(チャイム)
(樫山)はい。
ハハハ!すまんな。
(菊田)「すまん」で済むか。
(雅志)いいよもう。
だって昨日洋子がさあ。
回想用って何だよ?あのさ…だれなんだよ。
お前の好きなやつって。
何でそんな事聞くんだよ。
この恋を葬るためには知る必要があるんだよ。
なあ教えろよ。
(小声で)佐野…。
えっ…?佐野!えっ…?佐野!?ああ佐野だよ!え〜…ってな訳で今日から落研の一員となりました2年10組佐野雅志と申します。
どうぞお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
(拍手)「え〜人生というのはどこでどうなるか分からないなんて事がありまして…」。
おい!おい待てよ!「人とのつきあいもそうですな。
ひょっとしたところから間違いが起こるなんて事がありまして…。
おや八っつぁん血相変えてどうした?」。
どうしたじゃねえ!どうしたの?うるせえ!どうしたの〜?ついカッとなっちまってさあ。
だってそうだろ?おれのために恋の歌を作るなんて言って結局自分のためだったって事になるだろ?回想・「ラララ…」こんな感じでどう?何でそうなるんだよ。
いや結果としてそうなるだろ。
(菊田)大体洋子が言ったのうそだったんだろ?うんうん。
さっき洋子に呼び出されてよ…。
回想佐野の事殴ったんだって?ああ。
許せなくてよ。
バカ!おれがしつこく聞くからつい出任せで「佐野が好きだ」って言ってしまったんだって。
(菊田)人騒がせな女。
(樫山)までもそうだよな…。
よく考えてみりゃ洋子がこいつの事なんて好きになる訳ないよなあ?ハハハ!
(菊田)何で好きになる訳ないんだよ。
えっ?だってそうだろ。
何で?いいよもう。
(中島)「おじさんの商売は頭に『ど』の字が付くだろ」。
「そういや確かに『ど』の字が付くな」。
「ほ〜れ見ろ。
どうりで目つきがよくねえな。
泥棒だろ」。
(手をたたく音)間がよくないな。
「間」ですか?「どうりで目つきがよくねえと思った泥棒だろ」って言うのと「どうりで目つきがよくねえと思った。
…泥棒だろ」とじゃ違うだろ?ああ。
ちょっとやってみようか。
「そ〜れ見ろ。
どうりで目つきがよくねえと思った。
…泥棒だろ。
泥棒!」。
悪い!木戸に追われてるんだ。
かくまってくれ!えっ?
(木戸)エレキギター持ったやつが来なかったか?いいえ…。
学校へのエレキギター持ち込みは禁止だと言ってるのに…全く!何だ?ここは。
(中島)はあ。
落語研究会です。
(木戸)そうか。
何してる?練習してたんじゃないのか?「泥棒だろ。
泥棒!…ったくこんなバカはいねえな本当に。
ええ?おじさんの商売はな道具屋だよ」。
「あ道具屋か。
あじゃあおじさんだろ。
あのお月様見て跳ねるっていうのは」。
「何だ?そら」。
「道具屋お月様見て跳ねる」。
「くだらない事言ってんじゃねえよバカ野郎!」。
ハハハハハ!大いに結構!え?落語は古くからの日本の文化だ。
文化に親しみ実践するのはすばらしい事だ。
頑張れ!ありがとうございます。
それに引き換えロックだのフォークだの…全くくだらん!何でロックが駄目で落語がいいんだよ!
(バイオリン)
(三村)うん。
よく練習してきたな。
はい!女に振られたか?え?どうしてそうなるんですか?顔のばんそうこう。
何か怪しいな。
関係ないですよ!これはちょっとぶつけただけで。
この間もラブソング作ってたしな…。
・出ないんですか?うん。
・・
(呼び出し音)
(ため息)
(電話が切れる音)香織さんかもしれませんよ?うん?やっぱりうまくいかないんですか?お前が心配する事じゃねえよ。
まあそうですけど。
…ったく女なんかに関わるとろくな事ねえぞ。
それ前にも聞きました。
お前言ってたな。
「女を好きになったらバイオリンの表現が深くなるんじゃないか?」って。
「100年早い」って言われました。
そっか。
おれいい事言うな。
でも100年も待ってたら死んじゃいます。
いいんだよそれで。
バイオリンの事だけに集中しろ。
それぐらいじゃないと一流にはなれない。
山奥で…?うん。
何十年もだれにも会わずにひたすら練習ばっかりしてたら人を感動させる演奏ができるようになるんですか?なる。
それが理想だ。
そうですか?技術とはそういうものだ。
先生結婚したじゃないですか。
だから後悔してるって言ったろ。
(ため息)あいつとは学生時代に知り合った。
おれは女にうつつを抜かした。
バイオリンだけに集中していたらもっと上に行ってたかもな。
次やるか。
はい。
(川島)え〜もうすぐ春の文化祭です。
このクラスで何を出すのか決めたいと思います。
(生沢)別に何もやんなくていいんじゃないの?
