やはり懸念されていたことが起きてしまいました。
年金情報の流出が発覚した後、全国で初めての詐欺被害です。
不審な電話を受けた70代の女性がキャッシュカードをだまし取られ口座からおよそ300万円を引き出されました。
今月1日、神奈川県内に住む70代の女性のもとに年金機構の職員を名乗る男から電話があり、家族構成や預金額などの個人情報を聞かれた。
女性のもとには、翌日から実在しない消費者生活相談センターの職員や弁護士を名乗る電話が相次いでかかってきて、今月8日、自宅を訪れてきた弁護士秘書を名乗る男に、キャッシュカード4枚をだまし取られたとのこと。
その後、女性の口座から複数回にわたっておよそ300万円が引き出されているのがわかったとのこと。
警察庁によると、日本年金機構の情報流出が発覚してから全国で年金機構を名乗る不審な電話が相次いでいるが実際に被害が出たのは初めて。
不審な電話は今日午後3時時点で全国で291件に上っていて警察庁は、全国の警察に対し捜査の徹底を通知した。
警察に連行されながら、何やら叫ぶこの男。
去年、千葉県柏市で連続通り魔事件を引き起こし、1人の命を奪った、竹井聖寿被告です。
今日、無期懲役の判決が言い渡されました。
私たちは、判決直前の竹井被告に面会、彼の口から出てきたのは、極めて挑発的な言葉でした。
千葉県柏市で起きた連続通り魔事件の裁判で今日、判決が言い渡された。
強盗殺人などの罪に問われた竹井聖寿被告。
判決の瞬間、手をたたき、悔しかったら死刑にしてみろと大声を張り上げた。
判決を前にした昨日、竹井被告は刑務所でJNNの面会取材に応じていた。
そこでも、同様に挑発的な言葉を繰り返した。
判決時と同様、両腕の入れ墨を見せつけるようなタンクトップ姿だった。
竹井被告は去年3月、会社員の池間博也さんを殺害したなどの罪に問われている。
逮捕前、カメラの前でアピールをする竹井被告。
記者に対し、淡々と話す竹井被告だったが自分について聞かれると…攻撃的なもう1人の竹井。
事件前からのめり込んでいたインターネットのチャットでこうした面が強調されていったと話した。
昨日、取材に応じた竹井被告の父親いじめとインターネットが息子を変えたと言う。
4日前に父親に届いた竹井被告からの手紙にはこうつづられていた。
犯罪心理学の専門家は…退廷後、弁護人に対し裁判は楽しかった、またやりたいと話した竹井被告。
裁判の後、弁護人を通じて被害者の遺族は、最後まで遺族を侮辱する態度をとった被告人の態度には強い憤りを覚えるとともに司法の判断には失望しましたとコメントを出した。
続いては、噴火警戒レベルが引き上げられた浅間山です。
周囲は日本を代表する避暑地ですが地元の人は観光シーズンを前に不安を隠せません。
昨日、噴火警戒レベルが引き上げられた浅間山。
火山ガスに含まれる二酸化硫黄の放出量が急増したため気象庁は火山活動が活発化していると見て噴火警戒レベルを2に引き上げた。
夏の観光シーズンを前に、地元は不安を隠せない。
地元関係者の頭によぎるのは2004年の噴火。
2004年のマグマ噴火ではふもとの軽井沢町などに大量の灰が降り積もり観光や農業など地元経済には大きな影響があったと言う。
また、2009年の噴火でも噴き上げられた灰は遠く千葉県にまで達した。
浅間山は古くから噴火を繰り返してきた日本有数の活火山で、江戸時代の1783年には大規模な噴火が起き、1100人以上の死者が出たと伝えられている。
当時の溶岩を間近で見ることができるこの公園では長い歴史を教訓に既に対策も打たれていると言う。
この公園では、既に数件の問い合わせが入っているもののシェルターで対応できると安全性を強調している。
しかし、観光客からは不安の声も。
一方、地元名産のキャベツを生産する農家は…5年ぶりに警戒レベルが引き上げられた浅間山の現状について専門家はこう分析する。
一方、口永良部島の噴火など各地で相次ぐ活発な火山活動との関連については、こう指摘する。
地元自治体や気象庁などは今日、検討会議を開き、登山者への注意喚起や現状の警戒態勢などについて報告した。
今日午後3時までに火山性地震が41回観測されるなど、依然として活発な火山活動が続く浅間山。
気象庁は、火口近くで小規模な噴火が発生する可能性があるとして警戒を呼びかけている。
ここで訂正があります。
昨日のこのニュースの中で、前回、浅間山の噴火警戒レベルが1から2に引き上げられた年を1998年とお伝えしたんですけれども2008年の誤りでした。
失礼いたしました。
こちらは、今日の国会。
委員長席に野党の議員が詰め寄っています。
重要な法案審議を抱える国会なのですが民主党や共産党は、与党の国会運営が強引だと反発して、すべての委員会審議をボイコット。
そして委員長はこんな姿でカメラの前に現れいかりをあらわにしました。
野党議員の怒号の中、安倍総理大臣も出席した衆議院の厚生労働委員会。
総理は、冒頭、年金情報の流出問題を陳謝したが委員会室には空席が。
政府が成立を目指す労働者派遣法改正案に民主・共産の両党が反対。
委員長が職権で会議を開いたことに反発して、欠席した。
しかし、派遣法の対案を与党と共同提案する方針に転じた野党第2党・維新の党は…民主・維新の野党共闘が崩れた状況があからさまに。
