風速60メートルを超える猛烈な風。
高さ10mに及ぶ高潮。
辛うじて屋根の上に逃れた人々も危機にさらされています。
今世紀に入って強力な台風が世界中で猛威を振るっています。
そして日本にも次々と襲来。
数十年に一度という記録的な大雨。
土砂災害や洪水が相次いでいます。
台風は更に威力を増していくのではないか。
科学者たちは警戒を強めています。
大気と水が循環し続ける地球。
そのバランスが崩れた時秘められたエネルギーは暴走し私たちに襲いかかります。
激しくなる災害の脅威に今私たちは直面しています。
台風はどのように破壊力を増していくのか。
最新の研究から短時間で変貌するプロセスが明らかになってきました。
台風の中心付近で起きている激しい上昇気流。
気圧が一気に下がる急速強化です。
更に海の異変も影響を及ぼしていました。
大気と接する事のない深い海の温度が上昇。
台風を狂暴化させていたのです。
海水温の上昇が招く最悪のシナリオ。
それがスーパー台風です。
日本列島を襲う巨大な暴風域。
猛烈な風と高潮が都市の基盤を破壊していきます。
地球の異変がもたらす台風の新たな脅威に最新の科学で迫ります。
この夏も台風次々にやって来まして大雨洪水被害を出していきました。
台風が強力になってきたという事は言えるんじゃないですかね。
僕らの子どもの頃確かに台風来てましたけどもまあ大型の強い台風は来ましたけども頻度はそんなに多くないんじゃないですかね。
日本に上陸接近する台風でも強いものがありますがどれぐらいそれが強いのかというのをこの表を使って見ていきます。
これ台風の強さの目安を示した表なんですがこの気圧が低ければ低いほど台風は雨や風が強まる傾向にあります。
このヘクトパスカルという単位ですね。
気圧が低い方が台風は強い。
台風強い非常に猛烈な。
このように段階があるんですよね。
勢力が強い台風というのは最近の研究からある特徴がある事が分かったんです。
ほう。
…というのはこちら急速強化というもので気圧が一気に下がるものこれを急速強化というんです。
急速冷凍というのはよく書いてありますけどね。
冷蔵庫にありますね。
冷蔵庫に。
あれぐらい急速に。
強化。
強化…強くなるという事ですね。
台風が強くなる。
…という事は気圧が下がるという事ですか。
そのとおりです。
は〜。
この急速強化これが一体どういうものなのかこちらをご覧下さい。
おはようございます。
この夏日本を相次いで襲った台風。
気象庁が最も警戒しているのが気圧が一気に下がる急速強化です。
今年7月沖縄に暴風をもたらした台風8号。
最大瞬間風速50メートルを記録しました。
そして8月の台風11号。
数十年に一度の記録的な大雨によって全国で被害が相次ぎました。
これらの台風では24時間で気圧が一気に40ヘクトパスカル前後も下がる急速強化が起きていました。
急速強化が起きたのは日本の南2,000kmの海上。
多くの台風はこの海域で25ヘクトパスカルほど下がります。
一方台風8号は発生直後にこの海域で35ヘクトパスカル低下。
台風11号は50ヘクトパスカルも低下していました。
急速強化によって非常に強い台風へと発達し日本を襲ったのです。
台風が急速強化した海では何が起きていたのか。
熱帯のパラオです。
海面の温度は一年を通じて26℃以上。
台風はこうした温かい海で生まれます。
海から発生する大量の水蒸気は周辺の大気を押し上げ上昇気流を生み出します。
上空では水蒸気が集まって雲となります。
その雲を台風に発達させるのが地球上を絶え間なく循環する大気の流れ風です。
パラオ周辺の海では夏から秋にかけて西風と東風がぶつかり合って渦が生じます。
渦が雲を寄せ集める事によって台風が出来ます。
26℃以上の海水がエネルギー源となり風が加わる事で台風が次々と発生するのです。
台風の断面です。
海水が蒸発する事で発生する上昇気流。
中心付近の空気が上空に押し上げられます。
このため中心付近では空気が薄くなり気圧が下がるのです。
気圧の低下は台風に変化をもたらします。
発生した直後の台風。
気圧が下がるにつれて台風の目が現れます。
中心付近の空気が上空に押し出されたためです。
急速強化が起きた場合より多くの空気が押し出されるため気圧は急激に下がります。
これによって台風の目もよりはっきり見えるようになります。
