砂川の家族5人死傷事故の容疑者、2時間半前まで焼酎

2015年6月13日19時33分  スポーツ報知

 北海道砂川市で歌志内市の会社員・永桶弘一さん(44)の家族4人が死亡、1人が重体となった事故で、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑で逮捕された谷越隆司容疑者(27)が、6日夜の事故の少なくとも2時間半前まで同乗者の男性2人と焼酎を飲んでいたことが13日、目撃者への取材で分かった。

 北海道警は谷越容疑者が飲酒運転で事故を起こした疑いがあるとみて、慎重に調べている。

 道警は3人のほか、道交法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された古味竜一容疑者(26)と同乗者の男性1人も飲酒していたとみている。それぞれの同乗者計3人が、運転者が酒を飲んでいたことを知りながら車に乗せてもらったとみて道交法違反(飲酒運転同乗)容疑の適用を視野に調べる。

 砂川市の飲食街近隣の住民によると、6日午後6時半ごろには谷越容疑者の車が飲食街近くの駐車場にあった。また、谷越容疑者と同乗者2人が午後7時から8時ごろに飲食店で焼酎を飲み続けている姿を、知人男性が目撃していた。

 その後、3人は別の店に行き、古味容疑者らと合流したとみられる。

 谷越容疑者は6日午後10時35分ごろ、赤信号を無視して時速100キロを超える速度で交差点に入って永桶さんの軽ワゴン車と衝突、5人を死傷させたとされる。

 道警によると、谷越容疑者は「信号は青だった」と容疑を否認している。逮捕前の任意での事情聴取では「交差点の直前でサングラスを拾おうとしていて信号の色は確認していなかった」と話しており、供述が変遷しているという。

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