そして午後、委員長が質疑を終えると宣言すると混乱は極みに達する。
委員長席に詰め寄る野党議員。
委員長は頸椎捻挫の診断を受けて、怒りをあらわにする。
民主・共産両党は、今日、予定されていた5つの委員会審議をすべてボイコットする大荒れの事態になった。
こうした中、自民党の要職を歴任したベテランが安保法制を痛烈に批判した。
この批判に対し、現職の幹事長は…一方、国会の前には700人ほどが集まり、抗議行動を展開した。
国会の会期末が24日に迫る中、自民党の高村副総裁は、大幅に会期を延長すべきとする考えを強調。
福島第一原発の廃炉に向けた大きな課題の1つが、原子炉建屋に残る使用済み核燃料の取り出しです。
政府と東京電力は、この取り出しをこれまでの計画より最長で3年遅らせるなど、廃炉の工程表の見直しを行いました。
2年ぶりに見直された福島第一原発の廃炉に向けた工程表。
これまでのスピード重視の姿勢を改め、全体のリスクを下げることに重点が置かれた。
1号機から3号機に残る1500体以上の使用済み核燃料の取り出しは追加の安全対策などのため3号機は2017年度に、1号機、2号機は2020年度にするなど開始時期をこれまでの計画より最長で3年遅らせ完了は2022年になる見込み。
一方、溶け落ちた核燃料の取り出しは従来の目標どおり2021年に始めるとし、廃炉完了までにかかる期間も30〜40年の目標を維持している。
また政府の原子力災害対策本部会議は福島の原発事故からの復興指針を改定した。
福島第一原発に近い帰還困難区域については解除の時期は明示しなかった。
一方、居住制限区域と避難指示解除準備区域については遅くとも2年後の2017年3月までに避難指示を解除する方針を盛り込んだ。
2017年度末まで支払われる精神的損害賠償は避難指示の解除が早まったとしても満額支払われる。
復興指針は避難している人たちの帰還と自立の促進を柱としているが地元では戸惑いの声が上がっている。
さらに指針では、避難しているおよそ8000の事業者の再建を、この2年間に集中的に進めるため、新たに国や県、民間による支援チームを立ち上げ戸別訪問などを行って、支援することにしている。
やはり現場は非常に厳しい状況にあるようなんですね。
こちらをご覧いただきたいんです。
そういう現実を考えれば、今回の見直しもやむを得ないかなという感じがどうしてもするわけですけれども、何といっても作業員の安全が第一ですからね。
炉の中の状況を含めてわからないことだらけの中で、廃炉の完了までは北海道の死亡ひき逃げ事故で、衝突した車の運転手が逮捕されました。
北海道砂川市で永桶弘一さんの一家5人が死傷した衝突事故で、危険運転致死傷の疑いで谷越隆二容疑者が逮捕された。
谷越容疑者は信号は青だったと容疑を否認している。
警察は複数の防犯カメラの記録から、谷越容疑者の乗用車が交差点に進入したときには信号が赤に変わってからおよそ30秒たっていたと見て捜査を進めている。
自民党がテレビ朝日の幹部を呼び、「報道ステーション」について事情を聞いた問題で、民放連の井上会長は、このように話し自民党の対応を批判した。
BPO=放送倫理・番組向上機構に公的な関与を強めようとする動きがあることについてはBPOが放送業界に甘いという批判は的外れと反論。
NHKの「クローズアップ現代」でやらせがあったとされる問題についてはBPOの審議の結果を待つ姿勢を示した。
11日未明、中国の吉林省和竜市の集落に北朝鮮側から男が国境を越えて侵入し地元警察に射殺される事件があり、この男は北朝鮮軍の兵士だったことがわかった。
侵入者の国籍や性別は発表されていないが地元当局筋への取材で明らかになったもの。
男は30代半ばと見られ、軍服姿だったとのこと。
中国側は強盗目的で侵入した可能性が高いと見ている。
この集落では去年末、北朝鮮軍の兵士が金や食料を奪った上、住民4人を殺害し、その後、中国側に射殺される事件が起きている。
日本年金機構は情報流出問題についての相談に応じるため、今月中は普段は休みの土・日も全国およそ300カ所の事務所を開いて対応すると発表した。
土・日は午前9時半から午後4時まで事務所を開くとのこと。
また、昨日までにおよそ42万件の相談が寄せられている電話相談窓口も当分の間、受け付けを続けることにしている。
この年金情報の流出が発覚した後、全国で初めての詐欺被害が出た。
今月1日、神奈川県内に住む70代の女性のもとに年金機構の職員を名乗る男から電話があり、家族構成や預金額などを聞かれた。
女性のもとには翌日から実在しない消費者生活相談センターの職員や弁護士を名乗る談話が相次いでかかってきて今月8日、自宅を訪れてきた弁護士秘書を名乗る男からキャッシュカード4枚をだまし取られたとのこと。
その後、女性の口座から複数回にわたっておよそ300万円が引き出されているのがわかったとのこと。
警察庁によると日本年金機構の情報流出が発覚してから2015/06/12(金) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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