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 日産自動車は座間市の座間事業所で、「日産ヘリテージコレクション」を無料で公開している。かつての工場内に、技術革新をもたらしたり、モータースポーツで活躍したりした往年の名車約350台がずらり。5月下旬、車が好きな記者2人が連れ立って訪れた。

 受付の後ろに、1973(昭和48)年にわずか197台しか生産されなかった「ケンとメリー(ケンメリ)のスカイラインGT-R」。「幻の名車」をいきなり目の当たりにし、気分が高まった。

 会場に入ってまず目につくのは、今から80年前、横浜市の新工場で最初に生産されたダットサン14型ロードスター。ボンネットの先端に、「ダットサン」のシンボルである「脱兎(だっと)」をイメージしたマスコットが付いている。ダットサンは今も新興国では使われているブランドだ。

 フェアレディZ、スカイラインなどの人気車は、歴代のモデルを展示。66年の日本グランプリで優勝したプリンスR380など、レーシングカーやラリーカーも111台が並ぶ。

 64年の東京五輪で聖火を運んだ車や、市販されなかった実験車両「MID4(Ⅱ型)」も。展示されているのは1933年から2009年までに製造された車だが、7割は走行可能。部品が壊れた場合は、図面を基に作ったり、似た部品で代用したりするという。