ブラック企業の実名ネット公開 「投稿のまま掲載」するサイトが始動

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   パワハラやセクハラ、残業代の未払いに過酷な長時間労働、派遣労働者やパート・アルバイトへのいじめ、偽装請負などと労働法規を守らない、悪質な「ブラック企業」がなかなかなくならない。

   そうしたなか、ブラック企業の実名掲載もいとわない、ブラック企業を徹底検証するWebサイト、「ブラック企業 ~ブラック企業を見極めろ!~」がプレオープン。インターネットでは寄せられた体験談がさっそく話題になっている。

  • ブラック企業が実名入りで掲載される!(画像は、ブラック企業を徹底検証する資料サイト「ブラック企業を見極めろ!」)
    ブラック企業が実名入りで掲載される!(画像は、ブラック企業を徹底検証する資料サイト「ブラック企業を見極めろ!」)

「ブラック企業の体験談」も掲載

   「ブラック企業 ~ブラック企業を見極めろ!~」を運営するのはWeb staff。転職者のホンネを探る転職情報サイト「天職ぱんだ」の姉妹サイトとして、その名のとおり、ブラック企業にかかわる専門用語や情報に特化した「資料サイト」として2015年6月5日にプレオープンした。

   その目玉は、「ブラック企業の体験談」。ブラック企業の排除に向けては、政府も「ブラック企業は実名を公表する」という方針を打ち出しているところだが、一般から募集する、この体験談もブラック企業を実名で掲載する。

   すでに寄せられた体験談には、

「飲食はブラックになりやすいってなんで!?」
「新卒で入社した企業がブラック企業でした」
「ハローワークはブラック企業の求人が多いのか?」

といったタイトルが並び、中には「ワンオペ」で揺れた牛丼チェーン大手を名指しした投稿もあった。

   Web staffの担当者は、「事実を追求するため、投稿された記事には誤字や企業名、また中には主観的なコラムのような投稿もあると思いますが、一切修正を加えずに掲載するということにチャレンジします」と話す。企業名の掲載については「あくまで投稿者の常識の範疇であると考えています」と、予想される企業からの「圧力」にも受けて立つ覚悟で臨む。

   半面、「企業の言い分も受けとめます。投稿が寄せられた時点で、あきらかに企業を陥れようという内容は認めません」という。同社としては「ホンネを語ってもらえる」、投稿しやすい環境を整えたいようだ。

   こうしたことから、同社には早くも

「よくやってくれた!」

といった応援の声や、

「(企業に)つぶされないように・・・」

といった、サイトの運営を心配する声が寄せられている。

エージェント次第で、活躍の場は世界に広がる

   エグゼクティブクラスの求人はほぼ公表されない。しかし、優秀な人材を発掘し、活躍の場を広げてくれるエージェントは実在する。年収が400万円アップし...続きを読む

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    2015/6/1更新