(安川)あれ?お前ら文化祭嫌なのか?楽しいもんだろ。
模擬店やったりお化け屋敷やったり。
(生沢)そりゃそんな事ができればですけどね。
どういう事だ?先生は今年初めてこの学校に来られたのでご存じないでしょうが…うちの学校の文化祭は普通と違ってるんです。
どう違うんだ?
(貴子)文化祭では研究発表以外の出し物は認められないんです。
(榎木)そう。
我が街の歴史の研究とか。
ミジンコの観察記録とか。
何で模擬店が駄目なんだ?そういうのはしょせんお遊びなんで学業の場である学校にはふさわしくないというのが生活指導主任の木戸先生のお考えです。
だったらいっそ文化祭じゃなくて文化研究発表会とかにすりゃいいのにな。
(生沢)そうだよ!ちっとも祭りじゃねえもんな!あ〜お化け屋敷やりて〜!
(厚子)あんた女子脅かして楽しみたいだけでしょ?そうだよ。
悪いかよ?私あんみつの店やりたい!私も!お前ら自分が食べたいだけだろ?
(笑い声)
(樫山)ああ〜もうやめやめ。
できない事あれこれ言ったってしょうがねえだろ。
あの〜。
佐野君何か?ええっと…木戸先生は要するに遊びが駄目で文化ならいいっていう考えなんでしょ?さっきからそれを言ってんだろ。
うん。
だからその…模擬店とかお化け屋敷って言っちゃうと文化にならないけどその…例えば…縁日っていう形ならどうかな?縁日?縁日って日本の古くからの文化でしょ。
それを僕たちの手で再現するっていうのは立派な文化の研究になるんじゃないかな?こじつけじゃねえの?そんなの木戸が納得するか?あいや…ふとそんな気がしただけなんで…。
よし!じゃあ佐野お前が木戸先生を説得してみろ。
えっ!?今の考えを話せばいいだけの事だろ。
駄目でもともとだ。
おれが援護してやるから。
いやそんな…。
いいじゃん。
やれよ!いや無理。
頼むよ!いや無理無理。
無理無理…。
佐野!
(手拍子)
(生徒たち)佐野!佐野!佐野!佐野!縁日?お遊びとしか思えんな。
いえ。
ぼくたちは日本の文化の研究をしたいんです。
研究ならほかにやり方があるだろう。
はあ。
(安川)何事も実践する事は大切でしょう。
縁日といえば商売じゃないか。
高校生が金もうけの実践をする必要があるとは思えない。
利益が出たら全部寄付します。
そのつもりだったんだよな?え?あ…はい。
チャリティーのために自分たちでお金を稼ぐ。
貴重な経験になりますよ。
文化だのチャリティーだのしょせんはお遊びをしたい言い訳にすぎない。
どうなんだ?いえ。
その…おっしゃる事はごもっともで…その…。
(木戸)はっきり言え!失礼しました。
木戸先生。
うん?先生はお遊びとおっしゃいますが文化祭の時くらい多少のお遊びをやるのは生徒にとってガス抜きになっていいんじゃないでしょうか?
(木戸)ガス抜き?
(安川)ええ。
さもないとそのエネルギーが学生運動に向かうなんて事になるかもしれませんよ?君は私を脅すのか?いやそんな。
ただ…隣の高校じゃ生徒が学校側の押さえつけに反発して職員室になだれ込んだっていうじゃないですか。
若いエネルギーはどこへ向かうか予測不能ですから。
それは確かに…。
若いエネルギーね…。
そうです。
見るからに有り余ってるでしょ。
よし。
ではあくまで日本文化の研究という事で縁日の開催を許可しよう。
え?本当ですか?
