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 21日の東海地方は高気圧に覆われ、名古屋市で最高気温が19・4度まで上がるなど、各地で4月並みの暖かさとなった。名古屋地方気象台は、同市でソメイヨシノ(桜)が開花したと発表した。

 気象台によると、平年より5日早く、昨年より3日早かった。同市千種区の気象台にあるソメイヨシノの標本木で5輪咲いているのを職員が確認。例年、開花から1週間ほどで満開になるという。気象台の担当者は「例年より早かったのは、ここ数日暖かい日が続いたためではないか」と話している。

 最高気温は岐阜市で19・9度、津市は16・6度だった。名古屋市昭和区の鶴舞公園の桜も花をつけ始めた。陽気に誘われ、散歩を楽しんだり、芝生の上でくつろいだりする家族連れや若者の姿が見られた。

 気象庁は21日午前、全国で最も早く鹿児島市で、また午後には熊本市でソメイヨシノが開花したと発表した。