(新番組)京都地検の女7 2015.06.11


(ヘリコプターが通過する音)
(携帯電話)
(柳原美香)HiJake!
(ジェイク)「OhMika!」「Whattimedoyouhaveameetingtomorrow?」
(美香)Itstartsateleven.
(ジェイク)「OK.I’llbethere.」
(美香)Don’tbelate.Seeyoutomorrow!
(鶴丸あや)りん!ごはんできたわよ!
(鶴丸りん)どう…?似合う?あら〜いいじゃな〜い?ひとかどのOLさんみたいね。
(パトカーのサイレン)
(成増清剛)ああ〜!ああ…!3階です!えっ?3階!ご苦労さまです!
(池内弘二)あっ成増さんご苦労さまです。
ガイシャは柳原美香39歳。
大手英会話教室チェーンの営業本部長です。
経済新聞読んで男顔負けでバリバリ働く女ってわけか。
(栗原美波)ありがとうございます。
(池内)どうだった?現在の会社イーブライトには入社してまだ2か月。
前は同業他社にいたとか。
ヘッドハンティングでもされたか?結構敵が多かったんだろうな。
でも感慨深いわ。
りんが就活する歳になるなんて。
早々とリクルートスーツ作ってもらって言いにくいけどちょっと気が重い。
え?うんまあ確かに就職戦線相当厳しいらしいけど。
でも学校の先生は必ず需要があるわけだから勤務地を限定しないで片っ端から試験を受ければ…。
私は絶対京都で教える。
最悪でも大阪神戸まで。
なんで?北海道だって東京だって九州の学校だっていいじゃないの。
サークルの先輩で東京の会社に就職した人がいるの。
出勤する時以外部屋にずっと引きこもってるって。
友達も1人もいないところで生活始めて寂しくつらくて…。
友達なんて作ればいいじゃない。
簡単に言わないでよ。
みんなお母さんみたいに図々しくないの。
そんなふうに最初から頑なに心を閉ざしてたら生きていけないわよ。
(太田勇一)それは検事に甘えているんですよ。
そうかしら?そうですよ。
お嬢さんよほどうちが居心地いいんですよ。
幸せなんですよ。
素敵なお母さんといつも一緒で離れがたい。
太田さん真面目に話してるの。
ちゃかさないで。
(斉藤加奈子)私は検事のお嬢さんの気持ちよくわかりますよ。
私も京都で一人暮らし。
それほど大勢知り合いいないし心開いて話せる相手も…。
斉藤!俺がいるだろ?いつでも俺の胸に飛び込んで来い!かわいくねえ。
みんな太田さんみたいにものをよく考えない人だと楽に生きられるのにねぇ。
えっそれって私がバカって事ですか?太田さんはまだ自分の孤独に気づいてないだけですよ。
この中で太田さんが一番深刻かも。
なんだよ…脅かすなよ。
かもねぇ。
あと20年経てば太田さんもわかりますよ。
妻も子もいない独身生活。
親戚付き合いもしない。
行きつけの店や趣味もなくもちろん心を開いて話せる友もない。
しかし三度三度ごはんを食べ毎日毎日生きていかなくてはならない。
この先何年も何十年も…。
(あや・加奈子)深刻よねぇ〜。
ちょっとそこの人!おい!あ…あっ…危ねえだろこら!すいませんすいません。
おい!おい!
(警官)どっちに逃げた?
(警官)こっちだこっち!
(警官)おい!こっちだこっち!
(警官)こっちは行き止まりです!
(警官)向こうだ!小堀!栗原!
(美波)はい!小堀育男だな?栗原ワッパ。
はい。
(高原純之介)被疑者の小堀育男は42歳で脱サラして英会話スクールチェーン小堀イングリッシュ・アカデミーを創業。
有能な講師陣と独自の低料金授業システム強引な営業力で西日本を中心にチェーン展開して生徒をかき集め京都に本部ビルを建てるまで急成長させた。
しかしリーマンショック以降業績が急激に悪化。
おまけに右腕だった女性幹部が講師陣ともども大手英会話チェーンに引き抜かれて生徒数が激減。
今年の5月あえなく倒産した。
この殺害された被害者柳原美香さんがその女性幹部ですね?信頼していた側近の裏切りが許せなかったようだ。
彼女が大手チェーンの重役に厚遇で迎えられたと知り小堀は頭に血が上った。
彼女とは公私ともに関係があったようだ。
自供物証目撃者も揃ってる。
うちの太田事務官が見たら飛び上がって喜びます。
小堀の供述調書を読んでると胸が痛む。
会社立ち上げに奔走家庭も顧みず妻子を捨て友も切り捨て仕事一本。
馬車馬のように働きようやく会社を軌道に乗せたというのにあまりにも哀れな末路だ。
小堀育男さんもう一度伺います。
柳原美香さんの首に手をかけ殺害した。
間違いありませんね?
(小堀育男)はい。
私がやりました。
小堀さん死んだ柳原さんの姿を見てどう思いましたか?二人三脚で会社を大きくしてきた彼女に対して「申し訳ない」「すまなかった」という気持ちが湧いてきたんじゃ?それは…ないです。
あいつは許せない。
絶対許せない。
そうですか…。
残念です。
死ねば終わりでしょ?くたばったらそれでおしまい。
これで終わりですか?何か言いたい事があれば。
いえ…ありません。
では終わります。
お引き取りください。
斉藤。
はい。
お願いします。
検事さんみんな独りですよね?生まれる時も死ぬ時も…。
だから独りぼっちで死んでいく…。
斉藤どうだ?すっきり気持ちいいだろう?そうですか?被疑者はやった事を包み隠さずすべて供述。
罰を受け入れようとする気持ちに揺るぎがない。
うーん…引っかかるのよねぇ最後が…。
私もです!えっ!?検事こんな一点の曇りもない秋晴れの運動会の日の空のような案件は滅多にあるものじゃ…。
じゃあ教えて太田さん。
どうして彼は突然最後にあんな事を口走ったの?「死んだらおしまい」「人は独りで死んでいく」…。
それは殺害した柳原美香の事を思い出して申し訳ないっていう気持ちになったからです。
「あいつは絶対許せない」って…。
(太田)黙ってろお前…!丸く収めたくないのか?
(加奈子)検事!いつもの主婦の勘がビビビッて働いたんですよね?そう。