(木戸)しかしそれを逸脱する事は許さない。
それから文化祭終了後には研究レポートをクラス全員が提出する事。
いいな?はい!
(チャイム)佐野君やったわね!お手柄よ!いや…ぼくは何も…。
ほとんど安川先生のおかげといいますか…。
痛い!謙遜すんなよ!じゃあどうかな?この貢献をたたえる意味でも佐野君に縁日の実行委員長やってもらったら?え?いいんじゃない?賛成賛成!あの…あの…すみません!おれ何の気なしに縁日って言っただけで別に中心になってやるとかそういうのは…。
乗りかかった船じゃないの。
もったいぶらずにやんなさいよ!悪い。
おれほかにやる事があって…。
(生徒たち)え〜?そうなんだよ。
こいつやる事があるんだ。
何だよ?やる事って。
佐野は…バイオリンの練習があるんだ。
バイオリン?ああ。
こいつそもそもバイオリンのプロ目指すために長崎から東京に1人で出てきたんだ。
プロ?そうなのか…。
見えねえだろ?でもうめえんだよこいつバイオリン。
なあ?
(生徒たち)へえ〜。
(菊田)だから許してやれや。
そうよね…。
しょうがねえな。
(校内アナウンス)木戸の事よく説得したね。
あいや…まあね。
この前何で私に怒らなかった?え…?ああこれ?いや別に…そういう事あるよ。
つい出任せ言っちゃうような事。
くだらない。
怒れよ。
人の事ダシに使うなとか。
バイオリンやってるんだ?うん。
プロ目指してるんだ?まあ。
そう…。
君だってダンスしてんだろ?プロ目指してんの?別に…。
(ため息)回想バイオリンやってるんだ?うん。
プロ目指してんだ?君だってダンスしてんだろ?プロ目指してんの?別に…。
(ラジオ)・「風が踊ってるゴーゴーゴー」・「どうせ帰らない恋ならば」・「早く忘れた方がいいぜ」・「夜更けもゴーゴー」・「踊れよゴーゴー」
(テレビ)
(繁理)ゴー!ゴー!ゴーゴー!ゴー!ゴー!ゴーゴー!ゴー!ゴー!ゴーゴー!
(笑い声)
(喜代子)ちょっともうふざけとらんでごはん食べんね。
はい。
(雅人)じゃあ頂きます。
(3人)頂きます。
(テレビ)おとうちゃん東京ってこげんとこね?こげん連中もおるって事やろ。
雅志はこげん事はせん。
ばってん「朱に交われば赤くなる」っていうし。
お前のその心配性は一生治らんたいね。
うちがちっとは心配せんばこん家はどげんなるとですか?東京ん事は心配してもどうなるっちゅうもんでもなか。
うち…東京に行ってきたかとやけど。
そげん事せんでよか。
あいつは真面目にバイオリンの稽古ばしとるに決まっとる。
ばってん雅志は妙に素直なところのあるけん。
周りの環境次第でどげんなるか…。
俺は雅志ば信用しとる。
うちだって信用しとりますよ。
なら黙っちょけお前。
男たるもんは多少道ば踏み外して荒波かぶった方が成長するもんたい。
ハハッ!なあ?分かっとるんか?もう。
余計心配になってきたと。
え?お前が縁日の実行委員やんの?ああ。
何か成り行きで。
それっておれのせい?おれをかばってくれた代わりにお前がやらなきゃいけなくなったとか…。
関係ねえよ。
面白そうだしやってみようかなって。
けどよく考えたら縁日って何をどうしたらいいか全然分かんなくてさ。
店の飾りとかは自分らで作るにしても…品物どうする?どっかから仕入れるのか?そうだな…。
仕入れて売れ残ったらどうする?だれが損かぶるんだよ。
損かぶらないでおれらでも簡単に用意できるものって何だ?あっそうだ!不要品を売るっていうのは?不要品か…。
家から要らないものを持ってきて売るんだよ。
元手はタダだぞ!そうか…いけるかも。
不要品なんてそんなにあるかな?売れそうにもないガラクタならともかく…。
よし。
実地調査だ。
行くぞ!実地調査?
(菊田)ほら!何か張り切ってんな。
ここ。
お前んち米屋かよ?ああ。
(菊田)ただいま。
はいお帰り!
