重要なお知らせ
当コーナー「MT4インディケーターバンク」は2015年6月一杯で終了し、削除させていただきます。欲しいインストーラーがある方は、当コーナーが終了する前に早めにダウンロードしていただきますよう、お願いいたします。
詳しいことは以下の記事をご覧ください。
「MT4インディケーターバンク」、コーナー終了のお知らせ
メタトレーダー(MT4)では、標準で最初から装備されているインディケーター(テクニカル指標)以外にも、新たに作成したインディケーターを入れて、表示させることができます。これがカスタム・インディケーターです。
今回から始まったこの「MT4インディケーターバンク」のコーナーでは、メタトレーダー先生こと、しろふくろう氏が毎回、トレードの役に立つ、魅力的なカスタム・インディケーターをご紹介します。
取り上げたカスタム・インディケーターの意味や使い方を解説し、さらにはインストーラーまで提供します。インストーラーがあれば、カスタム・インディケーターを簡単にインストールすることができます。
ぜひ、この「MT4インディケーターバンク」をみなさんのトレードにお役立てください(ザイFX!編集部)。
こんにちは、しろふくろうです!
当コーナー「MT4インディケーターバンク」では、しろふくろうオススメのカスタム・インディケーターを週1回ご紹介していく予定ですので、みなさん、よろしくお願いいたします。
最初にご紹介する、しろふくろうオススメのインディケーターは「MACD2」です。
■MACDとは?
MACDは“Moving Average Convergence Divergence Trading Method”の略で、2つの期間の移動平均の差を利用したトレンドフォロー型のテクニカル指標です。
2つの異なる移動平均線の差を使ってトレーディングに活用するのですが、差が拡がっている時はトレンドが発生、縮まっている時はトレンドが収束していると判断します。
少しわかりにくいのですが、「MACDというテクニカル指標全体」は通常、「MACD」と「シグナル」という2つの数値から構成されています。つまり、「テクニカル指標全体を指す広い意味のMACD」と「テクニカル指標の1つの部品である狭い意味のMACD」があるのです。
そして、狭い意味のMACD値の計算は、短期のEMA(指数平滑移動平均)と長期のEMAを求めた後に、次の式で求めます。
MACD=短期EMA-長期EMA
教科書的には短期=12期間、長期=26期間を使うことが多いです。
次に、「シグナル」と言って、このMACDをさらに移動平均化したものも計算します。
こちらは単純平均を使っていることが多く、期間は9期間が一般的です。
一般的な売買サインは単純にMACDとシグナルのゴールデンクロス、デッドクロスが有効とされています。
つまり、MACDの方がシグナルより早く動くので、MACDがシグナルを下から上へブレイクした時を“買いサイン”、その反対を“売りサイン”とするのです。
■MACD2とは?
通常、MACDもシグナルも何らかのラインで表示されることが多いのですが、メタトレーダー(MT4)に標準でインストールされているものは、シグナルが実線、MACDが「ヒストグラム」で表示されています。
しかし、今回ご紹介するMACD2は、シグナルとMACDがともに実線で表示され、その2本の線の差がヒストグラムで表示されるようになっているのです。
つまり、ヒストグラムがゼロより上の時は強気、下の時は弱気という判断が一目ででき、ヒストグラムがマイナス圏からプラス圏に移行する時に買い、逆の時に売りのエントリーという見方ができます。
なお、実際にMACD2のチャートをすぐに使えるよう、インストーラーを作成し、みなさんのメタトレーダー(MT4)上で簡単に再現できるようにしました。
ぜひ、みなさんのメタトレーダー(MT4)にインストールして、ご活用ください。
(次ページでは、MACD2の見方・使い方をさらに詳しく解説!)