物の価値より安く買う行為である。 バリュー消費のメリットとは 生活費の浪費を防ぐ事により、実質的な富を得る行為。 イメージで例えるならば、穴の開いた財布にいくらお金を注ぎ込んでも 富は全て手元から抜け落ちてしまう。 効率的にお金を消費できなければ、私達はいつまでたっても貧しいまま。 ピカピカの新車はすぐに中古車となる。また新しい車を買うのだろうか?? 拡大思考に陥るといつまでたっても忙しく、貧しさがつきまとう。どこまでも突き進みやがて破滅が待ち受ける。 人間に必要な物はそれほど多くない。便利な物を追求しすぎる事でかえって自分自身を不便にさせていく。 気がつくと自分の部屋はゴミの部屋。使いもしない物、出来もしない事を散々やりつくした挙句、浪費を重ねる。 このアンチテーゼとして登場した「シンプルライフ」という概念と投資対象の価値より安く買うという「バリュー投資」という概念の融合が バリュー消費という言葉の誕生の背景である。 節約とバリュー消費はかなり近い。しかしケチとは明らかに違う。 例えば、10円を節約する為に遠くのスーパーまで行って大根を買ったり、浪費電力を節約する為にコンセントをこまめに抜いたりする行為はケチである。 実践する時に必要な労力コストを考えていない。 すなわちバリュー消費とは合理的な節約方法である。 しかし根本にあるのは貴方の価値観である。 一時間10万円以上もする銀座のクラブは、無駄遣いの代名詞とも言える。しかし貴方が本当に銀座のクラブに相当の価値を感じるなら、それも立派なバリュー消費なのである。 しかし大抵の消費行動を見る限り、あまり深い考えもなしに割高な自動車やキャバクラ通い、不動産のセールスマンの口車にのって住宅を手にしたりという事がほとんどではないだろうか? 貴方はなんとなく風習に従ったり、周りに従って割高な商品を買い続け、本当はそれほど欲しくもないにも関わらず大金を出していたりしないだろうか? |
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