(菊田)友達連れてきた。
おうそうか。
入れ入れ!よく来たな!お邪魔します。
いらっしゃい。
さあみんなあがってちょうだい。
はい失礼します。
(武夫)ゆっくりしていけよ。
ありがとうございます。
(美枝)どうぞ。
ありがとうございます。
(樫山)どうも。
ほら不要品なんかいくらでもあるんだよ。
何?ああ文化祭で古物市やるから。
これ売りに出していいだろ?バカ。
これはまだ使ってんの!う〜ん…あとは要らない。
捨てるのももったいないしどうしようかと思ってたとこなんだよ。
ほらどこのうちにもあるんだよこういうの。
そういえば…うちにもせっけんが山ほどあったな。
親戚がせっけん会社に勤めてて給料代わりにもらったとかで。
現物支給ってやつだね。
給料払えなかったんだよ。
何の話だい?おれたち文化祭で縁日やるんだ。
ほう。
縁日ならヤマさんが町内の秋祭り仕切ってたな。
業者とも知り合いだろ?そうねえ。
聞いてみたら?店の飾りとか貸してもらえるかもな。
おおそれなら格好つくな。
ああ。
頼んでみるよ!どうだい?学校は。
あっ楽しくやらせて頂いております。
こいつバカだけどいいやつだろ?はい。
あっいえ!息子にバカはないだろ!ハハハハハ!晩飯は食っていくんだろ?えっいいんですか?いいよ。
食っていけよ。
米だけは売るほどあんだよ。
ハハハハハ!助かった…。
(武夫)うん?あっいや実は今ちょっと金が苦しくて。
じゃいつでもいらっしゃいよ!こいつバイオリンやるために1人で長崎から出てきてるんですよ。
おお〜大したもんだ!
(美枝)さぞかし自慢の息子なんだろうねえ。
そりゃそうだよ。
長崎から送り出したんだもんな。
なかなかできる事じゃねえよ。
この出来の悪い息子とは大違いだよ。
この両親から生まれてきたんだからしょうがねえだろ!違えねえ!
(笑い声)じゃあ腕によりをかけておいしいもの作ろうかね!おお!パ〜ッと盛大に頼むぜ!はいはい!ビールもな!ハハハハハ!ほら飲め飲め飲め!ほら晩飯前までにはこれを食べていいよ。
よし!2人ともいい人だな。
(菊田)そうか?普通だろ。
佐野んとこはどんな親なんだ?うちはまあ普通だ。
けど…おやじの方はちょっと普通じゃないかな。
いろんな商売に手を出しちゃ失敗したりして…。
でもいろんな事教えてくれた。
おふくろさんは?おふくろは…おれに3歳の頃からバイオリンを習わせてくれて…。
回想なあお母ちゃん。
うん?うち貧乏になってしもたとに本当にバイオリンば続けとってよかと?そげん心配せんでよか。
あんたのレッスン代ぐらいうちが1人で稼ぐけん。
お母ちゃんなしてそげん僕にバイオリンば続けさせたかと?あんたには才能のあるとやもん。
(樫山)いい親じゃないか。
まあうちなんかより全然いいよ。
うちなんて…おやじは仕事の事しか頭にない。
おふくろは愚痴ばっか言っててよ…。
やんなっちゃうよな。
(力哉)雅志君!あっこんばんは。
女が来たんで留守だったけど部屋あがってもらったぞ。
えっ女!?あ…。
ごめんなさい。
勝手にお邪魔して。
散らかっててすみません。
いいのよ。
突然来たんだから。
あっ…何かあったんですか?ううん…特に用って訳でもないんだけど。
ああ…。
バイオリン頑張ってる?え?ああまあ。
そう。
うちの人元気?ええ。
電話に出ないのよ。
ああ〜…。
私離婚の手続きを進めたいんだけど。
そうなんですか…。
こんな事あなたに話すような事じゃないんだけど。
いくら私が嫌いか知らないけど話をしない事には離婚できないって言っておいてくれないかしら。
はあ。
でも…。
何?先生は離婚したくないんじゃないですかね。
え?あっだから香織さんからの電話も出ないんじゃないかな。
電話に出ちゃうと離婚が進んじゃうから。
だってあの人自分から出ていったのよ?あ〜でも先生は「追い出された」って言ってます。
(ため息)ややこしい人なんだから。
ああすみません。
どうしてあなたが謝るの?アハハそうですね。
(笑い声)ねえ久しぶりにあなたのバイオリン聴かせてくれない?え…?お願い。
私あなたのバイオリン好きなの。
え…どういうところが?う〜ん…口で言うのは難しいけど…優しいところかな。
ちゃんと練習ば…。
うわっ!やっとるみたいですね。
びっくりした。
急に出るなよ。
目ば離すと悪か事ばするかもしれませんけん。
お前おれだろ。
自分をもうちょっと信用しろ!おれだってバイオリンの練習が一番大切な事ぐらい分かってる。