気圧が急激に低下して目がはっきりとした台風は勢力が強まっているのです。
急速強化によって発達した台風は世界各地に大きな被害をもたらしています。
アメリカ南部を襲ったハリケーンカトリーナは902ヘクトパスカル。
暴風と高潮で住宅120万棟に被害が出ました。
918ヘクトパスカルのサイクロンシドル。
バングラデシュでは900万人近くが被災しました。
しかし急速強化がなぜ引き起こされるのか。
その詳しいメカニズムは分かっていませんでした。
急速強化の研究に最も力を入れているのがアメリカです。
大西洋でハリケーンが発生しつつあったこの日。
(雷鳴)観測用の航空機が離陸。
台風の雲に入って直接発達の過程を捉えようというのです。
目の前にそびえる白い雲。
発達中のハリケーンバーサです。
激しい上昇気流が起きている中心付近。
雲の中に観測装置を投げ入れます。
上空3,000mから投入された装置は台風の中心付近を漂いながら観測データを送り続けます。
アメリカではこうした観測飛行が年間20回以上繰り返されています。
膨大なデータから急速強化のメカニズムが少しずつ明らかになってきました。
注目しているのは中心付近で生じる強い上昇気流です。
台風の中心付近には所によって特に強い上昇気流がある事が分かりました。
(雷鳴)そこではとがった柱のような雲が湧き立ちます。
上昇気流の速さは風速25メートル以上。
ロジャースさんは急速強化した台風で強い上昇気流がどれぐらい発生していたか調べました。
台風の中心直径およそ50kmの範囲。
黒い印が強い上昇気流です。
左は急速強化が起きている時。
起きる前に比べて2倍以上発生している事が分かったのです。
ロジャースさんが考える急速強化のメカニズムです。
台風の中心付近で強い上昇気流が多発。
周囲から風が吹き込んで強い上昇気流を更に生み出します。
多くの空気が一気に押し出されるため気圧が急激に下がり急速強化が起きるのです。
台風は何をきっかけに急速強化するのか。
その手がかりが深い海にある事が最新の研究から分かってきました。
海と気象の関係を研究している…注目したのは海水温を観測するブイ。
フィリピンの東海上にありました。
この海域で去年11月急速強化した台風がありました。
気圧が60ヘクトパスカルも低下しました。
林さんはその時の海水温を過去10年間のデータと比べました。
緑の線は海面の水温。
30℃前後で変化はありません。
一方赤の線は水深100mの水温。
去年は26℃に達していました。
台風の発達に適した26℃以上の水の層が深さ100mまで広がっていたのです。
温かい水の深さが急速強化にどう関係するのか。
水槽を使って再現しました。
水槽の浅い部分にある透明な水は温かい海水。
下の青色の水が冷たい海水です。
温かい水の層が浅い場合と深くまである場合を比較します。
水の上で風を起こし台風を再現します。
台風の風によって中心付近では表面の水がかき混ぜられます。
まず…表面の回転が下に伝わり青い冷たい水が次第に引き上げられていきます。
冷たい水が混ざる事で表面の水温が下がり台風は発達できなくなります。
一方…表面の回転が下まで伝わらず冷たい水は上がってきません。
温かい水の層が深くまであると表面の水温が26℃以上に保たれ台風の発達が進むのです。
強い上昇気流によって台風が一気に勢力を強める急速強化。
その鍵を握っていたのは大気とは接していない深い海だったのです。
ここからは専門家の方と一緒に見ていきます。
名古屋大学教授の坪木和久さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
一般の我々も含めて上昇気流といったら鳥が軽やかに乗って楽に行くような感じがありますよね。
でも横殴りの台風の風っていうのはあれはどこに向かって行ってるかっていうと上昇気流に向かって行ってるといってもいいんですよね?そのとおりです。
台風の中心付近というのはたくさんの積乱雲がある訳です。
その中心付近に向かって周りから風がたくさん集まってくる訳です。
その集まってきた風が強い上昇流となります。
僕船…ヨットが趣味で乗ってまして随分前に…台風の時はもちろん乗らないんですが積乱雲があったので「これ危ないからよけようよ」という事でよけたんですけど間違った方向で真下に突っ込んでいったんですよ。
