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 広島、長崎両市などが米ワシントンの大学で13日(日本時間14日)から、20年ぶりに原爆展を開く。戦後50年に企画した展示は、「原爆投下が終戦を早めた」との考えが根強い米国内で反発を招いた。あれから20年。非核兵器国の間に核の非人道性への共感が広がるが、核大国に被爆地の訴えは届くのか。

 原爆展はワシントンのアメリカン大学で開かれる。世界の核政策に大きな影響を与える米国の首都の住民に被爆の実相を知ってもらうのが狙いだ。ぼろぼろになった学生服や溶けた十字架、変形したガラス瓶などのほか、放射線被害を説明するパネルなども展示する。

 「アメリカは今も核兵器がなければいけないと思っている。だからこそ、被爆の実相を見てほしい」。元長崎市職員の高名晶子(せいこ)さん(81)は期待する。