だから文化祭の実行委員もちゃんと断ったんだ。
本当ですね?本当本当!第一文化祭の日は三村先生のレッスンの日だろ。
適当に切り上げてちゃんとレッスンに行くよ。
それば聞いて安心しました。
練習頑張って下さい。
分かってるようるさいな!大体さ…。
(ため息)・
(朔太郎)雅志君いるかい?はい。
よう!これもらいもんなんだけどさ食わないか?いいんですか?ありがとうございます。
それよりさ…あの今の女ってお前の…これ?ひょっとしてあの…年増好みだったりすんのかい?違いますよ!でもなかなか美人ですよね。
いや〜あの〜うちの弟がさ何か紹介してもらえってうるさくてさ。
残念ながら知り合いの奥さんです。
あ…そう…。
奥さんか…。
違う方面にいった方がよろしいかと。
どの方面だよ!あ〜あ!結婚してえなあ!あ…その前に女見つけねえとな。
面倒くせえなあ。
お見合いしたらどうですか?見合いか。
うんそうだな。
やるか見合い。
うん。
モーレツ娘みたいな子とな!ハハハ!オー・モーレツ!なんてな。
ハハハ!ごちそうさまです。
(校内アナウンス)「本日は誠學館高校の文化祭においで下さりありがとうございます。
今年は『日本の伝統文化』をテーマに縁日を開催しております」。
さあさあ楽しい縁日に是非お立ち寄り下さい!射的に綿あめ古物市などいろいろありますよ〜!大当たり〜!わあ〜!大成功で〜す!
(拍手と歓声)100円頂きます。
はいありがとう。
ありがとうございます。
ありがとうございました!ありがとうございました。
あれ?これ後で取りに来るの?おれが買った…。
ああそっか…。
1人暮らしだもんね。
(樫山)買ってちょうだい!会社が倒産してしまいまして…この寒空の下。
春だよ。
春だけど寒空の下親子5人。
どう暮らしていけばいいか。
え?若いのに子持ちなのかい?ええ。
5歳を頭に3人。
しかも…女房が体が弱くて…。
うう〜!分かったよ。
2個もらうよ〜!毎度ありがとうございます!はいはいはいはい…!おにいちゃん上手だよ〜!ありがとうございました!売れてるな。
いっぺんこういうのやってみたかったんだ。
これで食っていける自信ができた。
(笑い声)じゃおれそろそろ…。
バイオリンか?そうそう。
頑張れよ。
ああ。
(校内アナウンス)「占いの館コーナーがオープンします」。
おお〜!はい下がって。
はい下がって。
まずい。
またほれそうだ。
何で彼女が…?駄目もとで頼んだら「やる」って言うから。
珍しいわよね。
あの子クラスで何かやるって言っても参加した事なかったのに。
(校内アナウンス)「あなたの悩みを一気に解決。
皆様のご来場をお待ちして…」。
おれ見てもらおう。
お前女房子どもがいるんだろ。
せっけん売れ残ってるぞ。
チッ。
はいはい。
ガス抜きねえ…。
フン…。
行くのか?悪いな。
いや。
みんな楽しいって。
お前のおかげだよ。
いやおれは何も。
とにかくやってよかったよ。
実行委員長ちょっとまずい事態よ。
どうした?「占いの館の音楽イメージと違う」って洋子が言ってんの。
音楽なんてなくていいだろ。
「雰囲気出ないから嫌だ」って洋子がごねてんのよ。
なんとかなんない?これでやれっていうの?ごめん。
これしかないんだよ。
じゃあ帰る。
(バイオリン)
(川島)よしそれ引っ張って引っ張って引っ張って引っ張って。
あ〜ら残念!じゃあしょうがないからこれ。
はいサービス。
よかったね。
よかったね〜。
20円になります。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
おいしそうだね。
あの…恋占いお願いします。
お掛け下さい。
あの…実は私…!シッ。
見える…。
あなた最近つらい事がありましたね?そうなんです。
でもつらい事はいつか終わります。
ちょうど今が節目なのです。
これからきっといい事がありますよ。
本当に?占い勉強した事あるの?ちょっとね。
ふ〜ん。
え…何で急にやる気になったの?みんな不思議がってたよ。
思い出に…。
え?あんたも占ってあげようか?え…。
じゃあお願いしようかな。
何を見てほしいの?そうだな…将来の事とか。
将来なんか知ってどうするの?予定どおりの人生歩みたいの?いや…ああじゃあ…。
恋愛の事とか…。
見える。
え?運命の相手が…。
えっ!?その相手は…!バ〜カ。
え?占いなんかやった事ないよ。
全部デタラメ。
はあ?
