンツの既存のライセンスファイルすべてがリセットされます。コンテンツプロバイダーから新しいライセンスをダウンロードするまでは、保護されたコンテンツをそのコンピューターで再生することはできなくなります。

このコンピューターの認証を解除...

このボタンをクリックすると、レンタルまたは購入した映画や音楽などのコンテンツのライセンスファイルがすべて削除されます。コンピューターの認証を解除すると、Flash Player はこれらの保護されたオーディオやビデオコンテンツを再生できなくなります。コンテンツ自体がコンピューター上に残っていたとしても、再生できません。