それは大変だったですね。
後で分かったんですけども上昇気流…積乱雲は上昇気流ですよね。
セールを張ってないにもかかわらず約45度船が傾いたままだったと。
それは転覆をしなかったのでよかったです。
風速50メートル40メートルは台風の中では上昇気流として当然あるという事ですよね?そうですね。
台風の中心付近はそれぐらいの強い上昇流があります。
そうなんですよ。
ヒバリが上昇気流で気持ちよく飛んでるねという状態とは全く違うんですよね。
でも台風は考えうるだけでどこまで強いものが出てくるんでしょうかね?観測では870ヘクトパスカルという非常に強い台風が過去に観測されています。
すごいなこれ。
この表で照らし合わせてもう一回見てみますと870。
870だから桁がちょっと違うんですよ。
800台でしょ。
それがスーパー台風というもの。
それをスーパー台風というんですか?800台を?猛烈な台風より更に強力になった台風の事ですよね。
台風強い非常猛烈スーパー。
そうなんです。
最強です。
台風というのは風速17メートルを超える熱帯低気圧を台風と呼ぶ訳ですけれどもそれがだんだんと風が強くなっていくにつれて強い台風非常に強い台風猛烈な台風。
更に風速が60メートルを超えるような台風をスーパー台風というふうに呼ぶ訳です。
はるか南の方でもそんなに強いのは昔は来なかったんですけどね。
それが予報を見てると「えっ920?930?」という驚きが最近多いように思うんですけれども。
昨年フィリピンに上陸しましたハイエンという台風30号がありましたけれどもこれはまさに急速強化を起こしてそしてスーパー台風の状態でフィリピンに上陸した訳です。
そういった台風が上陸するというのは非常に危険である訳ですね。
スーパー台風はどんな被害をもたらすのか取材しました。
急速強化によって895ヘクトパスカルにまで低下。
スーパー台風となってフィリピンに上陸しました。
スーパー台風の被害は想像を超えるものでした。
猛烈な勢いで押し寄せる高潮。
建物を破壊し急激に高さを増しました。
逃げる場所は天井裏しかありませんでした。
壊滅的な被害を受けた人口22万の都市タクロバンです。
高潮のメカニズムを研究する…被害の実態を明らかにする事でスーパー台風の破壊力に迫ろうとしています。
田島さんが驚いたのは高潮に津波のような勢いがあった事です。
高潮は台風の中心付近の気圧が下がる事で発生します。
気圧は海水面を押す力です。
台風が発達して気圧が下がると海面を押す力が弱まり水位が上昇します。
これが高潮です。
この上昇した海水が沿岸部に押し寄せます。
台風の接近とともに高まる水位。
日本で観測される高潮は1mから3mほどです。
しかしスーパー台風ハイエンの高潮は全く異なるものでした。
海岸沿いの住宅を襲った高潮は9m以上。
これまであまり例がない高さでした。
更に高潮の破壊力を示す痕跡も見つかりました。
海岸のあちこちに転がっている巨大な岩。
台風が接近した際海から打ち上げられたものだと分かりました。
重さは20t以上。
海岸線から160m余り運ばれていたのです。
なぜこれほどの高潮が発生したのか。
その原因は猛烈な風だった事が分かってきました。
台風の直撃を受けた気象台です。
観測に当たっていた…風圧によってドアが開かなくなり部屋に閉じ込められたと言います。
当時の風速の記録です。
台風が最も接近する1時間前で途絶えています。
最大瞬間風速53メートル。
このあと風速計が壊れ計測できなくなりました。
一体どれほどの風が吹いていたのか。
屋上にあったレーダードームが吹き飛ばされていました。
風速80メートルにも耐えられる設計でした。
中心付近の最大瞬間風速は90メートルに達していたと見られています。
この猛烈な風が過去に例のないような高潮を生み出したと田島さんは考えました。
気圧の低下によって発生した高潮。
更に暴風が吹きつけた事で高い波が重なり内陸に押し寄せます。
田島さんが考える当時の様子です。
大幅な気圧の低下で水位を増した高潮。
そこに高い波が加わって高さや破壊力が増し壊滅的な被害をもたらしたのです。
スーパー台風になると破壊力がすごいですね。
本当に驚くべき破壊力だと思います。
高潮だって高波だって桁が違いますねあれは。
