-そうすると、米国も新しい韓日関係でそれなりの役割を果たすべきではないでしょうか。
「バラク・オバマ大統領がリバランス政策(アジア重視戦略)を展開する際、同盟国間に何らかの緊密な協力が行われることを期待した。しかし、いくら両国間の協力というエンジンをかけても、アクセルを踏まなければ前進しないのに、クラッチばかり踏み続けているようなものだ。米国は韓日両国が親しくなるようなムードをつくることはできるが、友達にならせることはできない。それでも静かに米国は努力を続けるだろう。一つ注目すべきなのは、日本の安倍晋三首相が4月に訪米する前、米国は公の場で「歴史問題は解決すべきだ」というメッセージを日本に送ったことだ。朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は最近、日本の国際社会に対する貢献について一部言及した。両国関係の新たな兆しではないかと思う」
-それでは、日本がより明確に歴史問題に対するメッセージを送信する必要がないか。
「安倍首相は訪米時もそうだったし、ハーグでの基調講演時も同様だった。植民地支配の過ちを認め、従軍慰安婦の強制動員を認めた河野・村山談話を維持すると言った。一時はこれらの談話を見直すと発言して議論になったが、変えなかった。これは明らかに、国内の政治的な理由のためだった」
-では、日本の歴史問題に対する言及はこれで十分なのでしょうか。
「安倍首相の米上下両院合同会議演説、ワシントン訪問が最後ではないだろう。今も進化中だと思う。韓日国交正常化50周年は重要だし、終戦70周年の8月15日にも注目する必要がある」
-それでは朴大統領は韓日関係改善のために何をすべきでしょうか。
「指導者の役割は非常に重要だ。朴大統領も安倍首相も大衆を説得することが最優先だ。国内政治の状況はあまり良くないが、多くの人は両国関係がこのままではいけないと心配している。対話とリーダーシップを発揮し、韓国が進んでいくべき未来の姿を朴大統領は明確に示さなければならない。日本が『何をしても韓国を満足させるのは難しい』と思わないよう努めるべきだ。韓国は周辺国と最も良好な関係を結んだとき、最良の成果を出してきた」