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MERS死者15人、感染者145人に=サムスンソウル病院は部分閉鎖―韓国

時事通信 6月14日(日)11時42分配信

 【ソウル時事】韓国保健福祉省は14日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染者が新たに7人確認され、計145人になったと発表した。また、聯合ニュースによると、死者も1人増え、15人となった。
 7人のうち4人は、多数の感染者が発生している「サムスンソウル病院」で感染。うち1人は、これまで多発していた救急室での感染ではなく、外来患者に同行した男性(42)だった。同病院は14日、患者移送担当者が感染していたため、新規外来の中断や見舞客の出入り禁止など、24日まで部分閉鎖する措置を公表した。
 聯合によると、新たに死亡したのは釜山の病院で隔離治療を受けていた男性(62)。サムスンソウル病院で、後に感染が判明した患者と同じ病室にいた親戚を見舞い、感染した。釜山での死者は初めて。
 一方、同病院以外で感染した3人のうち1人は、感染者を搬送した救急車に同乗した男性救急隊員(37)だった。また、別の男性(31)は大田の病院で感染者と接触した後、釜山の病院にも出入りして約700人と接触したといい、さらなる拡大が懸念されている。 

最終更新:6月14日(日)19時1分

時事通信