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【韓国MERS感染】専門家、日本上陸警戒「封じ込め容易でない」 感染拡大は韓国特有の医療習慣が関与か

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【韓国MERS感染】
専門家、日本上陸警戒「封じ込め容易でない」 感染拡大は韓国特有の医療習慣が関与か

韓国から到着した入国者らに注意を呼び掛けるチラシを配布する関西空港検疫所の職員=12日

 韓国での中東呼吸器症候群(MERS)の感染拡大に、日本の専門家からも、複数の医療機関を訪れるなど韓国特有の医療習慣が大きく関与したとの指摘がある。依然として終息が見えていないことから、日本にウイルスが入ってくる可能性は決して低くはないと警戒する声も出ている。

 韓国では13日、患者を搬送した救急車の運転手への4次感染が確認された。国立感染症研究所の松山州徳室長は「医療関係者であり、市中に感染が広がっているわけではない」と指摘する。今後は「感染者は多いが、しっかりと隔離をして健康観察をすることが大事だ」と話す。

 東北大の賀来満夫教授(感染症学)は、感染拡大が続いていることから「封じ込めは必ずしも容易ではないという印象だ」と述べ、「日本でもより慎重に意識を高めて感染対策をやらないと、韓国の二の舞いになる可能性がある」と警鐘を鳴らした。

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