そうですね。
あの巨大な岩があの内陸まで運ばれているというのは本当に驚くべき事だと思います。
宮古島に帯岩という津波が運んできたああいう大きな岩があるんですけれどもその津波が運んできた岩と同じような事が高潮で起こっていたという事ですので高潮とはいえまさに津波並みの強さといいますか破壊力を持った波だったと。
これは温暖化で海水温がどんどん上がってる訳ですからスーパー台風のようなものの発生はかなりの頻度になると言えますよね。
海が蓄えているエネルギーが今よりもはるかに大きくなりますので今よりも強いスーパー台風が発生するという事は十分考えられると思います。
その海水温が重要になってくるという話がありましたがこちらをご覧下さい。
近い将来の海水温の変化を日本の研究機関が予想したものです。
見て頂きたいのは日本の近海です。
おお。
ほかの海域よりも温度の上昇が大きくなるとされているんです。
30年以内におよそ0.7℃水温が上昇するといわれています。
0.7℃です。
日本に近づいてくると以前では海水温がだんだん低くなるので勢力も弱くなるし気圧も高めになるというんですがそれが0.7℃高くなるとなると相当近くまで強い勢力のまま来るという事ですよね。
言うなれば海面水温が下がる事によってブレーキがかかっていたものが外れて強い状態のまま日本に接近するという事が起こる訳です。
伊勢湾台風中学の時に来たんですけどもあれも相当すごい…。
まあその当時は観測体制というものがあんまり整ってなくて近づいてからようやく進路も大きさも分かったというんで被害が広まったというんですけども。
伊勢湾台風では5,000人以上の方が亡くなったり行方不明になったりしている訳ですけれども。
あの伊勢湾台風も予報が遅れたっていうんで富士山の山頂にレーダーを作ったぐらいですからね。
そうですね。
今後温暖化が進んでいきますとそれを上回るような強い台風が日本に上陸するという事は十分考えられると思います。
また条件が整いますと例えば海面水温が高い状態で大気の状態が発達しやすいような条件が整いますと現在の気候でも非常に強いスーパー台風のようなものが発生するという事はまれには起こると考えていいと思います。
これから日本を襲うかもしれない台風は一体どういうものなのか。
最新のシミュレーションをご覧下さい。
シミュレーションを行ったのは台風被害をさまざまな角度から研究する3人の科学者です。
風による災害を研究する京都大学丸山敬さん。
高潮を研究する京都大学森信人さん。
そして将来の台風の進路や強さを計算したのが琉球大学伊藤耕介さんです。
伊藤さんが用いたのは世界有数の計算能力を誇るスーパーコンピュータ京です。
まず日本付近の大気と海洋を2kmごとの升目に分け精密に再現。
そこに伊勢湾台風が発生した当時の気圧配置や風速など気象データを入力しました。
海水温は温暖化を考慮して現在よりも0.7℃高く設定。
30年以内に起こりうる変化です。
この条件で伊勢湾台風がどこまで発達するのかシミュレーションを行いました。
発生直後1,000ヘクトパスカルだった伊勢湾台風。
シミュレーションした台風は2日後912ヘクトパスカルまで一気に気圧を下げ急速強化しました。
その後日本に近づいても勢力はほとんど変わらず925ヘクトパスカルで上陸します。
最大風速は75メートル。
伊勢湾台風に比べおよそ20メートル強くなります。
暴風域は直径900km。
200km拡大し九州から関東まで広い範囲に及びます。
台風の中心から100km離れた大阪。
ビルの谷間では最大瞬間風速が50メートルに達し被害が相次ぎます。
東海地方では最大瞬間風速70メートル。
住宅が壊れ始めます。
浜松市では暴風が9時間近く吹き続き新幹線の架線が切断。
東西を結ぶ大動脈が分断されます。
猛烈な風は都市機能を麻痺させます。
風速60メートルにも耐えられる設計の鉄塔が次々と倒壊。
停電が続きライフラインは長期間寸断されます。
台風は伊勢湾に接近。
高潮で大きな被害をもたらします。
三重県にあるコンビナート。
高潮に波が加わり高さ10mとなって押し寄せます。
日本経済を支える産業の拠点が甚大な被害を受けます。
更に高潮は人口が集中する市街地に流れ込みます。
名古屋市では高さ5m。
伊勢湾台風より1m以上高くなります。