主婦の勘がビビビッて私に何かを訴えかけてくるのよ。
ねぇねぇどうしたの?さやかさん。
(桜井麗子)ここんとこずっとああなのよ。
(吉川香織)私知ってんで〜。
(麗子・あや)教えて!コレになコレができたらしいね…。
(麗子・あや)えぇーっ!?
(柿野たまこ)今日はさやかさんのリクエストにお応えして大シケの海のように荒れた心もスーッと穏やかに収まるアボカドとマンゴーのマインド・リラクシングジュースをお作りしました。
もう毎日のイヤ〜な事がすっきり忘れられます。
どうぞ。
(3人)はい。
(漆原さやか)たまちゃんおかわり!はい!
(たまこ)どうぞ。
もう一杯!奥さん。
悩みがあるならその苦しい胸の内私たちに洗いざらい打ち明けて。
きっと楽になると思うから。
うんそうそうそう。
最初におかしいな思うたんは旦那がテレビドラマ見てる時に突然「男と女は不思議な生き物だよな」なんてつぶやいたんや。
自分と愛人の関係を思い出したってわけ?腹立つなーまったく!あんたそれでよう見破ったな!そうか。
やっぱり気になる事があるとつぶやいちゃうんだ。
(さやか)相手は私も知ってる女で2度ショックやわ…。
(香織・たまこ)ああー!ふざけるな!あんたもやり返したったらええねん!奥さーん!どちらへ?もう一度こちらに来てもらったのは小堀さん私の中で今ひとつしっくりこない点があって。
まただよ…。
前回の取り調べで小堀さんが最後に言った発言の真意が知りたくて…。
私の発言…?「人は独りで死んでいく」「死んだら人間おしまいだ」…。
覚えていますね?いえ忘れました。
えっ…?言いましたよ。
言ってません。
小堀さん…。
言ってません。
…知りません。
(ため息)わかりました。
終わります。
斉藤。
はい。
私は…女は憎い。
美香に手ひどく裏切られた。
女は信用できない。
あんたも女だ。
私も信用できませんか?誰も信用できない。
みんな私から離れていった。
私を見捨てて…。
小堀さん。
私に何か力になれる事があればできる限りやってみます。
嘘でしょう?検事さんがこんな人殺しに手を貸すわけが…。
もちろんできる事とできない事があります。
でも可能な限り…。
斉藤!はい!お願いします!でも…。
待って。
たぶんもう片づけられてると思いますよ。
片づけられてる…?何が?書くものと紙貸してくれませんか?場所書きます。
場所?
(パトカーのサイレン)
(美波)「月和荘」…。
(美波)2階です。
この部屋です。
臭くないか?ああ…。
確かに。
入ります!うわ…ひでえ。
おい鑑識呼べ!鑑識!あはい!うぅっ…。
(咳)
(高原)小堀育男は逃走中死後10日の遺体に出くわしたわけか。
まあすわ連続殺人かって勢い込んだんですがとんだ肩すかしで。
身長167センチ体格中肉。
年齢60歳から80歳氏名不詳…。
氏名不詳…?アパートに入居したのは30年以上も前です。
大家は店子と没交渉。
契約書もなくなってますね。
うーん…。
まあしかしあやちゃんの主婦の勘のおかげでアパートで人知れず亡くなってた人が見つかり弔われた。
まずはよしとしなければ…。
ああ…。
ちっともよくありません。
山奥の人里離れた一軒家じゃなくて町のど真ん中で10日も誰にも発見されずにいたなんて…。
しかも氏名不詳。
現代のミステリーですよ。
ミステリーなんかじゃない!薄情国薄情市薄情町の話。
ハクジョウコク…?「薄情け」だよ…。
(舌打ち)第一アパートの住人はなんで気づかなかったの?なんで名前も知らないの?まあ現場は建ってるのが不思議なぐらいの築60年のボロアパートです。
2階にその亡くなった男性が1人で1階には耳が悪い老人と腰痛持ちの老人が2人。
でも2人とも2階に上がった事もなかった。
その亡くなった男性の存在すら知らなかったんですよ。
知り合いはゼロ?今のところ交友関係は不明です。
勤め先は?わかりません。
なんで調べてないの!?八つ当たりしないでくださいよ。
司法解剖の結果事件性なしって出たんですよ。
現場からも身元につながるものは何も出なかったんです。
官報に「行旅死亡人」で載っけます。
それで反応を待つしか。
我々の仕事はジ・エンドです。
私は調べるわよ。
やめたほうがいいですよ。
都会で誰にも看取られずに独りで静かにひっそりと死んでいく…。
死んでも誰にも気づかれずに放置されたまんま…。
まあそれも一つの人生ですよ。
そうですかねぇ…。
そんな人生あってたまるもんですか。
うーんしかし自分の上等のスーツをホトケさんにかけてやる気があるんだったらもう少し早く知らせてくれてもよかったのにな…。
何それ?スーツ?あれ言いませんでしたっけ?小堀アパートの遺体に自分のスーツの上着をかけてやってたんですよ。
初耳。
えっ?小堀は上着を遺体にかけた…。
(小堀)何か用ですか?私はもう話す事は全部話しましたよ。
一言お礼が言いたくて。
あなたのおかげで1人の老人を無事に弔う事ができました。
あれからずーっと余計な事しなけりゃよかったと悔いてた。
えっ?あんな奴あのまま朽ち果てればよかったんだ。
誰にも看取られずに死んで死んでもほったらかしで葬られず体を焼かれても骨を拾ってくれる人はない。
だったらいっそあのボロアパートと一緒に朽ち果てたほうが…。
でも小堀さんは教えてくれた。
どうして?さあね…。
アパートの遺体に小堀さんのスーツがかけられていたと聞きました。
「朽ち果てろ」って言うんだったらどうして自分の高価なスーツを…?なんであんなバカな事をしたのか…。
もしかしたら知り合い?違いますよ!知りませんよ!あんな奴…。
「しあわせは歩いてこない」「だから歩いてゆくんだね」知ってるでしょう?古臭い歌。
『三百六十五歩のマーチ』。
あいついつも公園で歌ってた。
やっぱり知ってたんですねあの男性の事を。
(小堀の声)あの大阪万博の帽子を見て何度か会ってたのを思い出した。
(小堀の声)社員研修でうちのスクールを使ってくれるお得意さんのゴルフ好きの社長をよく迎えに行った。