(笑い声)あ…。
あっまずい!すみません!遅くなりました!何してた?あいや〜ちょっと文化祭で…。
文化祭?そうかそうか。
すみません。
人手が足りなくてしかたなかったんです。
そうか。
しかたなくか…。
はい。
頼み込まれちゃって。
そうか。
楽しかったか?はい。
あ…いや…。
楽しかったんだな?楽しかったです。
楽しんでる場合か!バイオリンの練習はな確かにつらいよ。
ほかに楽しい事はいくらだってある。
けどな一流になるやつっていうのはなそういうのを…ほかの楽しい事をみんなはねのけてやってんだよ!分かってんのか!どうなんだ!よく分かりません。
何だと?みんなで一緒に何かやったり…楽しんだりする事はいけない事なんでしょうか?いけないとは言ってない。
おれはただ…お前にそんな暇な時間があるのかって言ってんだ。
でも今しかない気がするんです。
あんな事ができるのは。
バイオリンの練習に打ち込めるのだって今しかない!じゃあ…どうすればいいんですか?自分で考えろ。
コーヒー入れてやるよ。
一息入れてからやろう。
・洋子!早かったな。
(鼻歌)・
(武夫)かあちゃん行ってきたぞ!ご苦労さま!おう!来てたのか。
あ…お邪魔してます。
保夫は何してんだ?今日は文化祭の片づけで遅くなるとかで…。
ごはん食べてくでしょ?あ…いえそんなそうそうごちそうになる訳には。
腹減ってんだろうが!いえいえ全然。
(おなかが鳴る音)ほら〜!ハハハハハ!お代わりもあるからね!ありがとうございます。
何かあったのかしらね?まあ黙って食わせてやれや。
・
(菊田)ただいま!お帰り〜!佐野君来てるよ。
あっ来てたのか。
おお!いいとこにいた!バンドやろうぜ!バンド?何だよ急に。
急にじゃねえよ。
コンテストがあるんだよ。
優勝賞金5万。
頂こうぜ!こいつもやるってよ!何か面白そうだし。
本番は9月か…。
ああ。
すぐに練習だ!ん?それっておれも入ってる?当たり前だろ!いやおれは反対したんだ。
佐野はバイオリンで忙しいからって…。
お前が曲書かないでだれが書くんだよ!2015/06/13(土) 00:10〜00:55
NHK総合1・神戸
土曜ドラマ ちゃんぽん食べたか(2)「小さな革命」[解][字][再]
人気歌手・さだまさしの自伝的小説をドラマ化。昭和40年代、天才バイオリン少年がさまざまな経験をしながら夢に挫折しやがて歌手としてデビューするまでを情緒豊かに描く
詳細情報
番組内容
相変わらずバイオリンに精を出さなければならない雅志(菅田将暉)。そんな折、学校では文化祭の催し物を決めることに。文化祭とはいえ、毎年研究発表しかできないことに反発した雅志のクラスでは、雅志の一言で縁日をやることになる。文化祭は日曜日、バイオリンのレッスンのある日だ。しかし、そこでトラブルがおき、雅志は学校に残るはめになり、レッスンに大遅刻してしまう。青春を楽しむこととバイオリンとの間で雅志は悩む。
出演者
【出演】菅田将暉,間宮祥太朗,泉澤祐希,森川葵,豊原功補,岡田義徳,中村優子,山西惇,澤部佑,阿南健治,熊谷真実,西田尚美,遠藤憲一
原作・脚本
【原作】さだまさし,【脚本】尾崎将也
音楽
【音楽】渡辺俊幸
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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