津波のようになって5km以上内陸まで浸水。
暴風が吹き荒れる中逃げ遅れた人々に襲いかかるのです。
まだまだ日本はこれから台風が来ますからね。
10月も来ますから。
VTRのシミュレーションでは伊勢湾それから名古屋という上陸地点になるんですけれどもこれ東京でも同じような事は言えますよね。
そうですね。
伊勢湾だけではなくて東京や大阪あるいは瀬戸内海地域そういった所に大きな高潮が発生するという事は十分起こりえると思います。
川の氾濫であるとか土砂災害そういったものにも注意が必要だと思います。
台風が多い日本ですけどね備えはどうしたらいいんですかね。
やはり避難というのが台風の災害を減らす上で最も重要だと思います。
避難。
避難ですね。
ところが避難というのは非常に大変な事なんです。
…というのは例えば100人ぐらいを避難させるのはそれほど大変ではないですけれども台風の災害の場合は何万人何十万人という避難が必要になってくる訳です。
東京マラソンあれが3万人ぐらいですか?あれ何万人でしょう?かなりの数ですよね。
かなりの数ですよね。
あれがスタートするのに何時間かかる訳ですからね。
そうですね。
一番最初の人と最後の人ではかなり時間差が出来ますものね。
だから都市ごと避難するにはまずどこに行くのかどういうふうに避難させるのかっていうのは大変な問題ですよね。
大変な問題です。
そういった事をするためにはより強度であるとか進路であるといったものの予測の精度というものを上げていく必要がある訳です。
それと事故の場合もそうですけども事故をよく調べてみると普通ありえない事が起こるのが大事故なんですが何でこの条件とこの条件が同じ時に来るんだろうというところがありましてこれ自然も同じなんですよね。
はい。
だから風とか自然のものというのはちょっと想像がつき難いから油断するんですよね。
やはり災害というのは我々がふだん考えているような常識では予測できないようなもの。
できないんですよね。
そういうところに発生しますのでだからこそそういったものに常に準備をする準備をして災害に遭わないようにするという事が非常に大事だと思います。
ありがとうございました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
去年スーパー台風で壊滅的な被害を受けたフィリピン・レイテ島。
再び台風のシーズンを迎えています。
傷痕はいまだ人々の心に刻まれたままです。
台風の被害を未然に防ぐため新たな取り組みが始まっています。
アメリカでは台風内部を長時間観測できる無人航空機を導入。
リアルタイムで変化を捉え予測に活用しています。
台風による巨大災害の危機が迫る日本。
世界各国と連携し海水温を観測する装置を太平洋全域に展開。
海の深い所まで水温を監視し急速強化の予兆を捉えようとしています。
海と大気の異変によって狂暴化する台風。
その脅威は既に現実のものとなりつつあります。
一人でも多くの命を救うために。
残された謎を解き明かしていかなければならないのです。
2015/06/14(日) 03:05〜03:55
NHK総合1・神戸
NHKスペシャル 巨大災害 第2集「スーパー台風“海の異変”の最悪シナリオ」[字][再]
日本に記録的な豪雨や土砂災害をもたらす、強力な台風が相次いでいる。なぜ台風は強大化するのか、日本にどんな脅威が待ち受けているのか、最新の科学から迫る。司会タモリ
詳細情報
番組内容
日本列島に記録的な豪雨や土砂災害をもたらす、強力な台風が相次いで襲来している。最新の研究からは、台風が突如強大化し、「スーパー台風」へと発達する「急速強化」とよばれるメカニズムの存在が明らかになってきた。そして、これまで経験したことのないような暴風と高潮が日本を襲う「最悪のシナリオ」も見えてきた。番組では、最新の科学によって浮かび上がってきた、新たな台風の脅威に迫る。【司会】タモリ
出演者
【司会】タモリ,上條倫子,【解説】名古屋大学教授…坪木和久,【語り】武内陶子
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ニュース/報道 – 報道特番
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