(男)「しあわせは歩いてこない」「だから歩いてゆくんだね」
(小堀の声)その社長の家の前の公園にあいつが…。
あの時代遅れの帽子と時代遅れの歌を私は軽蔑した。
自分は絶対あんな情けない末路をたどるまいたどってたまるか。
いつも強く言い聞かせてた。
だからあの時…。

(小堀の声)おそらくあいつを哀れんで…。
だからあんな真似を…。
そうかしら…?うまく言えないけど違うような気がする。
別に…どうでもいいよもう。

(ため息)
(金子つた江)あ…よいしょ…。
持ちましょう。
これがなあの部屋にあった一切合切。
見せてもらっても…?ガラクタばっかりやで。
ああ…。
(つた江)うちのアパート近所ではな幽霊屋敷やジジ捨て山やて有名らしいわ。
壊して更地で売っ払いたいんやけどなまだ2人住んではるし不人情な事もできへんしな。
あの…205号室の男性の事は何も…?名前も?だいたいあのアパートは死んだお父ちゃんが全部やってたんやし。
お父ちゃんが死んであとは私がそれを引き継いだだけやし。
家賃キチンキチンと届けてくれてはったら名前なんかどうかてな…。
あっ…。
これ…。
「辻本千吉」…。
あのこれ…。
ああそれなぁ押し入れの奥に埃かぶって落ちとったんや。
この人205号室の人ですよね?うーん…。
ちょっと待ってな。
はい。
ああそうや。
けどだいぶ前やな。
若いな。
すいません。
ラジカセあります?あっあれや。
使うて。
あっお借りします。
あら私イヤやわ。
お茶も出さんと。
あごめんな。
すぐにな。
どうぞお構いなく。

