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【プロ野球】

山中プロ初勝利 サブマリン対決制した

2015年6月13日 紙面から

西武戦に移籍後初登板、6イニング3失点でプロ初勝利を挙げたヤクルト・山中=西武プリンスドームで(園田高夫撮影)

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◇ヤクルト9−3西武

 ヤクルトが序盤で大勢を決めた。1回に2死からの4連打で2点を先制し、2回は川端が2点適時打。3回も山田の二塁打で3点を加えた。山田は5回にも2ラン。6イニング3失点の山中が3年目でプロ初勝利。西武は牧田が誤算だった。

 ヤクルトにニュータイプのヒーローが現れた。昨年途中ソフトバンクから移籍した山中が、牧田とのサブマリン対決を制してプロ初勝利を挙げた。新人時代の2013年4月27日ロッテ戦(QVC)以来の先発マウンド。ストレートの球速は120キロ前後ながら、高低をうまく使い、6イニングを3失点に抑えた。九州東海大の先輩でもある松岡から渡されたウイニングボールを手に「ホントに疲れました。必死で投げた結果勝てて良かったけど、実感が湧かない。野手が打ってくれて助かった」とにっこりだ。

 熊本・必由館高2年時に下手投げに変えたという。中村は「自分が打席に立ったとき、牧田さんのインハイが1番嫌だったので、リードの参考にした」と、下手投げの配球を工夫し、売り出し中の森を3三振に切るなど、好調西武打線を翻弄(ほんろう)した。

 昨年は9試合に救援したが、防御率6・75で1軍に定着できなかった。昨秋キャンプで、下手投げでも手首を立てて、ボールをたたくイメージで投げるよう教わったことで、球威が増したという。試合間隔が空くため13日に出場選手登録を抹消されるが、高津コーチは「もちろん次のチャンスはある」と、ローテ候補の1人として期待をかけていた。 (竹村和佳子)

 

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