2015/06/13
【いきべん通信】MAXMぴっぴ、そろそろ天罰くだっていんじゃね?
今日は3年前におきたことを書きたいと思います。 ふじふじはなんで4500万円もこがしたのか? とよく聞かれます。 それは浅草でスマホケースの小売店を出して失敗したからです。 家賃100万円も不動産屋にぼったくられた口ですが、 毎月200万円が消えていく恐怖を浅草で味わいました。 ほんとはiPhoneケースなんか売らずに、 スマオクなんかでブランドバッグを仕入れて、 中国人相手に売ってたらよかったんですが。 結局、これで儲かったのは、物件のオーナーと不動産屋、そしてある会社です。 かりにA社としましょう。 「GFさんにはG社時代に顧客紹介をしてもらった恩義がある。 うちのブランドを使ったお店だしてみませんか」とM氏から声をかけてもらいました。 「世の中で絶対に儲かるのはiPhoneケースだけだ」と自信持って言われました。 しかしながら、あとで小田原の同業他社の社長から聞いたのですが、 iPhoneケースがとたんに売れなくなったのが2012年12月だったのです。 店を出したのは2013年5月ですからすでにオワコンでした。 物件を見つけてから、そのブランドで店を出すことはやめてくれといわれ、 「鷹や」という名前で出すことにしました。 仕入先も開拓できないわけだからA社から仕入れるしかありませんでした。 800万円ほど仕入れましたが、結局売れたのは400万円くらいですかね。 すげーひどいのは、「定価2400円でもバコバコ売れるから」と800円で大量に仕入れたのが、 300円にしても売れないわけです。 ほらここみてください。↓ http://www.amazon.co.jp/s?me=A3D1ITYED7J6U8 あとで知りましたが、この手のオリジナル商品は中国で30円くらいで作れるんです。 それを2400円で売れるからと800円で卸そうとする、まさにあーびとらーじです。 倒産危機が見えていたので、A社に「売れ残りを買取ってください」と陳情しましたが、 「うちでは普通に売れている」と言われ却下。 仕方がないので、安売りをはじめたところ、 「契約書には定価で売ることと書いてある」と担当のF氏が言ってきます。 そのF氏ももうやめちゃったので、F氏のせいになるのでしょうが、これって立派な独禁法違反なわけですね。 このF氏もなかなかの糞人材で、「うちの社長が言ってるので」とかそんな感じで、会社間の橋渡しをしようとしない。お前は社長を向いて仕事してんのか、バーカッて感じな人でした。 ここに少々カラクリがありまして、委託契約で仕入れたものを、当社に売買契約で売りさばいていたわけです。 委託契約ってのは委託だから定価が決められているわけですね。 委託契約ってのは返品可能で売れたら売上金からレベニューをバックするビジネスモデルですから、 当然、売価は両者で握るわけです。 本来、返品可能な商品だから、売れ残りを買い取ってもA社は痛くもないのに、性格えげちーですよね。 だけど、ちゃんと現金で仕入れたものは幾らで売ってもかまわないってのが、 いまの小売のルールなんですが、A社は不勉強だったみたいです。 「おい、浅草鷹やでウチの商品が安く売られてるぞ」なんてクレームがA社に入ったみたいです。 そんなの知るかってんで、今度はAmazonに出品しました。 倒産危機なので、もちろん最安値で現金化します。 ある日、うちのAmazonアカウントが凍結されました。 うちが出品した商品に偽物がまざっている疑いがあるというのです。 でもこれはありえなくて、Amazonの共通在庫というシステムをうちは採用しており、 同じ商品であれば、他のお店の在庫と一緒になるので、そんなことはありえないわけです。 そのことをAmazonの担当者に伝えたら、数時間後に凍結は解除されました。 どうやら、Amazonの担当者によると、誰かがクレームをつけたそうです。 この担当者はかなり正義感のある方で、かなりすばやく手配してくれました。 そんなこんなで、撤退するにも4ヶ月ルールがあるので、 資金ショートが必至でした。2015年8月に撤退をきめ、友人、恩師をまわりました。 K氏から300万円、O氏から100万円、S社から300万円、T社から100万円、 紙くず同然になることが約束された当社に出資をいただきました。 H社からは受託開発案件を紹介いただき、某社から600万円の個人借り入れをしました。 このことが1周間でまとまったわけですが、A社のM氏のような人もいれば、 命の恩人もこんなにたくさんいますので、人間くさっちゃいけません。 で、A社のことをいろいろとリファレンスをとったら、 広告の独占販売契約が反古になったとか、 店舗を共同運営してた会社が一方的に契約解除になったとか、 当社以外にも火種がたくさんあったようです。 その頃、相談相手だったM氏からは、 「訴訟案件をかかえた会社は上場できないから、 所詮そんな会社だから、もう一切つきあわないほうがいい」と助言をいただきました。 8月19日からは「平日夜の粋な勉強会」を復活させました。 復活、第1回目はG社のKさんです。「もちろん」と快諾してもらいました。 ちょうどその頃、友人のC社のT君が病気を克服しており、 後日、T君とKさんと俺で飲み会をしたというのが嬉しくて、 ずっとフェイスブックのカバー写真にしておいた次第です。 あれから3年がたちます。 A社がもしまだ悪いことをしていて、そして上場したいなら、 当社は訴訟はしてもいいかなと思います。 当社には借金以外は何も残ってませんからね。 しいていうなら俺の魂はむしろ健在です。 ===超豪華イベントラインナップ================= ●IT道場スペシャル 6/18スタート 「ベンチャーキャピタリストが考えるイケてる事業の作り方」 http://everevo.com/event/23240 ●第2回ブルーオーシャンサミット 6/27スタート http://everevo.com/event/23239 【9期生募集】IT事業創造道場 7/22スタート http://everevo.com/event/24050 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~Google,Apple,Eagle~~