(辻本千吉)「しあわせは歩いてこない」「だから歩いてゆくんだね」「一日一歩三日で三歩」「三歩進んで二歩さがる」すいません。
私京都地検の鶴丸と申しますけども総務の方にちょっとお伺いした事があって。
総務課ですね?はい。
お願いします。
今日いらしてると思いますからご案内します。
ありがとうございます。
もうすいぶん昔の事になりますんでね。
検事遅いな。
あっおはよう!どうしたんですか?検事。
いやバスがね30台の玉突き事故に巻き込まれちゃって…。
言い訳はあと。
先に副部長室へ。
お呼びです。
あやちゃん太田事務官の直訴は聞いたが私の関心は君を叱責する事じゃない。
今君を夢中にさせているのがなんなのか知りたくて…。
先日アパートで亡くなっていた辻本千吉さんという男性について…。
名前わかったのか?あ…。
部屋に残ってました。
石光化学工業に期間工として60歳まで働いていた事がわかりました。
そうか…よかった。
彼の名前も人生の痕跡もやっと知れたってわけだな。
それがそうでもなくて…。
工場の記録に確かに辻本千吉の名前は残っていました。
でも古株の社員の方同じ期間工だった方何人かに問い合わせても誰も記憶がなくて…。
記録にはあるが記憶にはないか…。
悲しいです。
ああ…。
(鐘の音)ご住職!代わってもらえませんか?
(成増清一)存分に。
(鐘の音)この行旅死亡人の名前がやっとわかったってわけだ。
鶴丸検事の執念実るだな。
孤独に死んだ老人の最晩年を調べ上げたってわけだ。
辻本さんは亡くなる直前まで働いてた。
近所の便利屋が仕事を手伝わせてたらしいの。
日当4000円でドブさらいとか汚物処理とか空き缶拾いとか自分がやりたくない汚れ仕事を辻本さんに振ってた。
へぇ〜年取ってまで大変だな。
うん。
その便利屋の仕事で稼いだお金でもうギリギリの最低限の生活を送ってできる限り貯金してた。
貯金…?へぇ〜。
じゃあ貯めたお金は…。
あれ?まさか女…?女じゃなくてお寺。
お寺?お寺って…うちみたいな?そう。
成増さんに聞きたいのよ。
このお寺を菩提寺にしているお年寄りで毎年決まって供養料を送ってくる人っている?ああいるよ。
たくさんいるよ。
毎年決まった日にお参りして手渡してくれたり京都離れて遠くに住んでる人はまああのほら…現金書留あれで毎年キチンキチンとね…。
まあこれがまたね驚くほど律儀なんだよ。
うん。
辻本さんもそのクチだったみたい。
でじゃあ田舎わかったの?うん四国。
香川は丸亀。
ねぇ成増さん。
あなた暇でしょう?おいおいおい…。
あのね行って確認取ってきてほしいの。
ね?私は残念ながらうちの小うるさい男小姑の監視がきつくてもう身動きとれないのよ。
あのちょっと俺だってねいろいろ忙しいんだよ。
成増さんこれ聞く?何?辻本さんの肉声が入ってるの。
歌ってる。
な…何を?
(辻本)「しあわせは歩いてこない」「だから歩いてゆくんだね」「一日一歩…」「行旅死亡人」「本籍・氏名不詳」「推定年齢60〜80歳性別男性」「身長167センチ体格中肉」「茶色長ズボン肌色長袖下着腕時計白色パンツ着用」「所持品は現金5242円」
(辻本)「きれいな花が咲くでしょう」「腕を振って足をあげてワン・ツーワン・ツー」「休まないで歩け」「しあわせの隣りにいても」「わからない日もあるんだね」「一年三百六十五日一歩違いでにがしても」「御遺体は火葬に付し遺骨は京都市営墓苑に保管してあります」「お心当たりの方は京都市役所福祉課まで申し出てください」
(辻本)「千里の道も一歩から」「はじまることを信じよう」「腕を振って足をあげてワン・ツーワン・ツー」「休まないで歩け」「ソレワン・ツーワン・ツーワン・ツーワン・ツー」今日で私の取り調べは終わります。
起訴の手続きをします。
最後に何か言いたい事はありますか?いえ特には…。
では私のほうから一つだけ。
例のアパートで亡くなっていた人の事が少しだけわかりました。
あなたに聞いてもらいたい。
名前は辻本千吉さん。
昭和14年2月23日生まれ。
したがって享年72になります。
出身は香川県丸亀市。
地元の高校を卒業して大阪へ。
職をいくつか転々としたのち昭和49年京都市南区の石光化学工業株式会社期間工として採用され以後断続的に25年間働き続けた。
退職後アルバイトをしていたが…。
ちょっと待ってください。
今の話誰が調べたんですか?鶴丸検事です。
山積する他の仕事を犠牲にして東奔西走…。
犠牲になんかしてませんよ。
仕事の時間を上手にやりくりして。
続けても?辻本さんはアルバイトで得たお金を少しずつ貯め故郷丸亀の辻本家の菩提寺明雲寺へ両親先祖代々の供養のため毎年1月に欠かさずまとまったお金を送り続けていました。
そのため死の直前まで人が嫌がる仕事を進んで引き受け供養料のお金をせっせと貯め自身は爪に火をともすような生活を…。
その方は…故郷に親戚とか知り合いは?いないようです誰も。
はあ…うちと同じだ。
おそらく墓も荒れ放題で…。
あなたにどうしても知ってほしかった。
辻本さんの人生の一端を…。
人一人にはそれぞれかけがえのない生活があり誰にも譲れない強い思いがあったって事を…。
その死や生は決して簡単に一言では…。
検事さんありがとうございました。
あなたがここまで亡くなった方の事を調べるとは私は思いもしなかった。
辻本さんに代わってお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
小堀さん…。
あっ頭上げてください。
私は自分自身が納得したくて調べただけで…。
検事さん私からも一つお話が…。
はい。
検事さんから違うと言われてあれからずーっと考えてました。
あの時なぜ遺体に上着をかけたのか…。
わかりましたか?あの時彼が私で…私が彼だと直感したんだと…。
会社を失い…妻子や友人もとうの昔に失い…何もかもなくなった自分も近い将来あんなふうにこたつで死んでてもおかしくないんだと…あの時…。
未来の自分がそこにいたと…。
でも私にはとても辻本さんの真似はできません。
お墓のためにコツコツお金を貯めるなんて…。
えらいな辻本さん…。
えらいですねぇ。
副部長!あやちゃん。
あっ…。
小堀育男が逃走したって本当ですか?裁判所で職員が不用意に手錠を外したそうだ。
その隙をついて…。
数人ケガ人も出たらしい。
また罪を重ねるなんて…。
逃げてなんの得がある?何かやり残した事でも…?…わかりません。
あっもしかしたら…。
ハズレか…。
結構お掃除のやりがいがありそうですよ。
あと私がやります。
あっすいません。
はい。
ご迷惑おかけしました。
行きましょう。
付き添います。
あの…検事さん。
お願いできますか。
1本は辻本さんに。
1本は…美香に。
任せてください。
必ずお参りに行きます。
ありがとうございます。

(りん)前に話したでしょう?東京のサークルの先輩の事。
ああ…あっちで就職した?うん。
昨日メールもらって誘われて嫌々会社の飲み会に参加したら友達が一気に増えたって。
へぇ〜お酒の力は恐ろしい。
先輩「一歩と言わず半歩踏み出す勇気が大事だよ」…ってメールくれた。
ねぇりん。
あんたも京都や私や章ちゃんに縛られてないで自分で縄を解いて大きく羽ばたく事が大事。
まあお母さんたちはちょっと寂しいけどでもそれがりんにとっては一番いいと思う。
うん。
なんか就活に展望開けてきた。
え〜?まあどこも決まんなくてもいい子にして親のスネかじってれば当分生きていけるし。
あらちょっと甘えないでよ。
早く出ていかないと承知しないわよ。
え〜!?ほんとよ。
2015/06/11(木) 09:55〜10:53
ABCテレビ1
[新]京都地検の女7[再][字]

「殺人逃亡犯は見た!!すれ違う二つの人生」

詳細情報
◇番組内容
名取裕子主演▽“主婦の勘”を武器に難事件に立ち向かう女性検事・鶴丸あやの活躍を描く検察ミステリー第7弾!心に響く深い人間ドラマを京都情緒たっぷりにお届けします!
◇出演者
名取裕子、寺島進、益岡徹、渡辺いっけい、蟹江敬三 ほか

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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